#赤裸々アメリカ留学日記5
留学先である
アメリカ・オレゴン州・ユージンの
空港へ無事到着した私は
どでかいキャリー2つを取りにいくために荷物受け取り場所へ向かう。
アメリカという地に着いてから、
気分が良くなり、自己肯定感が高くなったのか、
少し堂々とした様な歩き方になった。
堂々としているようで違和感があるような歩き方をしていると私の名前が書かれたボードを持ったアジア人女性を見つけた。
学校のスタッフが空港へお迎えにきてくれ、自分の名前のボードを持った人を探さなければならないことは
事前に知らされていたのでそう驚かなかった。
しかし、私は勝手に自分の頭の中で
アメリカ人が迎えに来ると勘違いをしていたため驚いた。
(アメリカ人=白人か黒人
という誤った固定観念を当時持っていた)
それと同時に彼女がアジア人であるかは分かるが、どう話しかけたらいいか分からず、
『Hi』
と言いながら彼女に近づいた。
すると彼女の口から
『Welcome to Eugene』
『ようこそユージンへ!』
と日本語と英語の2言語で
ウェルカムされた。
『え!日本人ですか!?』と
少しオーバー気味に驚きながら
リアクションすると
丁寧に自己紹介をしてくれた。
どうやら、この学校には
アメリカ国外から来る生徒たちを支援してくれる
International Programという場があり、
彼女はそのプログラムの一員でありmentorというポジションを務めていた。
このプログラムのmentorは
私のように国外から
新しく学校に入ってくる生徒たちのお世話係をする人達のことであった。
彼女と空港からこれから暮らす寮に着くまでの車中で
あれこれお話をした。
私は初対面の人に対して、
ぺちゃくちゃと長々話してしまう癖
があったので、おそらく彼女が引いてしまうくらい自分の話を
一方的にしてしまったと思う。
無事、寮へ到着。
到着した時は既に夕方を過ぎており、外は真っ暗であった。
そのため、寮付近の風景や建物の外観を見ることはできなかった。
受付へ行き、名前を伝え鍵を貰う。
私がこれから暮らす部屋は402号室らしい。
空港まで迎えにきてくれた
日本人の女性が
『402号室は4つ個人部屋があって、もうすでに2人の日本人が住んでいるよ。その2人はサッカー留学のためにここにいて、今は日本に一時帰国をしているから学校が始まる1月頭までは
こっちに帰ってこないと思うよ』と
教えてくれた。
ということはしばらく一人暮らしを
するのか。
寂しいなと思う気持ちと異国に来てまで、日本人と一緒に暮らすことに
少し違和感を感じた。
空港から寮に向かう道中、この学校は割りかし日本人が多いことは
聞いていたし、日本人同士のトラブルがとても多いことも聞いていた。
ワタシ、アメリカにイルンダヨネ?
アメリカという異国にいるのに同国の人と揉めるほど
馬鹿らしいことは絶対に避けたいなと思いながらも
ルームメイトが日本人であるため
少し不安になった。
一方で安心したこともある。
それは個人部屋があるということ。
ワタシはこれから自分が暮らす寮について一切調べてこずに来てしまったのだ。
それも頭の中でこんな風に浮かべていた。
"一つの部屋に他の誰かと暮らし、
個人部屋などなく、寝るときは財布やパスポートなどを盗まれないよう抱きしめて寝なければならない"
おそらく海外物の映画でそういったシーンを見たのだろう。
なにを行うにしても、調べてから行動に移す人が多い時代の中で
わたしは事前に調べることが少ない。
先がわからない方が面白いとか思うタイプだからだ。
しかし、調べてなさすぎるのも良くない。
今回の場合、自分が想像していた
ビジョンより良いものであったため
ある意味、何も調べずにいたのは良かったのかもしれない。
(変なところポジティブ思考)
部屋の鍵がしっかり閉まっていることを2度確認し、
落ちたら背骨が折れるだろうと思うくらい高さがある柵なしベッドで眠りについた。
翌日、ワタシと同時期に入学をする
人達(インターナショナル)と
顔を合わせる。
日本人はワタシを含め3人。
インターナショナルプログラムの
スタッフリーダーであるBethから
これからのアメリカ現地での生活などの説明を受けた。
(何を言っているかさっぱりわからなかった)
そして、夜、Bethと新入生のみんなでタイレストラン•Ta Ra Rinへ行った。
タイ料理へ向かう道中、街の景色を楽しみながら歩いていると
Bethがワタシの元へ来た。
英語力ゼロであるわたしは少し焦る。
(理解できるかなあ)
するとBethが
『どう?アメリカ!!』
と日本語で話しかけてきた。
実はBethは日本に住んでいた経験があり日本語が流暢だったのだ。
ワタシはびっくりして
『え!!日本語!!!』
とリアクションはアメリカン、
言葉はジャパニーズでレスポンスした。
そこからタイレストランに着くまで、Bethといろんなお話をした。
『ついたよ!!』
そう言われ、レストランの建物を見ると、壁に大きく描かれている一人の男性の絵が目に入る。
Bethに『誰かわかるこの人?』
と尋ねられ、ワタシは素直に
『わからない』と答えた。
『彼はMartin Luther King Jrだよ!
あとで調べてみな』
そう言われた。
タイレストランではFried Rice(チャーハン)を食べた。
全員が食べ終わると、
Bethが"今日はワタシの奢りよ!"
と太っ腹を見せてくれ、Bethにご馳走になった。
その後、部屋に戻り、ゆっくりした後ランニングへ出かけた。
外は暗く、あまり街並みをはっきりと見ることはできなかったが、
目にインプットされる情報は全て新しく、最高に楽しかった。
ランニングハイとはこういうことか
と勘違いしながら夜のユージーンの街を走る。
最高にランニングを楽しんでいた後半に他ランナーが前からやってくる。
背が高い男性であった。
彼はすれ違いざまに
『Yay』
と言いながら
ワタシにハイタッチを求めてきた。
つかさず、ワタシは彼に
スラムダンクの桜木花道と流川楓ばりの熱いハイタッチを交わし、
『アメリカ最高かよ』と呟きながら残り1kmを走り終えた。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
約4年ものアメリカ留学+就職の日記をこのスローペースで書くと、名探偵コナンばりに長くなりそうで、すこし焦ってきました。
しかし、毎度読んでくださる方、チラ見で見てくれる方も、みんなみんな
みなさまみなさま本当にいつもありがとうございます。
これからも更新し続けますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは次回の
#赤裸々アメリカ留学日記
6でお会いしましょう!!
Thank you for reading!
See you next time:-)
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