【図解】性依存だった発達障害女性の過去
以前、東洋経済ONLINE記事に匿名掲載もされたという発達障害(ASD)の女性と面会し、
その壮絶な過去を聞くことができたので、図解していきます。
図解の前に、前提
27歳、発達障害で性依存に陥った彼女の真実
まず↑の記事で、この女性【莉奈さん】は
・においに過敏
・小学生のころは清潔感まで手が回らなかった(学生時代に流行した雑誌がきっかけで少しずつ克服)
・空気を読める/読めない以前に【空気がわからない】
・性依存(世間一般として思われる印象とは違い、経験人数は10人ほど) だった
・現在はお付き合いしている彼氏がいて性依存は回復しているが、再び依存する恐怖はある
ことを明かしています。
そして、僕の発達障害傾向である
この4つの特徴に「すべて当てはまる」と本人が言っていました。
その奥底へ、図解で迫ります。
「自慰行為=人目につかないところでするものだ」と気づかずにいた
当時中学生だった莉奈さんは、男子に
「次の授業で自慰行為しろ」と言われた。
【あぁ。指示されたことには従う。
言われたことはちゃんとやるしかない】と思い込み、
その思考過程の中で、普通の人ならなりそうな
「嫌だ!気持ち悪い!」
「迷う」
という心境にもならなかった。
(言葉すら出なかったのは、場面緘黙の克服半ばだったのも影響している)
そして【断る】選択肢すら頭に浮かばなかった。
だから実行した。
実行時、当の男子からは
「おいおい、本当にやるなよ」
と言われたそうです。
でも本人はこの時、恥ずかしいことだとはわからなかった。気付かなかった。
気付いたのは、20代になってからだった。
当時は気付かなかった損失に「後から」気付いたのです。
【空気がわからない】ゆえに起こった、壮絶な過去でした。
【性依存への過程】デートDVと共依存
莉奈さんは高校以後、付き合った歴代の彼氏の
全員と【共依存】になってしまったといいます。
その過程を図化したのがこちら。
これはあくまで、発達障害者の恋愛の一例。
男性と出会うきっかけが様々ではありますが
本当に苦しい状況から助けてくれた男性がいると
「助けてくれた!優しいんだ!」という印象が強すぎて
男性の下心に気付けない。
後で、その下心があらわになって
命令口調で束縛してきたとしても、
「この人しかいないんだ」と思い込んでしまい
【男性側がおかしい】という客観的事実に気付けない。
今振り返れば、男性側がおかしいことはわかるけど
付き合っていた当時は「これが普通だ」と思ってしまい、
本当に気付けなかった…という。
そして、この【束縛される&命令口調で言われる】状況でもなお
互いに相手を好きなんだ、と。
このような過程を経て、
「求められれば性行為に及んでしまっていた」という流れです。
まとめ
自慰行為や性依存という、社会的に扱いづらい内容を含んでおり
匿名(東洋経済に載った人)という条件で図解掲載しました。
繰り返しますが、ここに掲載したのは【あくまで一例】です。
発達障害の傾向が違えば、その人は
莉奈さんとは違う別の考え方・行動を起こし
違う人生・経験を送るはず。
間違っても
発達障害の女性=性依存になる
という誤った解釈をしてはいけません!!
男性目線でこれを読むと
「発達障害女性をこれでオトせば…」
などと思うかもしれませんが、それは短絡的思考。
【長期目線】でみれば、お互いにとってデメリットです。
・麻薬のごとく、相手に依存した
・「長期的にはプラスにならない」ことへ、多大な時間を使った
人生の貴重な時間を、そんな短絡的思考で無駄にしてはいけない…。
僕は莉奈さんの話を聞いていて、そう思いました。
今回の莉奈さんのようケースは極端かもしれませんが
・似たような過去がある
・これとは違うけど、自分も発達障害だ
という人には参考になるかもしれないと考え、
かつて運営していたブログを閉鎖して
自分でこちらに転載しました。
今回の莉奈さんのように、僕が図解することで、
・ご自身の発達障害傾向を知る
・自己理解を深める
こともあると思います。
取材内容は1年前のものですが
僕自身が軽い発達障害ということもあり、
マーケティングとはあまり関係ない側面として
発達障害の人の参考にしていただければ幸いです。
Twitter: https://twitter.com/dashk_adhd
「動画クリエイターの人たちに、地上波テレビなんかよりよっぽど面白い動画を作ってほしい!」という思いから、人の心理まで踏まえた動画編集向上ブログを読みやすく書いています。「本当に役に立った!」と思えた人からサポートをいただければ充分です。