弦月藤士郎の演技がとにかく好きなのでみんな吸ってくれという記事

タイトル通りの話しかしてません。
ただ推しの演技が好きな気持ちを書き散らして布教に繋げたいだけの記事となります。宜しくどうぞ。


2021/9/5に開催された、第7回にじさんじ声劇同好会。

元々弦月は第6回の声劇同好会に参加予定だったものの、活動休止期間と被ってしまったため参加を辞退しており、今回めでたくリベンジを果たす形になりました。第6回以前から裏で台本の読み合わせを手伝っていたようで、本人としても悲願の参加だった模様。

弦月自身は「めちゃめちゃ演技苦手」と話しているものの、いやもう、本当に素晴らしかった……出せる声の幅がえげつなく広いのに加えて、雰囲気の作り方とか、なんていうんだろう、胸の内に秘めたはずの感情がそれでも尚隠しきれずに滲んでしまっているみたいな、繊細なニュアンスの演技が特に好きなんですよね。
個人的に弦月は非常に豊かで繊細な感性を持っている方だなと思っていて、その感性でもって演じられる声の細かいニュアンスというか、事象や感情に対する解像度の高さやそうやって受け止めたものの声色への乗せ方が好きだなと。
それでいて彼は座右の銘として「ネタに本気で」を掲げるような御人なので(弦月のチャンネルの概要欄参照)、コミカルな方面でも本気で振り切った演技をしてくれるのが堪らない。

そういう意味で、個人的には第7回声劇同好会で弦月が演じた役柄の中だと「5人の殺人鬼と1人の少女」の殺人鬼グループのリーダー・エリックと「マジカルプリンセス、召喚!」の小道具担当瓶底眼鏡くんが特に刺さったのだけど、他の台本の演技も甲乙付けがたいぐらい良かったし、そもそも弦月以外のライバーさんも全員マジで演技が上手すぎて、ハイレベルだなぁ……!!と感嘆しながら楽しく見てました。「神様の傘」、あのまま映画化してくれんか???

……さて、ここからが本題なのですが。
配信のコメントやtwitterで声劇同好会のタグを見ていてちらほら見受けられたのが、「弦月の演技を初めて見た」という声。

そう、弦月は声劇をはじめ声の演技を主とした活動を配信上では殆ど行っていないのと、何かやるにしてもそれこそ今回のように本人以外のチャンネルの配信で行うことが多いので、熱心に活動を追っている人や限定ボイスを購入している人じゃないと中々彼の演技に触れる機会がないんですよね。

でも私は弦月の演技が本当に好きなので、もっと知ってほしい……全人類彼の演技を聞いてくれ……!!!!!!!!

ということで、この記事を書くきっかけになった第7回声劇同好会以外で弦月が何かしらの演技をしている動画や配信を紹介していきます。配信に関しては全てコメント欄にタイムスタンプを記載している方がおられましたので(タイムスタンプニキネキマジでありがとう)、そちらを併用して頂けると手っ取り早く吸えるかなと思います。
なお私が把握している全ての動画や配信を紹介していますが、もし「おいこれ漏れてんぞ」というものがありましたら@very_tasukaruまでお寄せください(お題箱からだと助かります)。飛んで見に行ってひとしきり堪能したのち、本記事に追記いたします。

桜魔コミックアテレコ

弦月の同期ユニットであるVΔLZで行われた企画の動画で、twitterでリスナーから募集したVΔLZの二次創作漫画に本人たちが声やSEを当てて動画化しています。
2021年9月現在2本投稿されており、どちらともVΔLZの三人の日常がコミカルなノリで描かれた漫画が採用されているため、ライトなノリでサクッと見れます。動画時間も3~5分と超お手頃。
VΔLZのコラボ配信上でのイメージとほぼ相違ない姿を『演技』として摂取できるので、ボイスを買う程ではないけどどんな感じの演技をするのか気になるかも、ぐらいの人にもおすすめ。
個人的には、『コンビニ』は1:57~の雪玉ぶつけられておこな演技・『働き者』は1:06~の八百屋のくだりと2:18~の手料理褒められた嬉しさが滲んでる「とりあえず何か頼も?」が好き。
VΔLZにおける弦月は頼れる最年少としての側面が強く出ており(という勝手な印象)、素直というか可愛らしいというか、末っ子のような雰囲気を感じる演技が多く見られて思わずニッコニコになります。VΔLZてぇてぇ。

