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新NISA 成長投資枠の投資戦略

こんにちは。
ブクロのブログです。

今回は、ブクロの新NISAの成長投資枠の戦略をご紹介します。
多くの方は、成長投資枠もつみたて投資枠と同様にインデックス投信にしたり、好みの高配当株を選択されているのではないでしょうか。

たしかに、売却することなく、長期的に保有し続ける場合、市場の右肩上がりの成長を確信していれば、インデックス投信が最も合理的と考えられます。

ただし、ご存知のとおり、新NISAでは、保有銘柄を売却すると、購入した分の非課税枠が復活する制度が導入されています。
つまり、当たり前のことですが、短期的に市場の成長よりも値上がりが見込める銘柄を購入し、それを売却して、インデックス投信や高配当株等に切り替えていくという選択もあるわけです。

私は、以上の考えで、短期的に値上がりが見込める銘柄として、次の銘柄を選択しました。

バンガード超長期米国債ETF(EDV)

EDVは、簡単に言うと、米国の超長期(20-30年)の国債に連動するETFです。

国債の債券価格と政策金利は、以下の関係にあります。
・政策金利が上昇すると、債券価格は下落する。
・政策金利が下落すると、債券価格は上昇する。

では、米国の政策金利はどのようになっているでしょうか。

現在がとても高い状態であることが分かるでしょう。
このままでは、景気が減速する可能性があるため、FRB(米国の中央銀行)は、金利を下げるタイミングを模索しているわけです。

つまり、米国の政策金利が今後低下することはほぼ間違いないと思われます。

次に、EDVの価格の推移も見てみましょう。

政策金利と概ね逆相関となっていることが分かるでしょう。
仮に政策金利が2022年1月の水準に下がれば、EDVの価格が2倍ほどに上昇することが見込めるわけです。
これは、短期的な価格の上昇を狙いに行くチャンスといえるのではないでしょうか。

仮に米国の政策金利がしばらく下がらない状態が続く場合でも、私はEDVで問題ないと考えています。

まず、米国のリセッション回避という意味では、これ以上の政策金利の上昇は考えにくいため、債券価格の下落幅も限られると考えています。

また、債券の価格は、株価と逆相関の関係とされています。
2020年のコロナショックの頃の価格を見れば分かるとおり、EDVの価格は大きく上昇しています。
このことから、現在やや加熱感のある米国相場が弱くなったときに、EDVの価格上昇も見込めると考えています。
その場合、上昇したEDVを売却して、下落した株を買いに行くことができます。

さらに、EDVは、現在なかなか高い利回りとなっています。
直近の配当利回りは、3.80%です。
皆大好きVYM(バンガード・ハイディビデンドイールドET)の直近配当利回りは、3.94%で、ほぼ同じ水準です。

つまり、しばらく放っておいても、VYMと同水準のインカムゲインが得られ、かつ、数年の間にキャピタルゲインも狙える状態ということです。
このようなインカムゲインとキャピタルゲインの非課税を狙って、私はNISAの成長投資枠でEDVを保有しています。(なお、米国課税10%は有り。)

他の債券ETFとして、AGG(iシェアーズ・コア 米国総合債券市場E)やTLT(iシェアーズ米国債20年超ETF)をご検討の方もいらっしゃるかと思いますが、これらは毎月分配のため、新NISAでは対象外です。

そして、話題のレバレッジ型の債券ETFであるTMF(ディレクション・デイリー20年超国債ブル3)についても、大した金額ではないですが、特定口座で保有していますので、定期的に状況を報告したいと思っています。
TMFホルダーの方ぜひ仲良くしてください。一緒に握り続けましょう!笑

今回は以上です。
新NISAのつみたて投資枠や、特定口座の高配当ETFなどについても、今後記事を書いていきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。


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