「小農が国を救う~日本人は農なき国を望むのか」農民作家山下惣一さんの番組を見て
農なき国を望むのか
小農が国を救う
「日本人は農なき国を望むのか~農民作家山下惣一さんの生涯」
NHKで放送されました。
佐賀県唐津市から闘う農民作家として国政や社会に物申してきた山下さんの生き方は、
視聴者に多くのインパクトを与えました。
1961年、農業基本法制定の年、国はみかん栽培を奨励し、
新婚だった山下さんは妻と山にみかんの苗を植えます。しかし木が成長した頃、価格は暴落。
20キロで200円に。行政に苦情を言うと、「植えたのはあなたたちでしょう」と開き直られます。
後に山下さんは振り返ります。
「私の百姓としての一生は、26歳で植えたみかんを54歳で伐って終わった」。
これでは農家の尊厳は保たれません。
子どもに後継を望むことも、地域に誇りを持つこともできません。
農業人口が減り、農村が衰退。
農家は、生き続ける気力を、耕作意欲を奪われ
その結果が、40万haの耕作放棄地と150万戸の土地持ち非農家なのではと、
思えてなりませんでした。紙面につづく
・・・・・・・・・・・・・・
初めて山下さんにお会いしたのは
、2019年、小農学会に参加したとき。
当時の懐かしい写真
も出て来た。
これまでに3つのコラムを書いたので、まとめてアップ。
2022年7月。
唐津市の農民作家、山下惣一さんが亡くなった。
この国の農とは何か
2019年5月
福岡で開かれた小農学会に参加して。
大きな経済を生み出さない農家は何を育てているのか。
その他の写真など
2019当時の様子はこちらの記事で
↓↓
“小農の大逆襲”は九州から!福岡大学での「小農学会」に参加してきた5月12日
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?