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催眠術のかかり手のお話

久しぶりにnote書きます

とりあえず思ったことをつらつら書くと思うので多少読みにくいかもしれませんが、なるべくわかりやすく書きます(笑)


さて、今回は催眠術のかかり手の話をしたいと思います。
まず大前提として言っておきますが、私自身は催眠術に「かかりたくない」と思う側の人間なので、その考えを持った上でかつ催眠術かける人の言うことなんだとご理解いただきたいと思います。

まず、催眠術の世間一般的なイメージと言いますと、まさに賛否両論でして

・楽しそう
・眠らされる
・こわい
・あやしい
・洗脳
・ヤラセ

などなど、ここで見るだけでもわかるように、ネガティブなイメージを持ってる人は少なくないです。
別にアンケート取って統計取ったわけじゃありませんが、数年の月日、路上で催眠術の看板を立ててお客さんを相手にしている上では、こういう声が実際に聞けるんだと思っていただければ嬉しいです。

ガタイのいい輩のような兄ちゃんですら
「俺はこわいし、やめとくわ」って言い出すくらいです(笑)

で、催眠術のかかり手という言葉をSNS、主にX(旧Twitter)のほうではよく聞きます。
いわゆる、催眠術にかかりたい側の人のことですよね。

ある程度、催眠術を理解した上で何回か催眠術にかかった経験がある上で「かかり手」だと言っている印象です。

催眠術初体験も別にかかり手っちゃあかかり手なんですが、初めてかかる人が自分のことを「かかり手」だと認識しているかと言えばそうでもないんじゃないかなと思っています。

さて、そんな中でちょいちょい耳に入るのは催眠術師の悪いウワサなどなんですが

まずハッキリ言いたいのは
自己防衛はどんなかかり手の人も必須
だということです。

なにを今更と言う人も多いかと思いますし、わかってる上で防衛する気がない人もいますし、ほっといてよ!って人や初耳なんて人もいるかもしれません。


そして、結果的に言いたいことは
必ずしも安全な催眠術に出会えるわけではない。
常にどんな状況でも騙されるかもしれない準備はしておかなくてはならない

ということです。


まず、催眠術師側にて悪いことをする人の話ですが、当たり前の話で

悪いことする人はする

ってお話です。
どういうことかと言いますと、SNSや普段の活動では楽しいパフォーマンスとして活動をしていたり、ある程度、名前が知れ渡っていることで悪いことはしないだろうなんて見え方をしている人は多いと思います。

が、まずそこが大きな間違いです。

悪いことしたい催眠術師もターゲットに近づくために「良い人」の仮面をかぶるのは当たり前ですよね?
要はかかり手側からすると「判別が難しい」ということです。

「あの人は良い人そうだし絶対大丈夫」って感覚が危ないわけです。どんなに訓練された大人しい犬でも、100%噛まない保証がある犬などいないとです。

で、催眠術というものはやっかいなことにかかり手からすればそういう「悪いこと」に対してはかなり不利な状況にあるわけですよね。

催眠状態、トランス状態、暗示を受け入れる状態。
どれもハッキリした意識の中ではないので、普段出来る判断力や注意力が催眠術師側の意図通りに欠けている状態なわけです。

まぁ、残念ながらこんな状況だと、悪いことをするのがイージーだと考えつく人は多いわけです。

要は「かかり手」はこれを理解してないといけないということなんです。

それを理解せず、もしくは「そんなこと意識してたら気持ちよさが半減だ」なんて思いでいる人は悪いことされても仕方なしとしか言えないということです。

少し横暴な言い方にはなりましたが
これを防ぐためには「自己防衛」しかないということだと思っています。

言い分としては、詐欺師にひっかかった人と同じなんです。

良い人そうで、話聞いて信用出来る人だったからお金を預けたら音信不通になった。

とかね。
悪いことする人はそうやって近づいてくるわけですから、当然の結果ですよね。

催眠術の悪いことも「近しいプロセス」だと感じています。

催眠術を使った悪いことはあえてここには書きませんが、知識、経験のある人はいくらでも思いつきますよね。

ここで、かかり手側のお話です。

よく聞くのが、
「信じてたのに騙された」
「今まで安全な催眠術しかしなかったのに急に悪いことされた」
「こそこそ隠れて悪いことされてた」

とか。
ほら、詐欺師にかかった人と言い分が同じじゃないですか?