VΔLZステージ~幕間、現世にて~
(にじさんじ Anniversary Festival 2021)

(※VΔLZステージは4:15:23~)

2021年2月末に開催されたにじFes内の企画の1つであるVΔLZステージにドラマパートがあり、VΔLZの3人で演技を行っています。
こちらは桜魔コミックアテレコよりも有料販売のVΔLZコラボボイスの方に若干近い空気感というか、より『桜魔皇国というパラレルワールド的な世界に暮らしている』お三方の空気を感じることができます。
ただこちらはステージ企画であるためドラマパートだけではなく歌唱パートやバラエティ的なコーナーも挟まっており、声の演技だけを吸いに行くというよりは文化祭の催し物を見るような気持ちで楽しむのが良いのかなと思います。にじFes内の企画だしね。
演技とは全く関係ないのですがふわふわ時間の歌唱がメッチャ良かったので、是非通して楽しんでほしいところ。

すこやか放送第二十九回

健屋花那さん主催のラジオ「すこやか放送」に弦月がゲスト参加した回。
すこやか放送にはリスナーから募ったシチュエーションやセリフに基づいたリクエストボイスを読むコーナーがあり、弦月ゲスト回でのリクエストは「オネェキャラが悩み事を吹き飛ばす(※恋人にフラれたのを慰めてもらう)」「弦月デビュー時の健屋とのtwitterでのやり取り再現」「DV男のシチュ」という濃さ。
最後のDV男シチュボイスに関しては単体での切り抜きが作られており再生数もかなり伸びているので、もしかしたらそれだけ知っているという方も多いかもしれません。実際個人的にはDVボイスがマジで好きです。
演じる前には「DVがどんな感じかちょっとよく分かってないんだけども……」と零しつつ、それ故『どうしてDVに及んだのか』という解釈に重きを置いた、暴力を振るいながらもどこか此方へ縋ってきているような演技をお出ししてきているのがとても良い。
DV男のシチュと言われてパッとイメージしやすいのって、暴力に物を言わせて相手を強引に支配するような荒々しい演技だと思うんですよね。暴力を振るうことそのものが目的というか。そうではなくて、『暴力を手段として何を成したいのか』に着目したいわゆるヤンデレ風味の演技を出してきたのが、""ヘキ""に刺さるなぁ……としみじみ感じました。そりゃ健屋も(*°∀°)って顔するし良すぎてミュートする。
……とこのように褒めちぎったんですが、そうは言っても人を選ぶ題材なので、暴力的なそれが苦手な方はぜひ最初のオネェボイスだけでも聞いていってほしいです。マジでこう、「漫画やアニメに居そうなオネェキャラ」としての完成度が高すぎるので……。

いい夫婦の日だからフラれてみた

弦月と交友があり度々コラボ配信も行っている聖女れりあさんが、自身の誕生日に乗じて弦月を含む様々なVTuberさんに「聞き手をフってくれるボイス」をリクエストした上で、頂いたボイスを誕生日配信内で公開しておりました。
フってもらうにあたりそれぞれ個別でシチュエーションやセリフの指定が行われており、弦月は「バイト先の後輩」としてこっぴどくフッてくれます。
(※弦月本人としてフっているわけではなく、あくまで「弦月がそういったシチュエーションのセリフを読んだ」という内容です。元配信の概要欄もご参照下さい)

弦月のボイスを流した後にれりあさんの口から語られていた、

「人の気持ちとか、一回受け止めはするの。受け止めるんだけど、考えた結果『無理だわ』と思って、言った言葉に対してあんまり重みを感じてないって思うタイプ」
該当発言箇所

