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怒喜怒喜(ドキドキ)のリゼ出張&ジョージア初体験 ー 2015年5月~2016年4月(1)

*Twitterのモーメントにまとめた過去ログのうち、
失いたくない旅の記録をこちらに移行させることにしました。
(2022年11月24日、Verde*Antalya
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2014年8月から始まった製茶関係の通訳業務で、
2015年5月から2016年4月までの間に
アンタルヤ~リゼ間を6往復した時の記録です。
通訳業務以上に毎度のごとく一筋縄ではいかないクライアント絡みの話
(愚痴…ですが、もう時効でしょう)も多々登場しますが、
予めご了解ください。
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2015年5月

(クライアントの言葉に従っていたら大恥をかくところでした)

茶処への出張もこれで3回目。気温は20度を超え、湿度の高さと相俟って汗ばむ陽気となりました。今回は幸先よく、物事のタイミングがぴたりと嵌って順調な滑り出しです。

空港到着後、まずは昼食のためにチャムブルヌ("松岬")という場所にあるドライブインに立ち寄りました。

黒海は湿気のため霞がかっていましたが、
真夏に訪れたら、きっと最高だろうと思われます。
仕事上がりには海岸沿いのレストランでビールを注文するのが恒例になっていました。
(宗教的保守層の多いリゼでは、
アルコールを提供するレストランは海岸沿いにまとめられているためです)

通訳が必要な場面は続いていましたが、私は一旦アンタルヤに戻りました。理由はツイートの通り、経費削減のために通訳者の稼働日数を減らしたいというクライアントの意向でした。

以下は余談です。

2015年6月

着陸直前
トラブゾンの街並み

ということで、朝3時半起きで朝食を食べていなかったので、運転手さんにお願いして朝食休憩をとらせてもらいました。

別の日には、研究所の方がフンドゥクルにあるご実家の方までドライブに連れ出してくれました。

まずはアルデシェンで昼食休憩。

流れ落ちる滝を借景にした魚料理のレストラン
どことなく日本的な情緒を感じました。
かなりの急斜面にあるフンドゥクルの茶畑。
この年は雨の後で急に好天候が続き、ぐんぐん成長。
収穫もほとんど終わりかけていました。
フンドゥクルの田舎の風景

その帰り道、黒海に沈む夕陽が美しかった…

終日、フンドゥクル周辺を車で案内され、ご実家にまで連れて行っていただいた上に、さらにトルココーヒーを振舞いたいとご自宅に招待されたところ、思わぬところでかの(トルコ界隈で有名な)人物の名前が出て驚きました。

その翌日はまた、実務担当者さんが自分の実家のあるギュネイスまで案内するとおっしゃってくださり…

渓谷沿いにあるギュネイスでは霧が立ち込め、低い位置に雲が発生していました。
どんなに小さな空き地にでも茶畑があります。
茶鋏を使って刈り取ります。
茶葉を入れた袋を運ぶリフト

ところで、リゼはエルドアン現大統領の故郷としても知られていますが、エルドアン大統領がいくつか所有する家の一つがここギュネイスにもあります。

黒海地方の伝統様式を踏襲して10年ほど前(※2015年時点)に立てられた新しい家とのこと。
見晴らしのいい高台にあり、当然ながら守衛がいます。
守衛が言うには、大統領はここ6か月ほどは来ていない(※2015年6月時点)とのことでした。

こちらは後日談。

(2)に続きます。


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