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【過去ログ】建仁寺と草間彌生(20180104)

2024年、辰年なので、昔行った建仁寺の写真をアップしておきます。こちら、もともとは2017/6/10-2018/2/25に京都のフォーエバー現代美術館で開催された『草間彌生 My Soul Forever展』のついでに行ったのでした。しかしこのフォーエバー現代美術館、2019年には閉館してしまったので今はもうありません。以下当時の日記を抜粋。

最初に名前を聞いたときは京都にそんな美術館あったっけ?と思い、調べたらやはり出来たのは2017年、この草間彌生が最初の展覧会。もともと秋田県で活動してきた「フォーエバー現代美術館」が京都に移転、都をどりの会場として知られる「祇園甲部歌舞練場」敷地内にある大正2年建築の有形文化財「八坂倶楽部」を美術館にしたという経緯らしい。

おなじみ巨大カボチャが京都にも

スペース的には一般の美術館ほど広くはないし限られているので作品数はさほど多くはないけれど、中は畳敷きで大広間のようなところや舞台のようなところにも作品があって斬新。今まであまり見たことのなかった(たぶん)ラメでキラキラしたシルクスクリーン作品など面白かった。どの作品もいつ見ても狂気の沙汰としか思えない細密な水玉地獄で素晴らしい。

併設のカフェも展示に合わせてメニューが草間彌生仕様なのでとても可愛い。水玉あんみつと水玉ロールケーキを食し、味も美味しく満足。コーヒーもでかいマグカップになみなみと。

器ももちろん草間彌生!

さてお次は美術館のすぐ傍にある建仁寺
京都最古の禅寺ということで、敷地も広大。靴脱いであがるので寒いから、方丈と法堂しか行かなかったけど、法堂の天井画「双龍図」はなかなかの迫力で見応えがありました。でもこれ古い絵かと思ったら平成14年(2002)に建仁寺創建800年を記念して、日本画家の小泉淳作が描いた作品だそうで、なんだ最近のやつだったのか(ちょっとがっかり)。

とはいえすごい迫力でした

あと方丈のほうには、俵屋宗達の風神雷神屏風もあったのだけど、こちらはこのお寺の所蔵ながら実物は京都国立博物館にあり、ここに置いてあるのはレプリカ(これもちょっとがっかり)

風神雷神図屛風

その他襖絵などの類も基本ホンモノは博物館に寄託されておりここにあるのはレプリカ。あとは「双龍図」と同じく現代画家が手掛けたものだったりして、まあそれはそれで素敵なのだけど、だからわりとどこも写真撮影OKだったのか。

とはいえ建物は当然本物だし、お庭も風情があって良かったです。

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