そうすると、一部の方たちは「悪いことした催眠術師」を徹底的に叩いて成敗しようとするわけです。

その成敗自体は別に普通の流れかとは思うんですが、「残った結果」を見つめてほしいんです。

それは「騙されて悪いことされた被害」が残るということです。
例えばお金を盗まれたら?

どれだけ悪いことした人を成敗出来てつるし上げて催眠術界隈から追放出来たとしても

盗られたお金は戻ってこないケースが多いですよね?って話です。

じゃあ、強姦されたら?
例え、警察に突き出すことが出来たとしてもその人に襲われた事実は頭の中に残り続けますよね?
なんなら身体に影響ありかねませんよね?

ということです。

そこが気にならないなら、どうぞご自由にといったところ。

詐欺にひっかけられる問題で
騙されるほうも悪いとよく言われるのはこういうことだと思います。
詐欺師は犯罪なので悪いのは、当たり前

ただ、それを認識しながら悪いことするので、する人は何があったってするんです。

そこに対しては「あいつは悪いことするやつだ」ってつるし上げたところで、あなたの傷は治りますかってだけの話です。

私がよくする例え話に、交通事故の話があります。

交通事故は人為的なものもあれば、不運と言わざるを得ないことも様々ですが、「自己防衛」することでいくらかは回避出来ると思っています。

例えば、信号が青だから横断歩道を普通に歩いたら、横から信号無視した車に轢かれて大怪我したってケース

悪いのは誰ですか?
間違いなく「車の運転手」です。
罪に問われます。社会的に大きなマイナス面を抱えて人生を歩むことになるでしょう。

しかし、何も悪くないはずの被害者に残るのはなんですか?
そう、「大怪我」ですよね。

何も悪くないはずなのに、大怪我するのはその被害者なんですよ。

そうなると後でこう思うことがありそうじゃないですか?
「あの時もっと左右を確認していれば…」
とか。
ここの点が自己防衛で防げたかもしれないことなんです。

これは催眠術のかかり手においても同様だと思っています。

ほんの少しの意識だけで防げることがあるかもということです。
そして、似ても焼いたも食えないやつはいるんだということです。

なんで客側が、なんでかかり手が、とそう言いたい気持ちもわかります。
が、これが現実です。

何が言いたいか。
被害にあった時、知人が被害にあった時など、つるし上げてギャーギャー言うのはかまいませんが、騙されるほうにもなんらかの油断があったんだということも同時に考えてほしいということです。

被害のことばかりをピックアップするのは勝手ですし、加害者にはなんらかの罰が下ってほしいとは思います。

が、怪我した事実だけはどれだけギャーギャーわめこうが「なくならないんだよ」ってことです。

言いたいことがなんとなくわかっていただけたでしょうか?

催眠術師に悪いことされた例が、事故である可能性だってあるんです。
知識が足りない人だったとかで危なっかしい催眠術をする人だっています。

そもそもの見極めも大切にはしてほしいですが、やるならやるで自己防衛策も持っておかないといけないということです。

まず手っ取り早いのは知識や他者の経験を学び、細かく意識しておくことで、違和感に気づいたり出来ます。

これが自分の身は自分で守ろうということなんです。

詐欺にしても、催眠術にしても自己防衛するための知識や技術が難しいから手をつけない。諦めてる。のような場面もたまに見ますが、それはもう「どうぞ運が悪ければカモられてください」としか言いようがないんです。

そういう嫌な思いをしたくないからこその「自己防衛」だと思っています。
決して、悪いことした、誤った言動を起こした人をつるし上げるための被害者ヅラじゃないと思うんです。

催眠術は教える人によっては「かける側の人が責任を負うこと」とされていますし、そこには間違いのですが、決して勘違いしてほしくないのは、かかり手にはなんの被害もないように保証するものでは1ミリもないということです。

近頃、催眠術の個人見解に異を唱える人が多い中で、かかり手の「自己防衛意識」がそもそも低い人がチラホラいるのではないか。とそう思った次第です。

それこそ、自己防衛の方法などは信頼出来る催眠術師に相談すればいくらでも答えてくれると信じています。

悪いことする人を取り除いていくことでも被害は減らせますが、自己防衛してもらうことでも被害は減らせると思います。

自己防衛が難しい!って言うのであれば
被害にあうことなんて万が一だと思ってみるのもひとつだし、催眠術に対してそもそも距離をとることもひとつだと思います。

これらを踏まえて、催眠術が好きな方には楽しい催眠術ライフを送っていただきたいなと思います。

誰かの何かのヒントになれば幸いです。
お読みいただきまして、ありがとうございます。


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