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ヴェナル軍曹
2024年7月21日 15:28
以前、とある集まりで怖い話が話題となったことがある。突発的だったこともあってタネはすぐに尽き、いわゆるブラック企業の怖い話が主役となってしまった。僕(怪談手帖の収集者、余寒さん)は聞き役に徹していたのだが、座の終わり頃になってお鉢が回ってきた。結局、自分の知るその系統での怖い話。『つ』というひらがな一文字にまつわる怖い話を語ってみたものの、そこは語り慣れない素人の悲しさ。怖がってもらうどころ
2024年7月15日 17:09
『恐ろしい出来事』というものは。曰く因縁の有無に関係なく、突然やってきて、去っていく。そういうものらしい。当時、某地方の大学院生だった男性、Kさんの体験談。条件次第、ではあるが。大学生の夏休みは長くて暇なものだ。院生も、場合によっては、そうなることもある。当時のKさんは、正にそういう学生だった。一年目にしっかり授業もレポートもこなしていたので、後は論文執筆のため、ちゃんとゼミに顔を出