というイメージ通りで、もう、マジで此方を軽薄にフッてくる後輩としての演じ方が完璧すぎる。此方の気持ちを確認した後の笑い方といい、その後の嫌悪感の滲んだ声といい、的確に心が傷つくというか、じゅくじゅくと抉られるような辛さを感じるというか。
こちらをフってくれるボイスを聞きたがるような人がボイスを聞くことで得たいものってそういった類の『痛み』だと勝手に考えているので、これで大正解、100点満点中300点の演技だと思います。その痛みが心地良い。こんなフラレ方されたらもうこのバイト先行けねぇよ……バイト、辞めるか……………

ちなみにこちらの配信では弦月以外にも多数のVTuberさんがボイスを寄せており、弦月と同じにじさんじからは愛園愛美さん、えま★おうがすとさん、シスター・クレアさん、白雪巴さん、健屋花那さんも参加されています。
DVボイス同様人を選ぶ類のアレかとは思うので、大丈夫そうな方は是非。

にじさんじサイレン甲子園

モノマネ企画なので今までご紹介したものとは少し系統が変わってくるのですが、演技といえば演技なのでこちらもご紹介。

2020年・2021年の夏に開催された「にじさんじ甲子園」の前座として行われた企画で、2020年は個人で甲子園のサイレンのモノマネを行う・2021年は3人1組のチームを組んだ上でサイレン・応援・ウグイス嬢のいずれかのモノマネをチーム内での打ち合わせなしで行うという内容になっています。
弦月はどちらとも参加しており、2020年は才能の無駄遣い……もとい持てる才能を遺憾なく発揮したモノマネで月ノ美兎賞を受賞・2021年は受賞こそ逃したものの前年同様クオリティの高いモノマネを披露しています。両年ともにじ甲当日のAリーグ第一試合にて実際に弦月のモノマネが使用されていることからも、高い評価が伺えますね。

弦月は個人の雑談枠などでも、流れでちょくちょく有名人や他ライバーさん・アニメなどのキャラクターからゲームの効果音まで本当に様々なモノマネをやっているので、彼を長く追っていると何らかのモノマネを聞く機会が多々訪れるんですが、何をやらせても大体うまいというか、声質ゆえの似てる似てないは勿論あるもののどれも特徴や雰囲気をちゃんと掴んでるんですよね。耳が良いのに加えて、聞いて把握した特徴をそのまま自分の喉で出力できるだけの技術をお持ちなのだろうなと思います。好きです。
そういう意味でサイレン甲子園の弦月は2020年・2021年ともに、モノマネをするにあたって持てる才能を費やして「それっぽさ」を突き詰めきった真骨頂だと感じているので、是非聞いて「うわヤバ、本物じゃん」と草を生やしてほしいところ。

あと声の演技とは違う点になってしまうんですが、2020年の方のEDM、あれマジでズルいでしょ。見るたび笑う。何が来るか分かってても笑う。

限定ボイス+VΔLZコラボボイス

残念ながら無料で弦月の演技を吸えるものはここまでで全部なので、有料ではありますが各種ボイスについても紹介をば。

弦月は初の季節ボイスである『あめもようボイス2020』以降、ほぼ全ての季節ボイスに参加しています。
不参加の季節ボイスに関しては、同タイミングで販売している別の季節ボイスに必ず参加しているため、実質皆勤賞と言っても過言ではないでしょう(過言)。
いわゆる『ガチ恋向け』のボイスは出しておらず、どれも職場の同僚~親しい友人ぐらいの距離感で性別を問わず聞けます。
全てのボイスでEXを出しているため、気になったら試しにEXだけ買ってみるのもアリ。
また、コンセプトボイスに関してもデビュー以降に販売されたものには現状全て参加しています。

個人的な弦月のオススメボイスは、本人が台本を担当している『クリスマスボイス2020』・キービジュにも関わらずボイス主と結婚どころか恋愛すらしていない『ジューンブライドボイス2021』(※ウェディングプランナーとして接客してくれます)・ジュンブラボイス同様店員としての距離感で程よく優しく接してくれる『職業パロディボイス』です。
今後どこかのタイミングでそれぞれ再販されるかと思いますので、再販された際に是非。

