読めない物語
【続く】
…よくここまで来たな。
これか?これはまあ、ちょっとした悪ふざけと、規約の隙を狙った実験だ。
どうも、そういう形式ばった話にゃ歯向かいたくなるもんでね。
何はともあれ、俺はルールを守っているよ。ああ、もしかしたらちょっとだけアウトかも知れん。ともあれだ。大筋の「ルール」を理解した上で、こういう遊びをさせてもらった。
なんのルールを守ったかって?
端的に言うぜ?それは「上限」のルールだ。
わからん?
今回の一番重要な「ルール」は「上限」だ。
重要とは言ったけど、あくまで基準、そこに至らなくてもいい。越えなければ。
で、だ。
上限はあるんだ。上限は。下限がねえんだ。
つまり…そう、さっきまで俺がやってたようなことが、ルール上許されなきゃおかしいんだ!それを証明する実験よ。
まあ、多分連中は許さないんじゃないかな?「これ」も上限は守ってるつもりだが。
これと合わせちまったら、越えちまうからな。
さて、次は何をしようか、ね。
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