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アイデアの言語化|そもそもアイデアってなぁに?


からを作り出す」ってすげぇかっこいい言葉があるんですが、これが私の性分なのかしら、
御多分に漏れず突っかかってしまって。
「本当に0から1って作れるの?」

そういうわけで書いた記事がこの記事です。

ちなみに実際の意味は、本当に何もないところから何かを作るんじゃなく、世の中に新しい価値や概念を創造し提供するって意味なんですが。
訓読みの訓は音読み みたいなものです。


結論 アイデアとは、「何をどう組み合わせるか」を説明したもの


人間が作りだす物は、全て何かを組み合わせたものになってます。
つまり、「本当の0」から「1」を作り出すのは無理です。まず「1」、つまり材料を仕入れないといけないんです。

ただ、そういう表現はかっこいいし全然アリと思うけど。

↓それじゃあ、考えてみましょ。

そもそもアイデアってなんだろう?


とりあえずwiki先生から
ideaとは、考え、着想、見解、思いつき、概念、想像力、理解のこと。

で、今回は、「考え、着想、見解、思いつき、概念」って意味の「アイデア」について考えます。

この意味で言うと、アイデアの例は、
料理のレシピ 発明品の設計図 ビジネスモデル などなどって感じです。

僕らが考えるために必要なもの

アイデアを作るために僕らは考えなくちゃいけません。じゃあまず、考えるためには何が必要かを考えましょう。

それは知識と経験、つまりインプット

知識と経験なしに、僕らは思考できません。僕らはまず、見て、聞いて、つまり、目や耳などの感覚器官を通したインプット有りきで思考してるのです。
つまり極端な話、生まれつき五感が無ければ、思考するなんてことは一生不可能なのです。

インプットなしにアウトプットできないってやつです。


例えば、道行く人の先にバナナの皮が落ちてたら、どうして転ぶだろうと予想できるんでしょうか?それは、過去に「バナナの皮を踏んで転ぶ人」をアニメなどで見て、知識として持ってるからでしょう。

もしそのことを知らなかったら?踏むことは予想できても、転ぶことを予想する、つまり、考えるのは難しいんじゃないんでしょうか。(もちろん、物を踏んで転ぶことがあるという知識があれば可能性有)


じゃあアイデアは何でできてる?


よく、「上手くいくアイデアを考えよう」って聞きますね。

いやもうその時点で知識必要やん!って話ですよ。


だって考えるためにはインプットが必要なんですよ?つまり、
考える→インプットが前提の行動。 じゃあ、アイデアを考える時、インプットが必要無いわけない。

もうこの時点で「0から1」は否定されました。だって、知識経験をもとアイデアを生み出しているのだから。


つまり、アイデアは、知識や経験などのインプットが材料である。ということです。
で、アイデアの個性、違いっていうのは、それらインプットをどのように組み合わせるかによって生み出されます


例えば、同じ石斧を作るときでも、「持ち手の長さはどうするか」、「石の形はどのように加工するか」など、様々な組み合わせが考えられます。結果、多種多様なものが出来上がるのです。
その中でも、一般の石斧から外れたものが、何か別の名称で呼ばれる、つまり、別ジャンルのアイデアとしてカテゴリー分けされたりするのです。
(これが思考の上で起こる。)


僕らが知りたいアイデアの正体


というわけで、結論部

アイデアとは、「何をどう組み合わせるか」を説明したもの
である。というわけです。
本当にそうなのか少し確認してみます。

・料理のレシピ
何を=材料(肉、魚、調味料など)
どう組み合わせるか=調理法(それぞれどれくらい加熱するか、野菜はソースにするのかなど)

・設計図
何を=材料(鉄、鋼、木材など)
どう組み合わせるのか=どう固定するのか(ネジ?穴に差し込む?)、それぞれのパーツの形はどうする?(輪っか?棒状?)などなど。

ビジネスモデルは「何を」の部分と「どう組み合わせる」が多すぎるし難しいですね。

「何を」=今まで見てきた仕組み 「どう組み合わせるか」=仕組みをどう組み合わせるか

みたいな感じに抽象的になっちゃいます。ただ、今まで得た知識の中から、仕組みを抽出してるのかな。と思います。


この記事を役立てる思考(一番重要)


