40から(考察)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
をあなたはどのようにカウントしますか?
4は "し"ですか?
それとも"よん"ですか?
私は幼少期に1-10を数える時は
(いち) (に) (さん)
"し"
とカウントするように先生から教育されました。
しかし、10から1をカウントダウンするときは
10 9 8 7 6 5 4 3 2 1
4が"よん"と数えますよね。
仮に4を"し"と数えるとかなり違和感を感じます。
じゅう きゅう はち なな ろく
ご し さん に いち
このように4を”し”とカウントすると
まるで間違った数え方をしているかのように感じてしまいます。
果たして、これは間違いなのか?
そもそも私たちは日常生活を送る上で4を"し"と数えることはあるのでしょうか?
それを今回は江戸川コナンになったつもりで推理し、そして調べてみました。
基本的に私たちは個数を数える時は
「よんこ」「よんまい」「よっつ」
などと数えます。
「しこ」「しまい」「しっつ」
とは数えません。
また、お店で買い物をした時にレジにて
店員さんに4000円を「しせんえんでーす」
なんて言われたら"What a fu*k"となってしまいますよね。
しかし、四月(しがつ)や四国(しこく)などのように
”し”と発音する言葉も少数存在します。
考えてみると、案外”し”と発音する機会はあり、
例えば、掛け算をする時は4を「し」と
いいますよね。
2×4=8(にしがはち )
4×1=4(しいちがし)
4×4=16(ししじゅうろく)
9×4=56(くしごじゅうろく)
なるほど。掛け算をするときは
"よん"と発音するのではなく
"し"と数えた方が舌が回りやすいし、わずかではあるものの、
早く計算することができるような気がする。
幼少期に4を”し”とは数えず”よん”だけの数え方を教育してしまうと
掛け算を習得する際、子供たちは混乱しざる負えない。
そんなとき、私たち大人は理由を説明するのが困難であり、
そしてそのような状況を作るのを避けたいがために、
4は”し”と数えるよう教育されるのだろう。
幼少期にその疑問にたいして尋ねてくる子供達もいると思いますが、脳が活性化された後よりも上手く誤魔化すことが容易である。
そうか、これは大人の都合であったのか。
なんだeasyで残酷なテーマだったな。
真実はいつもひとつ!!!
すっきりした!!
というように勝手に自己解決するのではなく、ちゃんと調べてみましょう。
ということで調べてまとめてみました。
まず初めに
『よ』というのは
・よ(四)
・よ(終助)
に大きく分けることができます。
よ(四)
これは、音読みの場合:シ
訓読みの場合:よ、よつ、よっつ、よん
四(よ)の主な例
四時(よじ)
四(よつ)の主な例
四葉のクローバー(よつば)
四(よっつ)の主な例
四つ(よっつ)、四つん這い(よつんばい)
四(よん)の主な例
四(よん):四万(よんまん)、四倍(よんばい)
よ(終助)
これは
”意志、感情や判断などを相手に対して強く押し付けようとする気持ち”
である。
(例)早くしろ(よ)、行こう(よ)、元気か(よ)
*文末や文節末に置くことば
新明解国語辞典によると
goo辞書によると
四は複数読み方があり、使い方も異なりますね。
これは多くの方が既に理解し日常茶飯事、使用している言葉であると思います。
しかし、よ(終助)は普段使う言葉であっても、深く考えることは
少ないかなと思います。
時たま、挨拶をするときに『よっ!』と挨拶をする人がいますが、
これはひょっとしたら、よ(終助)の意味からきているものではないのだろうか?ということ。
この挨拶の仕方は男性によくみられる。上記に書いてあるとおり、
新明解国語辞典によると
一般に『かよ』『だよ』は男性が使う傾向が高いため
歴史的に、男性が挨拶をするときに
『元気かよ!』が
元気かよ→かよ→よ
と変換され、
『よー』『よっ』『よう!!』
などバリエーション豊かに変わっていったのでしょうか。
または英語の『Hey YO』のYOから来たもの
なのでしょうか?
ちなみにこのYOは
Cambridge Dictionaryによると
簡単に翻訳すると、”知り合いなどの間でする挨拶に使われもの”。
Dictionary.comによると
”誰かの注意や注目を引きつけるための叫び声や突然の声に使われる”
この二つの意味をうまい具合に組み合わせると、”知り合い間での挨拶間で注目を引きつけるために使われるもの”とまとめることができます。
もしかしたら、現在よく耳にする”よっ”という挨拶は
元気か(よ)の修縮語、または英語のHey (Yo)から来ているのかもしれない。
話が脱線してしまいましたが、
一言で私の疑問である、4を『し』と数を数えたりする必要がないのではないかという疑問としとよんをうまい具合に使いこなすのは難しいとう悩みを少しだけ解決してくれそうな回答がありました。
なるほど。確かに”し”は”死”をイメージしてしまう。
なんとなくしとよんを上手く使い分ける理由はわかったが
結局、数字を1−10で数えるときに4は『し』で
10−1をカウントダウンするときは4を『よん』と数える理由は
最後までわかりませんでした。
しかし、この疑問を解決するために深く考えたり、リサーチすることで、
新しい何かを得れたかなと思います。
言葉について深く考えること、知ることはとても面白いものですね。
私は普段からいろんなことに対して疑問や興味を持って生きていますが
ここ半年は”言葉”に対しては更に興味が強くなっている気がします。
影響されたのは間違いなく
ポッドキャストやAudibleにて無料で聞くことができる
”ゆる言語ラジオ”であると思います。
日本語や言葉についてロジカルにわかりやすく、そして面白くお話しされています。なんとなくクリックして彼らのラジオを聞いたら、面白すぎて、そこから毎エピソード楽しく聴いてます。
ポッドキャストやAudibleは歩きながらも公共交通機関に乗っているときも料理している時も、いつ何時聞くことができるので、本当に素晴らしいプラットフォームですよね。
そんなラジオDJの二人から出版された本も気になります。
”言語沼”
なぜ人は『えーっと』『あのー』と発してしまうのか、などの普段私たちがなんとなくしてしまう発言や癖などの疑問や今後、友人や会社で役に立つような内容が書かれている本っぽいですね。
また、言語学者による本”フリースタイル言語学”もとっても気になります。
この川原さんはゆる言語ラジオにゲストとして参加され
とても興味深いお話をたくさんされていました。
言葉って深い(ふかい)なあ。そして不快(ふかい)な時もあるなあ。
最後までご拝読ありがとうございました。
私の疑問である数字のカウント時の4の疑問が分かる方は
ぜひコメント欄にて教えてください。
最後にどうでもいいことを。
実は今回のnoteは私のだいすきな野鳥である
"しじゅうから"について書き留めようと思い、タイトルに"しじゅうから"と
タイピングしたら"40から"と変換され、その流れに乗って4についての謎が頭から離れず、気付いたらそれについて書き留めていました。ちなみシジュウカラは四十雀と漢字を書きます。シジュウカラさんよ。ごめんよ。あなた達の美しさをnoteするはずだったのに数字について書いてたよ。。またね。
Thank you for reading my note!
Have a good day.
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