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声に影響を与える環境的な要因【7つ】

↓この記事の動画版

最初に言っておきます!!

この記事読んだら私のことを嫌いになるかもしれません…

なぜなら、このリストがあなたの数々の悪癖を暴いてしまうから。


極端に言うと、読み終わった頃には

「私の生活習慣は全部ダメなんだな、どうやって生きよう?」

なんて風になりかねない(笑)

けれどあなたの声を作るのは紛れもなくあなたのライフスタイルです。

普段どういう運動をしているか、どういう環境に身を置いているかというのはそのまま楽器の管理方法ということになりますし、声の不調は体の不調と結びつきます。


声のこと、どれだけ意識して生活していますか?

というわけで。

前回の記事で歌う人の二重の責任について語りましたから、今回はその一つ、「体という楽器のコンディショニング」のお話。

まずは生活習慣や環境について「7つ」に分けて、理由と対処法までを解説していきますね。

これらの話を受けて、自身の声をより大切に扱おうとしていただけたら大変嬉しく思います(^ ^)



①話し方

友人との会話、家族との会話、電話や接客、それぞれ声のトーンが異なるのが一般的です。多くの人にはこの会話量がその日使った喉の消費量でしょう。

「どんな距離感で」「どんな声で」「どれだけの量で」

それら次第で声の疲労度が決まってしまいます。

普段から怒鳴るようなことが多ければ怒鳴り声の発生は定着するでしょうし、喉に負担をかけます。

反対に会話量が少なかったりしていると、声が衰弱するでしょう。

「声はしっかりしているけど会話量の少ない人」という人がいれば、

「自分の知らないところでよく喋っているだけ」ということがわかるのです。

歌を歌う人ならば、普段会話に使っている声から意識を変えないと、いざという時声が出せなくなります。

ライブやレコーディングなどをされる方は特に本番前は意識した方が良いですね。


②声を使う時間帯

プロのシンガーは普段から朝方、寝起きの時は全く声を出さない人も多いと聞きます。

朝方は体温が低く、喉の筋肉も温まっていない時間帯なので、

無理に声を出すことはウォームアップもせずにダッシュしているようなものだからです。

逆に夕方ごろ、体の温まっている時間帯は喉も温まっているので容易に声が出せる時間帯だと言えます。

この話は夜型の人の場合はうまく当てはあらないかもしれませんが、その場合は自身の体温に気を配っていただけるといいです。


③電話

仕事などでも電話を使う方は多いと思いますが、実は電話では自分の声を無意識に強くされている方が多いです。

一般論とは逆になりますが、その結果的にピッチが上がったり、はっきりと話しているとも考えられます。

電話というのは相手との距離感もわかりませんし、小さな電子音のする小型イヤフォンから微かに漏れ出る自身の声を聞こえますから、声の音量調節の感覚が狂うんです。

なるべくメロディに抑揚のある声で、力を入れすぎないように話すのがいいですね。


④気温差

暑い夏に冷房のガンガンに効いたお店に入ったり、寒い冬にヒーターの間近に当たったり、これが喉に悪影響を与えているなんて常識的に考えつくと思うのですがどうでしょう?だって風邪を引く要因と同じですよね??

喉の乾燥を誘いますし、疲労もします。温度差の刺激は凶器です。

どうしてもという場合はゆっくり時間をかけて身体を冷ましたり、温めたりしましょう。


⑤喫煙

あのアデルですら「喫煙は歌によくなかった。後悔した」

と言います。

タバコの煙は喉を守る保護上皮を焼き焦がし、喉を極度に乾燥させる。感想は炎症の原因で、免疫も下げます。
それを受けて副鼻腔の内壁は喉を守ろうとし、粘液を過剰に分泌します。
その結果あなたはミトンをはめたピアニストになるわけです。
その状態で強く歌い過ぎると粘液は吹き飛ばされ、乾燥した喉がまた顕になる。

単純に「肺活量が半分になります」なんていう話ではないのがわかるでしょうか??

煙によって繊毛を焼き焦がされた喉は痰と粘液を溜めがちになるので、咳をするしかなくなる。
咳というのは思い切り話した両手を勢いよく叩くようなもの、これが日常化したら最悪の結果を生みます…。

一刻も早く禁煙、もしくは喫煙者との距離を取るなどして喉を守ってもらいたいです。

食事編でも書くつもりだったけれど、砂糖は中毒性がある上に過剰摂取は喉にはよくない。
ご存知かもしれないけれどタバコには砂糖が含まれているからです。
(タバコの葉は砂糖の溶液で浸されるから)

実は砂糖はニコチンよりもさらに中毒性が高いんです(ファストフード店の肉やパンに砂糖を含むのはこのためだといわれています)

どうしても甘い桃を口にしたいのなら果物を積極的に取りましょう。砂糖中毒の緩和に役立ちますし、ビタミンは喉を守ってくれます。


⑥コーヒー、紅茶

食べものの生地に書くのと、どちらがいいかで悩んだのだけれど、これらに関しては生活と根強く結びついているだろうから、こちらで説明します。

ここで気分が害される方がきっと多いんだろうなぁ…

コーヒーは弱酸性です。

体は弱アルカリ性です。

勘の良い人はここで察しがつくと思います。

代謝に多くの時間を要する上に、水分を奪ってしまうと言うわけです。

体内に入ってしまえばアルカリ性になると言う話もあるそうですが、結局のところ分解に水分を要してしまっていては喉に悪影響なことに変わりがありません。

そしてカフェインは劇薬です。

体調をとらえる感覚を著しく変え、本来のコンディションを認識できなくさせますその上中毒性まであるときた。

体が楽器のシンガーにとってよく働くと思えるでしょうか??


⑦運動

特に歌だと声を出すのは全身運動ですから、基礎体力がないと、やはり声を出すのに難ありです。

スタミナがないと、足りない部分を他の部分で補おうとしてフォームが崩れます。

(走るとき、物を持ち上げる時などに経験あるでしょう?)

声を正しく出すためのフォームが崩れるとかえって喉を壊しかねないのです。

基礎体力をつけるべきですし、集中力や精神力を養うと言う意味でも運動をすることは大切です。

(かと言って腹直筋ばかり鍛えるなんて言う頓珍漢なトレーニングをするくらいならウォーキングやジョギングに留めてもらいたいところですがw)


まとめ

こんなところかな。

だいぶ長くなってしまいましたが、

あくまで知識として留めてもらえたらそれで十分です。

人の体には個体差がありますから、食物の代謝にだって得手不得手が異なります。

悪癖をやっても異常に回復力の高い人もいますし、私みたいに繊細で日々体に気を使った生活をしなければコンディションが保てない人もいらっしゃるかと思います。

(ただし、回復力は年齢と共に衰えるので、誰にとっても他人事ではない話ですよ。)

次回は食事について書いていきます。

喉というのは呼吸と食事の両方に使われているのですから食事が声に影響を与えるのは想像に難くないと思います。

(そもそも食べたものが体を作るわけですしね…)


それではまた次回!よかったらスキ、フォローお願いします。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

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