見出し画像

noteでは初登場!SE3P RX-8のお話。ボルトオンターボで絶不調なクルマが数多く存在しますが、NAのままでも絶不調なクルマは多く、結構な頻度でアレが壊れてます。

FD3S RX-7と比較すると、圧倒的にパワーが低く
FD3Sの後継と勘違いして乗る人すべてをガッカリさせたSE3P RX-8。

自分もRX-8が世に出てすぐに試乗しましたが
やはりFD3S RX-7を想像して乗ると、トルクは更に薄く
パワーもまったく伸びて行かず、ん~、これは要らない!ってなりました。

ただ、今考えると、FD3S RX-7とは全く別のクルマ
だって車名もRX-8ですしね・・・。

SA22C、FC3S、FD3Sと型式が代わってモデルチェンジしたRX-7ではなくて
SE3P RX-8と言う全く別のクルマとして乗れば
それはまた違った感想が言えたのかも知れませんが・・・。

当時の若気の至り真っ最中の自分には、まったく琴線が振れませんでした。

アフターパーツメーカーも、パワーの無いSE3Pに対して
ボルトオンターボを発売し、なんとか商品を売ろうと必死でしたが
トラストさんのボルトオンターボは酷かった・・・です。

エアフロを押し込み式に

変更するのに、制御はイーマネージの初期物
通称、青マネで制御するって言うんだから、無理でしょ・・・。

せめてアルティメイトを使わないと、まともに走らないと思いますが
アルティメイトにすれば良いという話では無く
純正ECUの書換と併用でアルティメイトを使えば、なんとかなると言う話。

純正ECUの書き換え無しで、なんとか売りに出してしまった後遺症として

エアフロアダプターが装着される配管内に

こんなリストリクターみたいな仕切り板を入れて流速の改ざん!?
こんな事したら、空気が渦巻いちゃうって~。

ZC33S スイフトスポーツ用HKSのインテークでも問題提起してますが

エアフロ制御のクルマに於いてエアフロの出力値は
制御の根幹を成す部分ですので
安易に手を加えて良い部分ではありません。

今回のSE3P RX-8も、この辺りの邪魔な物はすべて撤去して
アクセルONでもアクセルOFFでも空気がスムーズに流れるようにした上で
純正ECU内のエアフロマップを書き換えて
純正エアフロの出力値に対する流入空気量の割り当てを替えて行きます。

アクセルを軽く踏み込んだ辺りのセッティングは出来たので
もう少しアクセルを踏んで行くと、んっ?空燃比がおかしい・・・。

折角、青マネからアルティメイトに替えた配線はすべて撤去して
純正ECUだけで走って見ると

5000rpmを境に急に空燃比が濃くなったり薄くなったりを繰り返し
アクセル一定でも尺取り虫みたいな前後のシャクレます。

サ イ ア ク

さて、純正診断機繋げてトラブルシュートです。

各項目をロギングしながら見ていると、あれ~ここの数字おかしくない??

どうやらECUセッティングがどうのこうのでななく
純正部品が壊れている様で・・・。


ここから先は

923字 / 1画像
この記事のみ ¥ 1,950
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!