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「想像力」がファンを作る

誰かを本気で応援したことがありますか?

「応援よろしくお願いします!」

スポーツ選手や、アイドル、YouTuberなどファンに支えてもらう人達が使う台詞かと思います。

そんな一部の職業を挙げてみましたが、みなさんもこれまでの人生で応援してもらってきたのではないでしょうか。

運動会、受験、部活動、就活も、起業にしろ、何かやるときに応援をしてくれる存在はありがたいですよね。

僕がこれまで、応援を一番実感できたのはごく最近の出来事です。


3月に、HADO Xballというスポーツの選手になるためのトライアウトに挑戦していました。
応援投票で100票以上入り、たくさんの応援メッセージをもらい、多くの人に支えられて、応援してもらっていることを実感しました。

(ちなみにAKB総選挙を調べてみたところ、指原莉乃さんの24万票が最多投票数でした。えぐい。)

そこで、応援についていくつか僕なりに考えたことを、何回かに分けて書いていきたいと思います。

応援してもらえた理由は?


先程の事例を話すと、「選手になれるか/なれないか」というわかりやすい判断基準があったから、応援しやすかったと思います。

もともとスポーツをやっている人間でしたし、自分と関係のある人にとってはそのチャレンジは受け取りやすいものだったはずです。

また、現時点では、お金を支払って投票するわけではなく、投票する/SNSでシェアすることだけでも応援になりました。

僕としても、「プロ選手になりたい!」という伝えやすいメッセージがありました。

(投票が課金となったらまた別物だと思います)

「わかりやすいメッセージ」「想像しやすい目標」
というのが今回の僕のキーワードです。

応援するには想像力が必要


ここから本題に入りますが、例えば、以下のようなわかりやすい目標があると、応援したくなりませんか?

「甲子園目指します!」「紅白出場します!」
「武道館を満員にします!」「オリンピックで金メダル取ります!」

挑戦に大小ありますが、こういった挑戦をしている人を応援して経験はあるはずです。

有名な人でも、知らなかった人でも。自分とは直接友達や知人ではない人を応援しましたよね?

(一過性のもの、継続的なもの。応援の仕方はいずれも違うと思いますが、一旦それは置いときます。)


先程の例で挙げた「甲子園」で考えてみましょう。


甲子園に出場している高校球児、ドラフトに選ばれるような一部の選手は、メディアでもさかんに取り上げられていますが、ほとんどの選手の名前は知らないはずです。

しかし、毎年夏になると熱戦を繰り広げる球児達を応援していましたよね?

高校生のトップ選手ですが、プロ選手ほどのプレーの上手さではありません。それなのになぜ、甲子園球場は満員に埋まっているのでしょう?

そこに隠されているのが想像力だと考えています。


早起きして、きつい練習を毎日して、休みはほとんどなくて、背番号をもらって、強豪校ばかりの予選を勝ち抜いて、やっとの思いで立てた甲子園の舞台。暑い中、汗を拭って必死に戦う姿。3年間の集大成。負ければその場で終わりの戦い。


これを言わなくても、みんな想像できてしまうのです。
甲子園の場に立ってる人は、そういった困難を乗り越えて、今、必死に戦っていることが、既に認知されているから。

お正月にある箱根駅伝も似たようなものですね。


認知のない人はどうすればいいのか


誰もがそういう挑戦をしているわけではありません。
それならどうすればいいのだろう。と考えました。

僕が、「Xballで日本一になりたい!」と言っても、想像できるわけがありません。他のマイナーなスポーツでも同様に。

Xballで日本一!って正直どれくらいすごいことか伝わりにくいし、甲子園のように何千校の頂点でもありません。

知らない人のために、自分のスポーツのこと、その過程を伝えることも必要ですが、よりわかりやすい目標が必要なのかなと考えています。

その人自身の理念とか、それに懸ける想いってすごく重要なポイントですが、それすら知ってもらえなかったら意味ないよなって思います。

キャッチーにして、一瞬でも興味を惹きたい。
そして、その一瞬で想像してもらいたいのです。


Xballはサッカーを超える世界一のスポーツを作るというドデカイ目標を掲げています。

それは想像してもらう。というより、正直想像できないようなものですが。笑


最後に

今、このコロナの中で、みな大変な状況です。

少しでも余裕がある人は、誰が、どこで、どう大変なのか想像力を働かせることで、この状況を助けられるかもしれません。

1人の人間として何ができるのか考えて行動したいです。


さて、今回はこのあたりにしておきます!

これらは「応援」の中のほんの一部分ではありますが、少しでも意識できると変わるのかなと思っています。
選手として挑戦していく中で、このあたりの言語化をして、スポーツ以外の面でも役立てるようになりたいです。


マイナースポーツの普及活動、アスリート活動に使わせてもらいます!