(あと本当のことを言うと『誕生日ボイス2021』が弦月の全ボイスの中で一、ニを争うくらい好きなんですが、再販するとしても来年の弦月の誕生日になる上にそもそも再販があるかどうかすら分からないため、オススメからは省かせて頂きました。
少なくとも今年は『誕生日ボイス2020』が再販されなかった…………かなしい………………………………)

また、弦月はたびたびVΔLZとしてコラボボイスを出しています。本記事を書いている2021年9月6日現在第三弾まで出ており、第一弾のみ常設販売となっています。

第二弾と第三弾は期間限定での販売が終了済ですが、第一弾も最初は期間限定で販売されたのち再販時に常設となった経緯があるので、第二弾・第三弾も今後ワンチャン再販されるか常設販売になるかもしれないです。
というか常設になってくれ頼むえにから(懇願)

VΔLZコラボボイスに関しては第三弾の販売時に考察系の記事を書いたことがあるのですが、記事の性質上声の演技には触れられなかったためこの場で少し触れさせて頂くと、もう本当にね、推しの落ち着いたシリアスな声色が健康に良すぎる。
コラボボイスは桜魔コミックアテレコなどとは違って割とどの弾もシリアス寄りというか、VΔLZの三人(祓魔師・神の官吏・魔の研究者)がまっとうに任務をこなしていたり魔や神様絡みで中々大変なことになっていたりするボイスなので、必然的に話がやや重ためになってます。
それでいて最後は何だかんだ良い感じに話がまとまってハッピーエンドの空気で終わるので、重すぎるのが苦手な方も丁度いい塩梅で楽しめるのではないかなと思います。
ラストにちゃんと幸せになるという前提で供給される推しのお仕事ボイスや戦闘ボイスで健康にならないオタクは居ないので(クソデカ主語)マジで有難いですね。

これは軽いネタバレになるかもしれないんですが、術の詠唱が厨ニ心に刺さる格好良さなんですよね…………
あと第三弾で弦月が神と対話するシーン、神に対してガチガチの敬語を用いているので(神様相手だし当然ではあるんですが)、ソロ配信での砕けた話し方や先輩とのコラボでの柔らかい丁寧語とはまた違った空気感のお仕事モード弦月を摂取できてメチャクチャ健康に良いです。
まぁ当該シーンは内容的にゲロ重い箇所なので、正直聞いてて胃が捩じ切れそうになるんですが…………声の演技としてメッチャ好きです、というお話でした。

コラボボイス、どの弾もマジで素晴らしいので、興味が湧いた方は常設の第一弾から是非。

終わりに

この記事を書きながら紹介した動画や配信を随時見返してたんですが、やっぱ好きだな~~~~~!!!良いな~~~~~~!!!!という感想に終始しました。
演技とはちょっと違うかな……と思い紹介からは省いたんですが、弦月は一度だけ朗読配信を行っており、そちらも検討のために軽く聞き返して「良…………………」となっておりました。演技について色々書いてきましたが、なんだかんだ言って純粋に声が好きなのも大きいのかもしれないです。

弦月自身が声での演技に重きをおいた活動にすごく意欲的というわけでもないので、今後も「配信や動画で演技が見られたらメチャクチャラッキー、棚からぼた餅降ってきたわ」ぐらいの心持ちで活動を追っていきたいなと思ってはいるのですが、今後も弦月の様々な演技が浴びられたら嬉しいなぁ、そしたらオタク健康になりすぎてうっかり500年ぐらい生きちゃうかもな、という気持ちです。

とりあえず差し当たっては、第7回声劇同好会のアーカイブを何度でも見返そうかと思います。
まじで主催の鳴くんありがとう、本当にありがとう。圧倒的感謝。

(※21/09/21追記)
告知後すぐtwitterで反応してたんですが、折角なのでこちらでも。

オイオイオイ死んだわ(私が)
いよいよ鳴くんに足向けて寝られなくなってまいりました。また弦月を呼んでくれてありがとう鳴くん。今度スパチャ投げます。
弦月以外にも過去回で演技が好きだった人&演技聞いてみたいな~と思ってた人が揃い踏みで、今からメチャクチャ楽しみです。10月10日までは生きよう……何としてでも…………