ALS発症から好転まで①
コロナ騒ぎが始まってほどない2019年春。
つまづくことが増え、階段を上るのがしんどくなり、疲れると呂律が回らなくなる。
これはもしかしてALSじゃないか。。
と感じ神経内科を受診。
どうもALSのようだということで、都内の大きい病院に紹介状で行くと、鍼筋電図で反応しALSと診断を受ける。
そこからは、
神経系の問題に効くという鍼灸
有名人も通う気功
ALS患者がよく行くごしんじょう
CS60で放電
凄腕のオステオパス
日本で1、2番目に有名なカイロプラクター
なんでも治るという知られざる治療院
再生医療各種
色々通いました。
治療機器も色々買ったら自宅は機器のショールームのようになりました。
サプリもALSにいいというものは一通り試し、ネットの隅から隅まで自分の症状に良さそうなものを探しました。
ALSを治すために2年で1500万円くらいは使ったと思います。
麻痺が治っていると紹介された再生医療が1番高かったです。
しかし、2021年春には確実な進行を感じ、
しゃがむのがしんどくなり
特定の発音がしずらくなり
杖がなければ歩行できなくなり
遠出する時は家族の付き添いが必要になりました。
なんとか好転する方法はないか。。
歩けなくなる恐怖
しゃべれなくなり
胃ろうになり
気管切開し
寝たきりになってしまうのか。。
恐怖を覚えました。
理学療法士をしていたので、仕事現場でALSの恐さはわかっていました。
進行が早い方だとみるみる筋肉が落ち、全く喋れなくなり、1年後に見かけたら胃ろうし、気管切開。。
正直、胃ろうや気管切開までいったら治す手段はこの世界に存在しないと思います。
理学療法の現場ではALSの好転例をみたことがなかったため、なおさら恐怖を覚えました。
また、2021年当時まだ10歳の娘と5歳の息子に、同じ理学療法士で共働きしている妻。。
寝たきりになるわけにはいかず、死ぬわけにもいきませんでした。
SNSを駆使して、ALSや似たような神経系の問題を持っている方と積極的にやりとりして手掛かりを探しました。
もう、ALSやその周辺の疾患に絡んだ論文は国内外読み尽くし、今の医学では治しようがないと確信していました。
2021年秋、SNSでパーキンソン病の症状が良くなったという方がいました。
(パーキンソン病の症状が好転する。。?
そんなことがあるのか?
本当なら、ALSも可能では?)
早速連絡をとると、手技で劇的に好転し、手の振戦(震え)が出なくなったというのです。
手技で?
色んなゴッドハンドと言われる人の所に行きましたが、症状がはっきり変化したと感じたことはありませんでした。
その方も色んな手技を受けてきたらしいですが、今まで受けた手技とは全く違ったということでした。
体感を聞くと、ずっと身体がビリビリしていた、終わったら振戦が出なくなったと言います。
ビリビリするというので、何か機器を使うのか聞くと手技のみだというのです。
私は非常に興味を持ち、パーキンソン病の方にその先生の連絡先を聞き、治療を受けることにしました。
これが分岐点になるとは、この時は予想していませんでした。