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初の黒海地方訪問、夢のリゼ出張にて ー 2014年8月(2)

*Twitterのモーメントにまとめた過去ログのうち、
失いたくない旅の記録をこちらに移行させることにしました。
(2022年11月23日、Verde*Antalya
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2014年から2016年まで、製茶関係の通訳業務のため黒海地方のお茶処リゼに何度か出張しました。これはその(記念すべき?)最初の出張の記録です。日本サイドからの初めての公式訪問ということでゲストハウスでの宿泊から食事から観光から接待尽くしの、夢のような出張経験でした。

ちなみに前編はこちら。

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3日目。まずは朝食に連れて行っていただきました。

朝食をいただいた、黒海地方の伝統家屋を修復したレストランからの眺望。
名前こそ「黒海」ですが、決して黒い海ではないようです。

この日は前日よりさらに東へ車を走らせ、茶葉と並ぶ黒海地方の特産品であるヘーゼルナッツ(フンドゥク)の畑と、特徴的な伝統家屋の残るフンドゥクル(「ヘーゼルナッツのある」の意)を案内していただきました。

ヘーゼルナッツ畑の周囲には清水が湧き、水の澄んだ小川が流れていました。
ヘーゼルナッツ畑
番犬もいます。
この地方では、どこへ行ってもセレンデル(高床式の穀物貯蔵庫)を見ることができます。
ドルマタシュ(石詰め)という技法を用いたフンドゥクルの伝統家屋
小さな格子状に組んだ板の間に石と石灰などを混ぜた充填材を詰めた木組み建築の一種
家の中を見学させていただきました。
年月を経ていい色に仕上がった板扉
戸棚はこうなっています。

また別の石橋を見てから帰途につきました。

黒海に日が沈もうとしていました。

黒海に沈む夕日

そしてまた、1日の終わりには…

4日目、出張最終日。リゼ→トラブゾン→イスタンブルと移動し、イスタンブルからテキルダーにある関連会社を訪問しました。
よく見えないと思いますが、広がっているのはヒマワリ畑です。

全行程を終えたアンタルヤへの帰途は、渋滞や飛行機の遅延などもあってハラハラさせられましたが、日を跨ぎつつも無事にアンタルヤの自宅に帰着することができました。

なお、リゼへの出張はこの後2016年まで数回続きます。
2回目に当たる2014年12月の出張では、図らずもトラブゾンとアクチャアバットの見学を行うことができました。


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