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時間のやりくりとやることリスト

■マネージャーが欲しい

自分専属のマネージャーが欲しい。

そう思うくらいにはスケジュール管理が苦手で、だらだらと先延ばしにしてしまったり、締め切りを守ることが出来ない

先日、「そろそろ〇〇したら?」「△△の予定はどうなった?」「早く□□しろ!」と矢継ぎ早に言われて、「うるさいなぁ~!わかってるよ!」と、あたかも『宿題をしろと怒られて「今しようと思ってたところだよ!!!」とキレる中学生』みたいになってしまった。

自分もいい歳なんだしそろそろこういうのなんとかしないとなあ…と思っていたけれど、今朝出勤中に車を運転しながら、ふと思うことがあった。

『よくよく考えてみると、確かに締め切りを守ったりするのは苦手なのに、現状予定表に入っているスケジュールは大体守れている。これはどういうことなのか?』

■『締め切り』と『予定』は別なのではという仮説

地域活動をしていて、かなり予定表が埋まることが多くなった。
例えば、5月の土日は5回(計10日)あるが、このうち予定がない休みの日は2日しかない。また、毎週水曜日と木曜日の夜は部活動みたいなことがあるため、本当に自由な時間というのは平日の月、火、金の夜(各2時間程度)と上記2日しか無かったことになる。
一方で、寝過ごした予定を除けばこれらのうちのほとんどは無事にこなしてきたことになる。スケジュール管理が苦手なのに、これはどういうことなのか。

分解して考えてみると、こなしてきた予定のほとんどは「自発的なものではない」。例えば地域施設のイベント、地元商店街の朝市、会議といったものは、私が設定したものでは無く他人が設定したもので、私自身はいち参加者に過ぎない。もちろん欠席するとなると迷惑はかかるものの、これらは私がいてもいなくても、その日が来れば自動的に開催され、終了するものだ。今回「予定をこなした」と言っているのは、ただ単にそのイベントに私が参加することが出来た、ということである。先ほどの話でいうと、土日に入っている予定や水、木の部活動である。

一方で、苦手だと思っている「締め切り」は「やることリスト」と言い換えることが出来、これらは『私自身が自発的に行わない限り永久に完了しないこと』である。もちろん、その完了を待っている相手がいる場合は最終的に催促されて完了予定日を大幅に超えてでも完了するわけであるが、例えば「絵の練習をする」とか「勉強をする」といったような、完了しなくても私以外の人が困らないことが「締め切り=やることリスト」の場合が多い。

本来、日本語的には後者の「やることリスト」も『予定』と言えるのだが、今回はあえて「予定」=『自分がいなくても完了するもの』、「やることリスト」=『自分がやらなければ完了しないもの』と定義することとする。

現状では、スケジュールに『予定』は詰まっているがそれらはなんとかこなせていて、問題は『やることリスト』がこなせていないことにある。つまりこれまではなんとなく「忙しいスケジュールだけど、なんとかやってこれているな!」と思っていたが、実は「受け身のイベントには参加できているだけで、実際には自分がしなければいけないことは全然出来ていない」という実態であった。クッ…(吐血)
そうであるならば、「受け身のイベントでカレンダーを埋めて、残った時間でやることリストを消化出来ていない」ことが問題の本質=今回の『スケジュール管理が苦手』ということである。

■じゃあどうすんの!?

では、どうすればやることリストを消化できるのか。

頑張れ

ということなのであるが、それだけだと精神論に終始してしまい改善が見込めないため、もう少し分析してみよう。

例えば、現在のやることリストとして以下の2つを具体例として挙げる。
①車のディーラーに点検してもらわなければいけない
②月1でイラストを完成させなければいけない

それぞれ見ていこう。

①車のディーラーに点検してもらわなければいけない
これは一見、相手もいるし自発的に頑張るわけではないように見えるのだが、実はまだ日程を決めていないのである。相手には「そのうち見て欲しい」とは伝えてあるのだが、実際には私の方から都合のいい日程を伝えないと、点検も何もない。相手としても「いつにしますか??早く連絡しろ!」と言ってくるわけにもいかず、結局私からの連絡待ちなのだ。
つまり「私が日程を伝える」という『やることリスト』をこなしていないために、『予定』に発展してない状態である。早く連絡しろ!!!

②月1でイラストを完成させなければいけない
これは誰に頼まれたわけでもなく、完全に私が『やることリスト』としての締め切りをぶっちぎっている案件である。
経緯としては、月1回イラストを描き、12ヵ月分溜まったところでカレンダーにして一儲けしたいという野望の一端である。4月から開始予定だったのだが、気づけば5月も下旬になっていた!!!!げろげろ。
こればかりは誰かの働きかけによっては完成せず、完全に自分の問題である。

ということで、『やることリスト』の中には、①のように私の行動を挟むことで『予定』に発展する可能性があるものがある、ということがわかった。
『予定』であれば他人が存在し、また今までの話で言うならば「その日がくれば大体達成できる」ため、『やることリスト』→『予定』にすることが出来れば、完了できる可能性がグッと高くなる。そのため、『やることリスト』に新しい項目が追加された場合は、まず「アクションを挟むことで『予定』に発展させることが出来るか」を考え、可能である場合は「そのアクション(やることリスト)を意識して、早めに『予定』に発展させておく」ことが重要だと考える。

