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【スタッフの頭の中】「「人の事」に興味がある」が私のキャリアを導いてきた

スタッフの頭の中
very50のスタッフは様々なバックグラウンドをもっています。そんな多種多様なスタッフの頭の中をちょこっと覗いてみるためのコラムが「スタッフの頭の中」です。

第3回目は、very50の人事マネージャー兼理事で、very50を組織面で支えてくれている彩さんの頭の中になります。
現在はvery50で働きながら、大学院の博士課程で研究もしているとても面白いキャリアの彩さんの頭の中を早速見ていきましょう!

自己紹介
私は、大学院の修士課程でバングラデシュの社会開発について研究した後、ジョンソン・エンド・ジョンソンで9年間、人事の仕事に従事しました。現在は、very50で仕事をしながら、大学院の博士課程でインドネシアの社会開発について研究しています。

私がvery50で働く理由、そして、大学院の博士課程で研究する理由については、以下の記事をご覧ください。

▶ J&Jで9年間人事として働いた私が、博士号を目指しながらNPO法人で働く理由

▶ 博士論文に挑戦しようと決めた理由

目次
■ very50での体験
■ 「人の事に興味がある」
■ 目の前の人と向き合う

■ very50での体験
 2017年7月にvery50のスタッフとなってから、早くも3年半が経ちました。very50では、毎日のように新しいアイディアが湧き出し、物事が目まぐるしい勢いで進みます。年月があっという間に感じられて、気づけば3年半も経ったのか、と驚いてしまいます。
very50に入ってから、たくさんの貴重な体験をさせてもらいました。中でも、初めて高校生MoGの引率をしたときの体験は印象深いものがありました。詳しくは以下の記事をご覧ください。

▶ 「今まで見た成長の中で、最も振れ幅が大きい体験だった」キャリアチェンジのきっかけとなった社会人フェローシップ

 また、昨年12月3日に、認定NPO法人の取得が遂に実現したときは、これまで支援してくださったたくさんの方々の顔が頭に浮かび、言葉に表せないほどの達成感を味わうことができました。更に、スタッフ、インターン、プロボノの方々、MoG参加者の皆さん、社会人フェロー・大学生メンターの皆さん、先生方と、ともに積み重ねてきた体験や議論は数え切れないほど多く、また多岐に渡り、その一つ一つが、私に大切な学びと気付きを与えてくれました。思い返すほどに、very50の活動を通じて、たくさんの方々と共に歩んできたということを実感し、感謝の気持ちが募るばかりです。

■ 「人の事に興味がある」
 先日、ある方と話していたとき、「彩さんは、人の事に興味があるんですね」とコメントをいただきました。それで初めて、「あ、私って、人の事に興味があるんだな」と今更ながら気付かされました。私がこれまで「人事」としてキャリアを積んできたことを知っている方からすれば、そりゃ「人事」が専門なのだから「人の事」に興味があるでしょう、と思われるかもしれないですね。でも実は、これまで自分が「人事」に関心を持ってきたということを、「人の事に興味がある」という言葉で表したことが、案外なかったような気がするのです。
 「人の事に興味がある」ーーおそらく、これが私の核心です。新卒で前職に入社してから現在のvery50での活動に至るまで、一貫して人事を担当する中で、仕事をする時はいつも、組織の中の誰かと向き合ってきました。その姿は、やる気に満ち溢れた笑顔であったり、真剣な眼差しであったり、ときには悔し涙や、辛い表情だったこともありました。また、博士課程の研究では、農村の人々がゴミ問題に取り組む様子を調査する中で、人々が何を考え、語り、どんな行動を取るのか、その様子をひたすら眺め、活動に参加させてもらいながら考察をしています。仕事でも研究でも、何をするときにも、私の目の前には人がいて、その人々が発揮する様々なエネルギーに、心を動かされながら時を過ごしています。

■ 目の前の人と向き合う
 私の目の前にはいつも、情熱的で、個性的で、魅力的な人々が、次から次へと現れてくださいます。これは本当に有り難いことです。そして私は、出会った人々の素敵な姿に引き寄せられるようにして、ここまでの進路を形成してきました。
 人々から学び、気づかせてもらい、そしてその人のために、自分に何かできることがあるなら力になりたいと思い、次の一歩を踏み出す。そんな私の生き方について、何か明確なビジョンがあるのかと聞かれたら、あまりうまく答えられる自信は無いのですが、まぁ、これもまた、一つの人生ですよね。私はこれからも、自分の手足や五感の届く範囲で、目の前の人と向き合い、その人とのやりとりを大切にして生きていきたいと思います。それは仕事でも研究でも、またプライベートでも同じことです。それが、私の身の丈に合った、私なりの社会貢献の仕方かなと、今はそんな風に考えています。
コロナ禍の中、やりたいことができない、会いたい人と会えない、引き続きそんな歯がゆい思いをされている方も少なくないかと思います。これまでぐっとこらえて内に蓄えてきた情熱やエネルギーを、思う存分に発揮できる、そんな春を迎えたいですね!

 very50でも、留まることを知らない(というか、留まり方を知らない)スタッフ一同で力を合わせ、いつかまた皆で集まり存分に語り合い、挑戦できる場をお届けできるよう、尽力してまいります。皆さんもぜひこれからも、共に歩んでいきましょう!

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認定NPO法人very50
2008年創業、高校生から社会人までを対象に社会問題を解決しながら学ぶ実践型プログラムを提供
Mission▶︎自立した優しい挑戦者を増やし、世界をもっとオモシロク
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