牛乳、合わないのはうちの子だけではなかった

栄養学の原則としてEBN(Evidence based nutrition),「科学的根拠に基づく栄養」という考え方があります。学会発表ではない、科学論文として成り立つ研究で出された根拠に基づかないといけません。

さて、牛乳は?となります。

その前に、我が家の経過。20年ほど前に牛乳をやめ、気管支炎が収まりました。友人のお子さんが、うちと同じように気管支炎に悩んでましたので、「牛乳やめたら、おさまったんですよ〜。半年やめると確実に変わったんです。」とお伝えしたのです。あの時は半信半疑でしたし、そんなことを言っても、友人のお子さんも牛乳好きなので飲むのをやめるとは考えてませんでした。

ところが止めたんです。しばらくしてあったら、そのお子さんも気管支炎が改善してました。

うちは、コレで良くなりました。だからあなたも良くなります!は、全然科学的根拠になりません。しかし、牛乳が合わない人はうちの他にもいると思ったのでした。

その後、子どもにはアレルギー検査を受けさせました。牛乳のアレルギー反応は出ませんでした。小学校では給食で毎日、牛乳が出ます。牛乳をストップしてもらうには、ドクターの診断が必要です。アレルギー検査で陽性にならなかったので困っていたのですが、アレルギー問題に熱心に取り組むドクターを友人から紹介してもらいそちらでお世話になることにしました。

小麦、牛乳、油・・・そのクリニックの先生は、日本の食品行政に疑問を持ってらっしゃいました。

「インドから来た人が、日本のカレールーでカレーを作って食べたら蕁麻疹が出て食べられなかったと言ってたよ〜。」そんな話しをしつつ、アレルギー検査ではっきりとして陽性が出なくても体質に合わないことを認めて下さいました。

発達障害のお子さんが牛乳をやめたら改善した、学習障害が無くなった、と書かれた本も半信半疑で読みました。

モヤモヤは、しばらく続きます。EVN(Evidence based  nutirition)の言葉に出会うのはそれから5年くらい経ってからです。野菜ソムリエのコースで教えていただきました。基準はあるのだ!と少し心が落ち着きました。でも牛乳問題は解決できませんでした。

そして牛乳の他にも、「悪い」食品がいっぱいあるようなのです。・・・食べるのが不安になりますよね!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?