催眠術師としての活動

私、マジシャンユウは催眠術師としても活動しております。
マジシャン歴は15年ほどになるんですが催眠術歴は4年くらい?かな

ずっとマジックが好きでマジシャンやってて、催眠術は「テレビの向こう側」程度に考えてました。なんせマジシャンやってる私ですらヤラセじゃねぇのって疑ってた程です。

でも、おそらく興味はありました。でも興味ないフリをしてたような気がします。どうせ自分には関わりのないことだ、と。

そんな私が催眠術を始めたキッカケはテレビで見たマジシャンのマジックが気になってレクチャーDVDを買った際に、催眠術との応用というのも解説が入ってて、半信半疑のままレクチャーを見たことでした。

さらにそのDVDには催眠術のパフォーマンス映像も入ってて、ヤラセでやるメリットがひとつもない状況を目にしたからです。
で、催眠術にも本格的に興味を持って独学ですが勉強を始めました。
で、やり方とか手順とかを頭に入れたはいいものの、実践をするには勇気がいりました(笑)

当時、バーで週1でマジックをする仕事をしていたのですが、いきなり催眠術試させてもらっていいですか?と言えるわけもなく。
でも、何かしらの成果が欲しいと思って、常連の方たちにマジックを披露する中で催眠術っぽいことをさりげなく盛り込んでいたわけです。

すると、お客さんのひとりが気付かれて「いつものマジックの感じじゃないですよね?」と言われ、隠す意味はなかったので「実は催眠術の勉強を始めまして、マジックしながら気付かれない程度に実験してたんです」と言いました。すると、なかばわかってたことではありますが「すごい!やってみてほしい」と言われ、「まだ修行中なんで失敗すると思いますけどいいですか?」という流れで了承をいただいて催眠術をすることになりました。

で、DVDなどで学んだことを思い出しながら催眠誘導を開始しました。

で、結果の前にお伝えするのはまず私が催眠にかかったことがないことです。

で、結果は大成功でした。初めての催眠術で催眠にかかってもらえて深い催眠まで入れることができたのです。
正直、催眠術師あるあるかもしれませんがこの時の内心はスゴイことになってます。

心の声「え?ほんまにかかってんの?もしかして合わせてくれてる?いやいやウソでしょ?マジなん?」

てな具合でかけた本人が一番焦ります。
私は催眠にかかったことがないし、生で催眠にかかった人を見たこともない。そんな中で自分自身が他人に催眠術をかけ、成功した時に初めて「催眠術って実在するんだ」って思ったほどです。

これ、大きいのは「初めての催眠術で成功した」ことなんですね。
催眠術の挫折は練習段階で家族や友人に実践して全然かからず成功事例に出会えないことが一番多いらしいです。
結局「催眠術なんて存在しない」とか「自分には遠い技術」ってなってしまうんだと思います。

私の場合は極めて初対面に近い状態で実践できたことが幸いでした。
これが「初めてやったのに初めて成功する」ことにつながったわけです。環境が良かったですね。

そんなもんで調子づいて「自分は催眠術の才能があるほうかも」なんて思いながらやってたらどんどんレベルアップもするもんで(笑)
そんなこんなで今の催眠術師としての活動が出来ています。

本当は催眠術師は催眠術にかかる人のほうがいいんです。かけられる側の感覚を知れるからなんですが、いまだに理屈をわかってても催眠術にかからない自分がいます。受け入れればかかれると思うんですが「催眠術にかかってる自分」を拒否してしまうきらいがあるようです。
なので、実はいまだに「催眠術を信じていない」部分もあります(笑)
意味わかりにくいとは思いますが、自身が経験していない以上は催眠術にかかる人の理解が出来ていないという感じです。
かける側の経験則でショーやパフォーマンスとしては支障がないですが、かかる人になればもう少しスキルアップできるんかな?

でも、いいネタにはなります。ショー終わりにお客さんと話す時に「私は催眠術師だけど催眠にかからないから催眠術信じてません!」みたいなトークしとくとウケがいいので(笑)

これが私の催眠術との出会いです。
パフォーマンスなどの対人で披露することで花咲く技術はやはり自分でそういう場を作らないと「場数」が踏めません。
最初の一歩目もその「踏み場所」がないと始まりません。

そんなところでひとつ勇気を出して、失敗を恐れずやってみるということも大事だなぁって思いました。

みなさん、催眠術に興味あります?
あるようなら、それについてのいろいろも書いていきますよ!

久々のノート投稿でした!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?