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【ヴェルカ新加入】マーク・スミス獲得

本日、リーガACB(スペイン)のサラゴサから、マーク・スミス選手の獲得のリリースが発表された。マーク・スミス選手の特徴や長崎ヴェルカでの役割とフィットについて記事にしていく。

マーク・スミス選手

マーク・スミス選手の獲得については、少し前から噂はあり、真意については注目していた。

今回の移籍でいろんな感情が飛び交っているが。。

Welcome to Nagasaki!!!


マーク・スミスはアメリアカレッジバスケの名門カンザス大学(NCAA)出身。大学後はドイツのクラブに所属し、昨シーズン、スペイン1部リーガACBのサラゴサに所属していた。
身長は195㎝と外国籍選手としてはアンダーサイズ。フィジカルの幅があるタイプではなく(動画見る限りであり、周りの選手のフィジカルが大きすぎてそう見えた可能性あり)、ウイングタイプの選手だろう。日本での2番ないし3番ポジションになるのではないかと思う。

特徴

彼の特徴はなんといっても、オフェンスである。スリーポイントは角度関係なく打て、スリーポイントラインとの外から放つディープスリーも打てるようだ。ドライブも早く、クロスオーバーからのカットは驚異的でハンドリングスキルも高くフィニッシュスキルも高い。また、彼はパスの精度も高い。視野が広く、オープンの選手へ早くて強いパスが出せる。彼は自らオフェンスをクリエイトでき、味方のオフェンスをクリエイトできる選手だ。ヴェルカに必要なのは、彼がオフェンスしたいスペースと彼がクリエイトしたスペースを周りがしっかり作り活かすことだ。彼が今シーズンのオフェンスの中心になることは間違いない。
ディフェンスについても考えていきたいが、この点はまだわからないというのが正直な感想だ。ただ、動画で見る印象は彼のスピードを活かし、粘り強く、リバウンドもオフェンスリバウンド、ディフェンスリバウンドともに積極的に絡み、ボックスアウトもしっかり身体を張ってくれる印象。ディフェンスにおいてもチームに勢いと強度をもたらしてくれることを期待している。

複数ポジションが高いレベルでできる強み

先に述べたとおり彼は195㎝という身長、ガードにもつけるスピード、ガードもできるハンドリングも持っている選手。登録としては、SG/SF(2番/
3番)になると予想するが、組み合わせによってはPG(1番)の役割の時間もあるだろう。
例えば①
PG:マーク・スミス
SG:森川
SF:山口
例えば②
PG:マーク・スミス
SG:荒谷
SF:山口
例えば③
PG:マーク・スミス
SG:荒谷
SF:森川
といった感じでマーク・スミスを1番で起用できることで、サイズもシュート力もあるバックコート陣を組めるのはオプションとして大きい。
もちろん小針・狩俣の純粋なPGと併せることで、マーク・スミスに点数を採ることに集中させ、テンポを上げることでトランジションンバスケに持ち込むこともできるだろう。
また、松本・高比良をエースストッパーとして相手のエースにぶつけながら、サイズを落とすことなくオフェンス・ディフェンスを遂行することもできる。
つまり、マーク・スミス加入の最大の魅力は複数ポジション(1~3番)を高いレベルでこなせることによる、組み合わせの幅と選択肢が広がったことである。対戦相手の特徴、スタイルに合わせ様々な対策が組め、ゲーム全体をとおして高いインテンシティを維持できるようになった点である。

マーク・スミス加入からみるモーディ・マオールHCのバスケ

マーク・スミスの加入によりモーディ・マオールが目指すバスケットを輪郭がみえてきた。といっても、昨シーズンからのスタイルに大きな変更はない。むしろ、クラブ創設から突き詰めてきたヴェルカのスタイル“HAS IT”のバージョンアップであることを改めて確信できた。
まだ、チームの全体練習は始まっていないが、モーディ・マオールHCが選手たちに求めるレベルは相当高いものになるだろう。
バックコート陣に関しては、かなりポジションレスが求められると予想する。
チームとしての決まり事、連携面でのコミュニケーションをシーズン開幕までに一定のレベルまでもっていき、開幕戦からスタートダッシュを切っていきたい。

ハイライト(ショートver)

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