見出し画像

『動物園水族館閉鎖』 | Book紹介③

日本では当たり前のように存在する動物園と水族館。自分自身も幼い頃に連れて行ってもらい、多くの動物たちと触れ合った記憶が今もなお残っています。私たち日本人が「動物園・水族館」と聞いて想像するイメージは、この写真のようなものではないでしょうか?👇

画像2

筆者である目黑峯人さんは、日本全国ほとんどすべての動物園と水族館282施設へ実際に赴き、現地調査を行いました。そこで目にしたものは、多くの事実を隠し、自らをポジティブなイメージとして作り上げてきた動物園と水族館の実態、そして一般には決して知られることのない、動物たちの悲惨な姿でした。

画像1

動物園も水族館も、存在するのが当たり前過ぎるので、一体何が問題なのかわからない人が大部分だと思います。幼い頃から慣れ親しんでいるため、「問題を抱えた施設である」という視点がすっぽり抜け落ちている人がほとんど。おまけに、世界では「動物解放運動」が盛んに行われている現実があります。残念なことに日本では大々的に取り上げられていませんが…。

動物園・水族館の存在意義としてよく言われるのは、「教育のため」「種の保存のため」「研究のため」などですが、筆者はそういった主張のどれもが適切ではないことを本書の中で分かりやすく説明しています。

動物園や水族館が、いかにエンターテイメントや利益目的で動物の命をコントロールしているのか、本書から痛いほどに伝わってきます。

動物の側に立って、動物園・水族館を徹底的に批判した日本で初めての本。この存在が、未来の動物園・水族館の在り方を変えるかもしれません。

vegielab🌱



最後までお読みいただきありがとうございます。さらなるvegan情報収集のため、よろしければサポートをお願いします。いただいたサポートは、vegan情報の収集、対応CafeやRestaurantの取材に活用いたします。