GO TO トラベルって一体...
10月某日に諸用により、日帰り東京往復した。そのときのえもいわれぬ罪悪感を記録しておく。好き好んでこの特約を使いたいと思ったわけではない。
GOTOキャンペーン使用の一例
①普通に新幹線で広島~東京を往復した場合(早割無し)
34,380円
⇒②平素からある旅行代理店の列車限定日帰りプランを使用した場合
25,900円🈹
⇒③さらにGO TOキャンペーンを加味すると
7000円の割引🈹
地域共通クーポン券 3枚 3000円相当
東京スカイツイリー展望デッキ見学券
【結果】少なくとも②③の差額、意味がよくわからないままに10,000円はたかが日帰りだけで得をしてしまうことになる。
本当に必要なところへの支援
いま1日300円の食費でしのいでいる学生も少なくないという記事を読んだ。5月から簡易な食料品配布に1万人が既に列を成したと。昨今の情勢下で、アルバイトの道を絶たれ、奨学金が肩に重くのしかかる学生さんが食うに困って学びを諦めることになるはしまいかと心配でならない。
10月の自殺者数も前年比39%増加している。派遣切りやリストラで生活困窮から自死を選んだ人がそのうちどれほどいるだろうか。
ヤングケアラーや老々介護が行き詰まった末の凄惨な事件報道も、新聞紙面を目をこらして見ていれば少なくない。
教育・学生支援、雇用改善、医療現場、介護支援等いま思い付くだけでも公費の投入しどころはたくさんある。
格差社会の固定化への懸念
生まれながらに恵まれた生活しか知らない世襲議員が、さらに利権をもとめて私腹を肥やすような世の中でいいのだろうか?若い女性が自ら自死を選ぶことが珍しくなくなるような世の中でいいのだろうか?
私はホームレス支援等なんらかのかたちで、今なら寄付ができた。だが、5年後10年後の自分が安泰である自信はない。
この国に生きる人の生活基盤が揺らぐときに、比較的余裕のある人の娯楽を国費を使って支援するのは明らかにおかしい。歯がゆくて仕方ない。
富の再配分、早急な公助こそが必要とされている。
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