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断面図でわかるいろんなこと

海外のビーガンのサイト、またそうでないもの(Cook&DineやBon appétitやマーサスチュワートやパリのリッツホテルやその他たくさん)のレシピサイトや動画を見てみてみまくって、そのうちみる時間が足りなくなって保存して保存して保存しまくっているうちに、そのお菓子の断面図でそれがおいしいか、おいしくないか、がわかるようになってしまった。ほぼ間違いなく。

断面図をとった写真には空気が(気泡というのか)映る。目がかたく詰まって細かい空気が見えない断面図はたべても固くおいしくない。最初にガツンとくるうまみはないが、でも噛んでいるうちに味が出てきておいしさを感じる種類のものもある。ドイツパンのようなどっしりとした感じのものだ。

一方水分が多すぎる断面図も見てすぐに判別がつく。気泡がなく見るからにねちゃっとしている。食べてもきっとねちゃっとしている。水分が多いのだ。(勝手にういろう系と呼んでいる)または逆に大きな気泡がたくさんあって失敗した茶碗蒸しのようにスが入っているものもある。海外のビーガンのレシピサイトにのってる巨大なケーキとかには、レシピや作り方にもよるが、このタイプがたくさん存在する。

自分の作るビーガンのお菓子は、上記のどちらにもならないよう水分の調整や粉選びを繰り返しているが、「完成!」となったレシピも、またいつしか再編し、さらに進化させていつまでも終わらない。長い旅路だ。

昔から野菜の切り口、断面図が好きで、レンコンを切ればその切り口が可愛すぎてため息をつき、手が止まり、紫キャベツをすぱっと切ったら、その波打つ模様にうっとりとし、ロマネスコをまな板の上におけば、そのフラクタルなパターンで脳みそがいっぱいになりどんどんミクロからマクロの世界へ突入していく。。。といった具合だ。なので調理人(コック)には向いていない。

ただオタクで細かいことが好きなので、実験や繰り返し同じものを少しづつ変えて作る、というような作業に飽くことがない。

今月末にまたビーガンの料理教室がある。

veganをどう伝えたらいいだろう、と日々悩んでいる。最近のveganや栄養学のことを撮ったドキュメンタリーを書き起こししたりしている。(まじめかw)

きっといろんなアプローチを用意したいのだ。でもきっと一番伝えたいのはビーガンになっても、日々とびきりおいしいものが今まで通り、いや今まで以上に食べれて、健康になる、ということと、今まさに瀕死の重傷である地球の健康を取り戻すには、VEGANであることは必要不可欠だ、ということなのだろう。


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