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ER34 スカイラインで起こった日産車に起こりがちな接触不良問題。エンジンが掛からなく理由は修理費ゼロ円で直る、こんな簡単な部分なのですが・・・。

弊社にてECUチューンを行ったこちらのER34は

NEO6のRB25をフルチューンしGCG製のビッグシングルタービンに
電動スロットルを組み合わせてLINKにてマネージメントしてます。

LINKのセッティングはもちろんエンジンの作製からタービンのセットアップ
電子スロットルのキャリプレートや配線加工まで
すべての作業を我々ビークルフィールドにて行った車両です。

作成後数年が経ちオーナー自らによるメンテナンスも
ちょこちょこ増え始めたある日
「エンジンが掛からなくなってしまった。」
とのオーナーからの連絡。

それも我々ビークルフィールドで
アクセルポジションセンサーを替えた帰り道
高速を走っているうちは良かったものの
下道に降りて、しばらくしたらエンジンが吹けなくなる時があり
信号でストップしたら、そのままエンスト・・・。

ハイスペックが故に故障の個所もハイスペックだったら嫌だな~と。

保険特約のレッカー搬送にて再度入庫して貰いましたが
すでに症状は出ず、普通にエンジンは掛かり
試運転でも問題ないんです。

長めの試運転やアイドリングを試みても特に不具合はなく
これは長期戦になる奴だな~と、覚悟を決めました。

まずは我々ビークルフィールドにて手を付けた部分と
そうではない部分を選り分けると
LINK周りの電源配線等 新設済
E-Throttleの電源配線等 新設済
APSセンサーの電源配線等 新設済
MAPセンサーの電源配線等 新設済
吸気温センサーの電源配線等 新設済
一部アースの配線等 新設済
クランク角センサーの配線はノイズが酷かった為 新設済
ダイレクトイグニッションコイル 社外部品にて新設済


インジェクター 未施工
燃料ポンプリレー 他店施工?

こんな感じです。

見るからに怪しいのは燃料ポンプリレーなので
リレーを握って揺すって診ますが、特に症状は出ません。
まあ、どんなお店が埋設したのかよくわからないので
養生を兼ねて新品リレーに交換しましたが、恐らくここが原因では無いです。

なにか手掛かりになるものが無いかと、再度オーナーに確認すると

「今回の件と関連性は不明ですが
 今年の四月位にプラス側の30Aヒューズが二回ほど飛び交換しています。
 コイルハーネスのリレーで接触不良とか起きる事あったりしますか?」

との事。
赤丸のヒューズが2回切れたらしいです。
「バッテリー交換後にそういった症状があったので
 バッテリーマイナス端子の増し締めして
 ヒューズ切れの症状は落ち着いていました。」

ん? なんとなく匂うぞ・・・。

この平端子ってバッテリーに直接繋げるんですよね、きっと・・・。

たぶん、アレだな。
あれで接触不良が起こってる。

わかってしまえば、こんな事かと言う問題なのですが
見つけるまでは大変なんです。

有料ページでは動画にて、なにがどうなっていたのかを解説します。

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