【嗚呼、人生 vol.41】オーストラリアでコロナになった⑤
昨日何年かぶりに思い切り泣いたからかぐっすり眠れてスッキリ起きられた朝。マザーが部屋に朝食を持ってきてくれました。そして、「ちょっと窓開けてもらえる?」と言われました。大きな窓があることは知っていたものの開け方を知らなかったので窓を開けるのは初めてで、開けられるなら開けられると早く言ってよ〜と思いました。
そして、できるだけ早く、できれば明日にでもホリデーを満喫しに行ってほしいと言われました。どうやら、私が家にいると私の面倒を見ないといけないから仕事に行けないんだそう。また、マザーが仕事に行けないことでマザーの上司が動揺していて怒りの矛先がマザーに向くんだとか。
うーーん。なんでそれを私に言うのだろう?
もし仮に私が明日からホリデーに行くとした場合、その時点で私の隔離は解けているはずなのだから、必然的にマザーが家に留まって私の面倒を見る必要もないはずですよね。言動が矛盾していることに頭の中は?でいっぱいになりました。そして名前を呼ばれたのでドアを開けると、今度はファーザーが寒がっていてヒーターをつけるから窓を閉めてとのこと。体調不良なら家中を徘徊していないでベッドで毛布にでもくるまっててよファーザーさん☺︎と思ってしまいます。
あー。早くこの家を出て行きたい。もうすでに次のステイ先が決まっていることが唯一の救いです。
あ、ちなみに昨日から始まった嗅覚味覚障害ですが、進展を遂げて、なんと、どちらも少しだけ戻ってきました。そこで知ったことなのですが、私が咳をする度に撒かれていた除菌スプレーは相当臭いのきついものでした。笑ある意味嗅覚障害があってよかったのかもしれません。明後日にはもう隔離が解けるので体調を万全に整えたいと思います☺︎
夕方、念の為もう一度抗原検査をしてほしいと言われたのでしてみたところ結果は陽性。それをマザーに伝えるとファーザーはもう陰性と出たと告げられました。
?????
彼らは、5日前陽性反応がでた私になんの疑いもなく心無い言葉を投げかけ散々責め立てあげたわけですが、もし仮に私がこの家で一番最初にコロナにかかってそれをファーザーに移したのだとすれば、移した人より先に移された人が陰性と出るのはおかしな話だということは少し考えればわかります。
彼らもようやく理解したのではないでしょうか。コロナにかかってしまうということはしょうがないことで、それを人のせいにしてはいけないと。私は証拠もないのに言葉の刃を向けた彼らを絶対に許さないし、彼らと同じ愚かなことはしたくないのでファーザーが私に移したと責めたてあげることもしません。ただ、簡単に人を疑ったり責めたりするものではないなと改めて思いました。人の振り見て我が振り直せとはこのことですね。
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