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もう1台のUSE20 LEXUS IS-Fとの闘い。前オーナーによってECUが書き換えられたこの車両はツールメーカーも匙を投げる特殊な書き換え方法でノーマル戻しは不可と言われ・・・。

先週もUSE20 LEXUS IS-Fと闘ってましたが

今週もUSE20 LEXUS IS-Fと

闘ってました・・・。

パワーゲート4をオーナーに買って頂き
早速ご自分でデーターを読みに行ったのですが
出てきたIDが311B1000と言う物で、こんなデーターは存在しないとALIENTECH本社のサーバーで蹴られてしまいました。

一般的なJDMのUSE20は353と言う番号から始まるのが
311からだから弾かれるのか?
いやぁ?
ヨーロッパ仕様やUSDMは353以外のIDもたくさん存在するのに・・・?

ただ、こうなってしまうとパワーゲート4だけでは何ともなりませんので

エンジンルームからカバーを外して

ECUケースの蓋も開けて、ECUを引っ張り出します。

ECUの品番は

89661-53D70でUSE20にはよく使われているECUです。

基盤に直接アプローチしてデーターを強制的に読み込みます。

SW(ソフトウェア)ナンバーがSR006-11B10になってる・・・。
このSRはSARDに意でして

このツールで書き込まれたデーターであることを表します。

うわっメチャ厄介だわ・・・。

このツールで書かれたデーターは元々のSWが消されて
独自のテキストが書き込まれるので
ツールによっては未知のデーターと判断し

通常のデーターの読み込みや書き込みは禁止され
過去にバックアップとして取って置いた
他車のデーターすら上書きできないとの事・・・。

ん~、困ったぞ。

とりあえずこの読み書きツールを製造したAlientech本社に問い合わせると

SWのバージョンが違うから上書きは出来ない。
と言うので
SWが違う事は知っています。
昔はSWが違っても上書きできたのに、今回出来ないのはなぜ?

っと聞くと
このツールは昔からSWの違うデーターは書けない。
今回のケースは力にはなれない。ごめんね~
との事。

まあ、毎回こんな感じですので、多くは期待していません。
今迄もAlientechに出来ないって言われたことを
なんとか出来るようにして来ました。
Alientechの出来ないってのを鵜呑みにしちゃいけません。
出来ないんじゃなくて、やりたくないって捉えるんです。笑
きっとサポートするのが面倒なのでしょう・・・。

さて、どうすっかな。

結果から言うと
普通にJDMの35358000と言うID
(正確にはSWupgファイルと言いまして
 ソフトウェアアップグレードナンバーと言い意味です。)
に、書き換える事は出来たのですが
その方法や順序は有料ページにて開示します。

なのでSARDのCUVUで書き換えられたが故に
ECUの再書き換えが出来ない!
って悩んでいるあなた!!
我々ビークルフィールドであれば、そのデーターを一度ノーマル化して
再度通常の書き換え方法でECUチューンする事が可能です。

ではでは、その方法とは・・・。


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