基本の考え方


そもそも「1」が無いと始まらないんだから、うだうだ同じ場所にとどまってないで、ささっと「1」を探しましょう。取り入れましょう。

探し方は何でもいいです。ChatGPTに聞くもよし、本を読むもよし、人と話すのもよし。とにかく、情報のインプットがあることをしましょう。


その過程で、閃くこと、なんかいいもんできそうじゃね?って思うことがあるでしょう。そうなって初めて(組み合わせ方を)考え始めましょう。

↑をベースとすると、パクリも怖くない。だって理にかなっているんだから。人間は「0」から何かを生み出すことができるほど、超越した存在じゃあないのです。

ただ、模倣する行為は敵対行為になりうるので、人の気持ち、価値などを害さないよう工夫しましょう。

もちろん法に触れることはやめましょう。

(ここに、なぜ人は真似されると嫌なのかの記事を掲載予定。)


重要な心がけ:アイデアを作る過程でいかなる可能性も排除しないこと。


どれだけ、非人道的でも、非道徳的でもいい。そういうことを考えから除外しちゃダメなんです。

それをするだけで、組み合わせのバリエーションが狭まってしまう。

「考える」だけで非人道的なことはできません。世界に影響を及ぼすのは、アイデアという「結果」であって、アイデアを考える「過程」は関係ない。

非人道的、非道徳的に関わらず、全ての出来事、事件の中に、きっと組み合わせる材料は隠れているはずなんです。

例えば、非人道的なこと(単純に事件として)を活かせるのは、小説家だったり、脚本家だったり...
ここで重要なのは、↑の職業は、活かしやすいというだけで、その他の人にも、十分活用する余地はあるということ。(犯罪手口のその仕組みを応用して役立てるなど)

最終的に、なるべく害を与えないようなアイデアが作れればいいのです。


一番簡単な「1」の取り入れ方


当然、良い材料を使った方が、良い結果というのを生み出しやすいと思うんですが、その方法が、パクることなんです。(考えなくて済むし)

で、そのパクるっていうのは、あるサービスのいいところだけパクるなど、法に触れない範囲で、部分的にここ重要)持ってくるみたいな感じです。


というのも、同じようなものが1つ→2つに増えるだけで、単純に価値が二分の一になるからです。つまり、模倣の範囲に収まると、ただ価値を減らすだけみたいになっちゃうんです。


簡単な組み合わせの作り方


・人と話す
人っていうのは、知識の集合体、つまり、組み合わせる材料をたくさん持ってる存在なんです。で、その材料の偏り、分布っていうのは、人ごとに違うんだから、交流をすることによって、自然と知識の組み合わせができる。→良いアイデアが生まれるかも。

今だったらChatGPTとかのチャットAIと話すっていうのも選択肢に入ってくるのかな

とにかく、組み合わせが自然に生じるようなこと、つまり、双方向性の何かをすればいいです。


同じこと言ってる人がやっぱりいた!


やっぱりといっちゃあやっぱりなんですが、ネットサーフィンしてたら見つけちゃいました。とほほ。

その人というが、ジェームス・W・ヤングという人で、その著書が、
「アイデアのつくり方」というらしいです。

で、その本の要約をとりあえず見てみたら、「アイデアは既存の要素の新しい組み合わせである~ほにゃほにゃ~」って感じでした。

てことで、自分の意見とどこに違いがあるのか知りたいので、読んでみます。


追記
この記事書いた意味ねえジャネエカ!コノヤロー!
と、思っていたが全然そんなこと無かった。
読んだ感想ですが、正直買わなくて良いと思います。
アイデアの作り方より、この記事の方が詳しくアイデアについて考えているし、アイデアとは何なのかという説明よりも、アイデアを生み出すための具体的な方法に注目して書かれた本でした。


コラム ~AIは全く新しいものを作れるのか?~


そんなもん余裕で可能でしょうよ。だって、新しい組み合わせ見つけりゃいいだけなんだもん。
組み合わせる材料をならべて~
どう組み合わせるかも全パターンシミュレーションして~
ってやったらいくらでも人間が試したことないもんができますよ、そりゃあ。


実例としてなんだけど、AIイラストが分かりやすいのかな。
実際、AIイラスト発のネットミームも存在するし。
例えば、・ケーキ化 ・ラーメンを食べられない樋口円香 ・泳げないセフィロス ・号泣しながらピザを焼くマックイーンなどなど。
調べてみると面白いものばっか。


もちろん今は人間がどんな絵を描かせるか指示してるんだけど(プロンプト、俗にいう呪文っていうやつで)、それは別にランダムで生成させたプロンプト入れてもいいよね。つまり、やろうと思えば、人間が関わらない画像生成はできる。

もちろん学習データが無いと絵は作れないんだけれど、ここは別に人間と同じ。(知識が必要)
つまり、組み合わせる材料は人間と同じように必要ですよ。だけど、「まだ試されたことない組み合わせ作れまっせ。」ということ。
「全く新しいもの」=「まだ発見されてない組み合わせ」


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