一方で、②のようにどうしても私自身が頑張る他ないものについては、何かしら工夫する必要がある。最後はこれについて考えてみたい。

■やることリストをこなすには

まだこなせていないので何の説得力もないのだが、やはり自分のことなので逆に「自分がいま出来ていること」に寄せていくのが一番良いと思う。

ヒントとなるのは、先にもチラっと書いた「部活動」である。

そのひとつ、プラモデル部の話をしたい。
もともと家に積みプラ(いつか作ろうと思って買ったけど作らないまま箱が積み重なっていったプラモデル=ゆるい意味でのやることリストと言える)がたくさんあり、同じような人と出会ったことで、会社帰りに集まってただプラモデルを作る部活動を始めた。
もちろん大変さ、苦痛などがなく楽しいので自発的にもハードルが低くやりやすいということもあるが、まずは締め切りを考えず週一回決まった時間に集まることで、最近は積みプラもだいぶ減ってきた印象を受ける。

このことから、
・週一回時間を取ること(習慣化とも言える?)
・一緒にやれる仲間を作る

ことで、「疑似的に『やることリスト』を『予定』にしてしまう」という手法がとれるかもしれない。

書いていて一見良さそうだなと思ったが、「習慣化すればいいのか!これで楽勝だな!」…とはならない。

もともと習慣を作ることが苦手で、週一回ニチアサのスーパー戦隊すら続けて見ることが出来ない性格なのだ…

もし、絵を描くことをこれまでに習慣化出来ていれば、今頃たいそう名の知れた絵描きにでもなれたかもしれないが、出来ないのでこのざまなのである。

ということは、習慣化するための努力をする必要があるのだろうか。
または、他人を巻き込むことで自分を監視してもらう?
進捗報告をして友達に催促してもらう?

…これらは、今まで何度となく試みて、既に失敗を繰り返してきた手法なのだ…

一体どうすれば…

■出来ることからやっていくしかない


この文章の結論としては、『予定』に出来る『やることリスト』は早めに予定にしてしまう、ということであるが、もうひとつ挙げるとするならば、『やることリスト』を目に見える形にしておくということだ。

CPU(脳内の作業机)に『やることリスト』がバラバラとちらばっている。
アレをしなきゃ、コレをしなきゃ、でもこっちが優先かな…と思って時間を取られているうちに、外部から「早くソレをしろ!」と言われ、頭がさらにゴチャゴチャになって「うるさいな!」と怒ってしまう。

そうではなく、まずは作業机の整理をするのだ。
脳内から『やることリスト』を一つずつ物理的に紙に書き出し、作業机をまっさらにする
目に見える形に書き出すことで、頭の中から一旦それらを取り払う(やることのカウントは完全に外部に吐き出し、目の前の一個だけに集中できるようにする)。
そして、『予定』に出来ることは早めに『予定』にしてスケジュールに書き込めば、その『やることリスト』はひとつ、ほぼ終わったと思っていい。
そうして残ったものだけを、まずは優先順位をつけて、ひとつずつ作業机に広げ、こなしていく。

もし、それがその日のうちに終わらないような―――遠大な野望の一端であるなら―――疑似的に『予定』にするため、それを週一回の時間確保で進められないかを初めて考え始める。あるいは、細かく締め切りを設定して『予定』にしてしまう

私の場合、毎日一時間、は無理。

それで挫折するくらいなら、週一回から始めてみるのがいいのかも知れない。

そうして書き出したもののひとつが、この文章なのである。

・『やることリスト』を『予定』に発展させておく
・残った『やることリスト』を全部書き出して順番にこなす
・疑似的に『予定』にするために「締め切り」を活用する

努々、忘れないようにしたい。

■余談―――アイデアの鮮度

アイデアには鮮度があると思っていて、それは情熱とも言えるのだが、思いついた時に「すごくいい!」と思っていても、それを現実に出来ずに「いつか叶えよう」と思って温め続けていると、いつしかそのアイデアは干からびて色褪せている。そして素晴らしいアイデアだったはずのものが、世に出ることのない妄想として消えて行ってしまう…このことを私は『アイデアの鮮度』と呼んでいる。

鮮度ということは賞味期限と近いということで、アイデアは生ものと呼べるのかも知れないし、それが世にいう「締め切り」なのかもしれない。

アイデアにも鮮度があるならば、何かを思いついた段階で、「この日までに叶えられないのであれば妄想で終わる期限」があるはずで、「締め切り」はきっとそのタイムリミットであるはずだ。

「『やることリスト』を早めに『予定』にする」というのも「早めに」というのは結構曖昧で、それで言うならば「その日の内」が締め切りで合った方がいいのかもしれない。

まず習慣化すべきなのは、アイデアや『やることリスト』を「その日のうちに」こなすというマインド。例え今日完結出来ない事柄であったとしても、「その日の内に」という締め切りを意識した方がいいというのが、ぼんやりと思っていることではある(実際に行動に移せているかはともかく)。

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