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【音楽とモチベーション】①やる気のメカニズム〜前編〜

「人間慌てると本当に(文字通りに)飛び起きるんだな。」
「自転車って死ぬ気でこげば20分の道も13分でつけるんだな。」
朝からそんなことを学んでしまいましたYoshikiです。

さて。
昼間は、「ニーズのある記事書くにはどうしたもんか」と考えていました。
そこで一個思いついたのが今回のお話なわけです。

以前ブルーマンデーの話なんかもしましたが、自身の聴いている音楽は、自身の身体、心理に多大な影響を及ぼします。

今朝の私は無音で自転車を漕ぎましたが、
例えば音楽がかかっていたらその音楽のペースにつられて早くなったり、遅くなったりしたでしょう。
長距離ランナーも音楽を聴きながら走るとき、曲のBPMには気を配ると言います。
(キック音は心拍に影響与えますからね)

他にもあらゆる脳内物質の分泌を促進する効果が音楽にはあるわけです。
聞いていると、感情や感動など表現されているものに共感して、作者の伝えようとした想いや印象が自分に染み渡っていくような…。

じゃあモチベーション上げる音楽はあるのか?って話でもしようかなと。
そこそこニーズありそうじゃん?って。

しかしまぁ、軽い気持ちでやってみたのはいいけど、
いざ書き出してみるとこれがエラく長いんだ…。

まぁせっかく書き出してみたので、数回に分けて話せたらいいなと思っています。

今回の記事を読むと、音楽はもちろん他の異なる分野でも継続力や行動力の管理に役立つ知識が得られると思います。(このシリーズ、音楽では特に活かしやすいかもしれない)

※引用枠に書いてあることは「読まないでスルー」しても大筋わかるように書いているので面そうな方はガンガンスルーしてください〜。


①まずは「やる気ってなんだよ」の話。

何をするにも必要なやる気ですが、自在に操れている人には未だ出逢えたことがありません(笑)

それどころか「科学的にはそんなものない!」なんて言う人もいるそうです。
「やる気」に実体はありませんし、その有無に関わらず「できるときはできる、できないときはできない」。
肝心な事は始めると言う事で、気持ちは後からついてくる……確かにその通りですね。

ただ、「やる気があるという心の状態」は確かにあるものですし、それをコントロールする術もあります。

あ、似たような言葉でモチベーションがあるわけですが、別物です。

**やる気…物事を行おうとする気持ち、欲求などを意味する表現

モチベーション…人が何かをする際の動機づけや目的意識**

やる気は「単なる気持ち、欲求、感情など」ですが
モチベーションは「動機(行動のための具体的な要因)、目的意識」があるわけです。
イメージとしては「本能的か、理性的か」で分けるとわかりやすいでしょう。

※ 実はやる気のことを「内的動機づけ」、モチベのことを「外的動機づけ」なんて言い方することもあるのですがここではわかりやすい差別化をするため省きます。


②やる気が引き出せない理由

やる気なんて感情です。
つまり、コントロールするには内面から変えていかなくてはならないわけです。


な の で。


「やったらご褒美をあげるとか」、「やらなかったら罰を与える」などは
(いわゆる「If Then動機づけ」というものですが)、やる気に直接作用しません。まんま間接的だからです。
この方法でやる気を出そうとしてしまっている人が非常に多いのですが、やる気には無効です。
強引なモチベーション管理の方法ですし、実際はかえって逆効果です。

むしろやる気を殺します。


いいですか…?


殺しているんです。


そもそもやったのに褒美がなければやらないし、やらなくても罰がなければやらないんです。
(スキナー箱のネズミ?オペラント反応?条件付けにどれだけ労力かけるつもりだよ!!)

信じられないという人のために心理学的側面から解説していきます。

この方法がやる気を殺してしまっている大きな理由の一つは「生理的覚醒による優勢反応の強化」によるものです。
無理して気合いを入れる、追い込むなどすると、もともと強かった方の気持ちのみが強化されます。
例えば、
・早く起きないといけない時の二度寝
・行きたくない仕事
・痩せたい時に限って目にとまるスイーツ
・今月こそ書こうと思っている家計簿
・今年こそやろうと思った断捨離
…etc

これらのことに対して「頑張ろう!」「我慢しよう!」と意識したのに失敗したことあると思います。
きっと気合いを入れた時点では逆の方の気持ちが強かったのでしょう。
「正しくない選択肢」に転がりそうな時は気合いを入れるのではなく、深呼吸をするなどして落ち着く方が効果的です。 
(気合いも使うタイミングによってはうまく働くことがあります!使いどころの見極めが肝心です!)

それともう一つ、「心理的リアクタンス」による影響です。
自分のとる行動を他者から強要されると、反抗して違う行動をとりたくなる心理現象です。
・これからやろうと思っていた時に言われる「勉強しなさい!」
・熱湯風呂に突き落としたい時に言われる「押すなよ!」
・「入るな危険!」と書いてある廃墟
…etc

人間は自由を奪われそうになると、逃げ込むように不合理な行動を取ってしまうんですよね。

やる気というのは湧き出てくるのものであって、
やらざるを得ない状況への追い込みは「枯れた井戸から無理に井戸を組もうとしている」のと同じです。

もちろん人間ですのでその時の体調や心理状況にも大きく作用されますが、
この二つを解決すれば大体の人はやる気が出せるのではないかと思います。

そこで感情に直接作用できる力がある「音楽や歌」が登場するわけですが…

長くなってきたので今日はここまで!!!


今回のまとめ

①やる気は感情、モチベーションは具体的な動機づけ。

②間接的に動機付けをしようとするとやる気を出すのには逆効果になる


やる気をうまくコントロールできれば何でも成し遂げられるかもしれませんね。
世の中運もありますが、往々にして「チャンスを掴む準備をしていた人間」しかチャンスは活かせないものです。
(ほら、この前の記事でも書いたけど、きっとそこら中にチャンスはあるはず。自力で活かさねば。

…ですよね?

あれ?

……って事は俺はどうやらまだ勉強不足ってことか??)

ありがとうございました〜!

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