ケンケンパに納得いかない
ビリケン聴いたよ
creepy nutsが約一年ぶりの新曲『ビリケン』をリリースした。
事前告知特になし!!!
日付変わった瞬間MV公開!!!
サブスクで配信!!!
こういう宣伝手法大好き。ワクワクしますよね。
Twitter(現X)で「creepy nutsがフェスで新曲をぶちかました」みたいなツイート(現ポスト)を夏頃よく見かけた。
その新曲っていうのが今回リリースした『ビリケン』。
久しぶりの新曲。楽しみだなーって具合に気軽にMVを見た。
くらいました!!!
頭にガンガンと響く重低音、素人目にもえげつないラップスキル、イカすデコトラ…
最高でした!!!
ただこの曲を聴いてある疑問が湧いてきたんです。
ケンケンケンケンケンケンケンケン
曲の中で「ケンケンケンケンケンケンケンケン…」っていう部分があるんですよ。
この部分がリズミカルで頭に残る特徴的な部分で大好きです。
ケンケンパに納得いかない
幼少期公園で、学校でなんのきなしにやっていたケンケンパ
円を描くのが億劫な時、フラフープで代用してあまりの円のでかさに
難易度が劇的に向上したケンケンパ
おそらく体幹を向上させるはたらきがあるケンケンパ。。。
皆さんにもなじみはあるかなーと思うのですが、今回私が疑問に思ったのは
「ケンケンパ」というオノマトペの異質さ。
「ケンケンパ」を初めて見たときに果たして「ケンケンパ」という擬音を
付けるでしょうか。
飲み物を飲むときは「ゴクゴク」、磨くときは「ゴシゴシ」
こういったオノマトペは理屈が通っていると思います。
実際こう聞こえるし。
片足でピョンピョン跳んで両足開く動作が果たして「ケンケンパ」と聞こえるのかって話を私は今しています
ケンケンパ、という名前に至った経緯について考察
ではなぜケンケンパという名前がついたのか。
疑問を晴らすためにも考察して行きたいと思います。
まず私は、そもそも「ケンケンパ」はオノマトペではないのではないか、と考えました。
あの動作を見て「ケンケンパ」という音が聞こえてくるとは
到底考えられないと考えたためです。
そこから、「ケンケンパ」という言葉自体にある意味が孕んでいるのでは
ないかと考えました。
ケンケンパは動作ごとに区切ると、「ケン/ケン/パ」となります。
「ケン(1歩目)」片足で跳ぶ
「ケン(2歩目)」片足で跳ぶ(この時1歩目と同じ足で片足跳び)
「パ」足を開いて着地
私は足に注目しました。
片足で跳ぶ際にその軸となる足に体重全てが乗っかりとても大きな負担が
かかります。
負担がかかった状態で跳ぶのが「ケン」の動作。
この跳ぶ動作のときに重要となる部位があります。
それは足の腱です。
そう「腱(ケン)」なんです。
初めてケンケンパの動きをした人はこう思うはずです。
「あれ、腱のあたりが痛むぞ?」と。
もう一度同じ動き(片足ジャンプ)をします。
それでもやっぱり。
1度目は小声でボソッと「腱のあたりが痛いな…」と言っただけかもしれません。
連続して同じ部位に痛みが走ります。
その痛みは耐え難いものでしょう。
その人は痛みに思わず「腱!!!」と叫んだはずです。
腱に走るあまりにも強烈な痛み
さすがに耐えられません。
腱は壊れてしまいます。
私はケンケンパの「パ」には二つの意味があると考えています。
一つは腱が切れる時の音。
張り詰めているものが切れる時、また足の内側に切れた腱が当たった際にした音が「パッ」という音だったのでは、と推測します。
もう一つは破壊の破を指している、というものです。破をパと読む茶目けだと思うんです。
つまりケンケンパとは
腱(1度目の痛み)
腱(2度目の堪え難い痛み)
破(腱の切れる音かつ最後に振り絞った茶目っ気)
という意味を持つのではないかと考えます。
この動作を一番最初にした人はそれ以降まともに歩くことは叶わなかったそうです。
彼は片方の腱を犠牲にこの動作がいかに危険であるかを私たちに伝えてくれました。
この言葉の成り立ちにはとても悲しい物語が関係していたということなんです。
そして現在
3000年のケンケンパの歴史の積み重ねのおかげか、人類はこの動作がとても危険であると潜在的に意識するようになりました。
その後、人の体は独自の発展を遂げ、ついには
腱は全体重がかかっても耐えうるほど強靭なものへと進化しました。
彼の尊い犠牲のおかげで、現代の日本では
ケンケンパは子供達に愛される遊びとなったのです…。
私自身ケンケンパという言葉を軽く見ていたかもしれません。
納得できない、という言葉は撤回させていただきます。
あの動作は間違いなくケンケンパであると、
この場を借りて言わせてください。
余談
ケンケンパのルーツはホップスコッチっていう
海外の遊びにあるそうです。
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