【滑舌と発声】本当に声の良い人は話し声も良い??
お久しぶりです!!
緊急事態宣言の影響であまりレッスンできないどころか、ほとんど広報もできないでいますYoshikiです.°(ಗдಗ。)°.
活動には制限増えるし、収入減るし、時間だけは平等にすぎるし…
もう、ヤバイね。
もはや逆境すぎて。
逆に楽しくなってきちゃった😂
…ということで楽しくやっていきます(笑)
今回の記事は歌わない方御待望の
「滑舌」について。
滑舌を良くしたいとの悩み、普段からかなりご質問、ご相談をいただく機会が多いのですが、
コレの対処もやはり人によります。
原因は人それぞれ、だからGoogle検索やYouTubeで調べたってその人にとってのベストな解が得られるかどうかと言うと甚だ疑問なのです。。。
しかし、
それを解決するのが「ボイストレーナー」です!!!
最小限の知識と解決のためのノウハウを無料の記事の限界まで書き連ねていきます、
ドヤ顔で。
1. 滑舌ってそもそも何?
いつものことですが、まずは言葉の定義から確認します。
(意外なことに正確な言葉の意味ってみんな把握していないものなんですよ笑)
「滑舌ってなんですか?」って聞くと「言葉の明瞭さ」と帰ってくるのが一般的回答だと思うのですが、
正確には「明瞭に発音するための口や舌の動き」
つまりは「動きそのもの」のことなのですよ。
なので滑舌を良くすると言うのは「動きの改善(=発声の改善)」なんですよね。
声は口、舌、喉など総合的な運動で生じているので、
人によって原因がばらつくと言ったのはコレが原因です( ̄▽ ̄;)
2. 発声の仕組み4段階
滑舌について解説する前にちょっと発声の基本をおさらいしておこうと思います。
発声というのは大きく分けて以下の四つの行程を踏みます。
①呼吸 ②発音 ③共鳴 ④調音
①吸った息を吐き、②声帯の運動で元になる音(声帯原音)を発声、③咽頭腔、鼻腔、口腔などで原音を響かせ増幅、④唇、舌、歯、硬口蓋、軟口蓋などで音を整える。
というのが発声の行程です。
(ボイストレーニングではこの全てを管理、悪癖を改善、生徒様の望む形に修正していきます。)
では、滑舌に当たるのはどこか??
実は、厳密にいうと「全部」です。
3. 滑舌の仕組み
滑舌というと、④調音のことだと思われがちですが、実は全ての発声行程に滑舌は関わりを持ちます。
例えば、
・①呼吸が不安定だと発音も不安定になる
・息の量が多いと②声帯閉鎖(原音を作る動き)が正常に行われず、息漏れが増えて母音がぼやける
・声帯の筋力が弱いと声は芯がなく弱々しい音になる。
・共鳴腔が適切でないと本来不要な力を要し、苦しい声になり聞き取りづらくなる
などなど…
(もちろん他にもいろいろあるわけですが割愛!)
ここまで読んでみて「滑舌の改善めっちゃ大変じゃん!!」と思われた方もいるかと思うのですが、
…はい。大変なんです。
「調音で全て解決できる」わけがありません。
(だからボイストレーナーっていう仕事があるわけですしね笑)
裏を返せば、滑舌の良い人というのは基本的な発声が良くできている可能性が高いとも取れるのです。
ただし、その滑舌が歌で使えるのかどうかというと話はまた別になりますが💦
少なくとも悪い発声ではないでしょう。逆に、本当に発声の良い人は必ず滑舌が良くなります。
4. 改善するにはどうしたらいいのか?
「じゃあ滑舌の悪い人はレッスンを受けるしかないのか?」
っというと。
まぁ、正直言ってボイストレーニングのレッスンをお勧めします。
ネットで見つかるような素人仕込みの知識、対策で訓練するのとでは改善速度が断然違いますし、喉のケアに第三者の意見は不可欠だと思います。
(というのも、無自覚に「悪い方法」を実践されて癖を定着させてしまったような方を見たことがありまして~_~;)
今回は参考までに「正しい母音の発声方法」を付け加えておこうと思います。
(もしかしたらこの記事、有料記事に変えてしまうかもしれないのでメモの準備を!)
5. 正しい母音の発声方法
まず一般論、常識を否定するところから初めましょう。
「口は大きく動かさないでください。」
大きく動かすのは一見音が明瞭になりそうに見えますがむしろ発声の阻害になります。
しかも無駄に疲れるし、無駄に力がかかるので共鳴がうまく行われなくなることすら。
やめましょう(笑)
その証拠に腹話術があります。いっこく堂さんなんかものすごく有名なので見ていただきいのですが、
まるでもって口を動かさなくても母音の発音ができているじゃありませんか!
もちろん「最低限の動き」はあったほうが明瞭になります。
でも母音の発音に重要なのはむしろ「口の中の動き」なんです。
表面ではなく、「舌などのコントロール」ということです。
以下、五つの母音の性格な発声方法です。
「ア」…したの奥が少し持ち上がり、その部分を摩擦して発音する
「エ」…舌が少し平で、上の左右の奥歯にしたの側面をつけて発音する
「イ」…基本は「エ」の発音で、口の中をもっと狭くして発音する
「オ」…下を奥に引っ込め、その奥を軽く摩擦して発音する
「ウ」…基本は「オ」の発音で、口の中を極端に狭くして発音する
※ちなみに口蓋垂(俗称でいうところの喉ちんこ)は常に上がっているとする
と言った感じです。口の中のことなんて意識したことないでしょうからピンと来ないかもしれませんがお試しください。
書かれた通りに口を動かしてしまえば他の母音は出せっこありません(笑)
まとめ
いかがだったでしょうか?
コレもほんの一部ですが、こう言った原因を一つ一つ聞いた声から紐解いて見つけ出し、処方箋を出すのがボイストレーナーです、、、
カッコよくないですか??!!
…とまぁ自慢はいいとしてw
滑舌の改善にはまず母音から手をつけていくのがセオリー、さらに言えば発声の早い段階から改善していかなければなりません(呼吸から順にということ)。
あなたの声はどの段階からの対処が適切でしょう??
ぜひ体験レッスンをお受けになってお試しくださいませ!!(笑)
〈告知〉
2月中旬からはオンラインレッスンもできるようになります!!お待ちを!!
今日はここまで!ありがとうございました〜!!
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