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煉瓦建築は真珠がヒントだった?!

三月は卒業式、四月は入学式とイベントが続く時期ですね。
我が家の娘も今年最後の卒業式を迎えます。

そんなイベントに欠かせないのが真珠のネックレス。
真珠は、冠婚葬祭、いずれの場面でも身につけられる唯一のアクセサリーでもありますよね。

では何故真珠は葬儀の場においても受け入れられるのでしょうか?

真珠がモーニングジュエリーとして広く世間に認知されるようになっていったのは、1965年、エリザベス2世が、チャーチル元英首相の国葬で、身につけていたのがきっかけとも言われています。

また、真珠は「涙の象徴」とも言われ、真珠を身に着けることは故人や遺族に哀しみの気持ちを表すとして定着したとあります。

真珠が宝石としての歴史は古く、クレオパトラの伝承や数々の叙事詩、日本では日本書紀・古事記・万葉集にも語られるほどで、日本では、すでに縄文時代の遺跡から糸を通したとみられる穴が空いた淡水真珠が出土しているようですね。

また、真珠は装飾品としてだけでなく、呪術的な意味も持っており、仏教の七宝に数えられることもあり、寺院跡地からは建立時の地鎮祭に使われた鎮檀具の一つとして出土することもあるようです。

そんな真珠には、煉瓦を積み重ねたような真珠層という「巻き」があり、この真珠層が何千枚も折り目正しく積み重なることによって虹色のような輝きが生まれるのだそうです。

つまり、真珠には生と死、復活と再生を表す「巻き=渦巻」があるから冠婚葬祭にふさわしい宝石となったのではないでしょうか?

また真珠は丸く「たま」と呼ばれていたことから、「たま=魂」にも繋がりますね。

そして、そんな真珠を繋げることでさらなる縁起を担ぐ意味もあるのではないでしょうか?

ここで気になったのは「煉瓦を積み重ねた」というくだり。
ひょっとして、美しい煉瓦建築は、美しい真珠層をヒントに生まれたものだったりして...?!

ちなみに、真珠は、解熱剤や、風邪薬、強心薬の成分としても使われているようですね。

いずれにしましても美しい輝きを放つ真珠。
冠婚葬祭のみならず、日常生活においても身に着けておきたい宝石になりました✨

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