見出し画像

NY クオモ知事 コロナ対策ブリーフィングDAY314~ワクチン接種の順番とスケジュール

冒頭、Washington Attack トランプ支持者が暴徒化してキャピトル(アメリカ議会議事堂)が襲撃されたことについて踏み込んだ発言。これは<ヘイト>問題であると明言。米国は多様な人たちが集まって形成する国であることを改めて確認。我々の行動は歴史に評価されるとしてコロナ対策の定例ブリーフィングへ話を展開するあたりが説得力を増す。

画像1

まずはワクチンの接種の優先順位とそれに属するニューヨーク州市民の人数を事細かに数字として挙げる。接種率については70~90%をもって効果をだすとCDCのガイドラインに基づいて計画は構想されている。

何はなくとも 1a.医療従事者、介護施設従事者が最優先で昨年末から接種はすでに始まっている。

それに続く 1b. 重症化しやすい75歳以上高齢者、警官や教育現場の関係者等が含まれる。

画像2

ここで挙げた早急にワクチンを必要とするとしたカテゴリーに属する市民に対して<14週間以内>に接種率最低限70%を完了させる。よって終了予定は4月頃になる見込み。

画像3

あくまでこれは緊急事態のことであるので、アストラゼネカ、ファイザー、モデルナ、ジョンソン&ジョンソン等どこの製薬会社のワクチンを接種したいという希望には対応できない模様。それよりもまず絶対数が足りないということをクオモ知事から連邦政府、バイデンに対して訴え続けるということを約束。

画像4

思えば、ワクチン製造が軌道にのるかのらないかの時点でトランプから「ニューヨーク州にはワクチンを配布しない」等嫌がらせを受ける場面もあったが、ことごとくクオモ知事はトランプとのケンカに勝ってきた。バイデンが大統領に就任すれば、今にも増してスムーズな連携体制が期待されると思われる。

ニューヨーク市民を1人も取り残さないリーダーとしての覚悟がみえる。命を守るのが政治家の役目だ。危機管理とはこういうものだと体現するクオモ知事の言葉を聞いていると救われる思いがする。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?