ディープテック、直近で大型調達を実施したディープテックスタートアップ、ディープテックに投資しているベンチャーキャピタルについて
ディープテック
ディープテックという言葉を耳にする機会が増えてきています。
Wikipediaで調べてみると、
ディープテックまたはディープテックスタートアップとは、科学的な発見や革新的な技術に基づく技術を提供することで社会的な課題を解決することを目的とするスタートアップであり、例えば、以下の分野がディープテックと考えられています。
新素材/人工知能/バイオテクノロジー/ブロックチェーン/ロボティクス/光工学/電子工学/量子コンピューティング
また、ディープテックは、長期間にわたる研究開発、商用化への長い道のり、そしてしばしば商業的成功を達成するために巨額の投資を必要とします。
一方で、ディープテックの根底にある知的財産は、通常、十分に保護されているため、再現することが難しく、強力な競争優位性または参入障壁となっています。
自分なりにまとめると、
「ディープテックスタートアップは、革新的な技術を持っているが、事業化のリスクが高く、巨額の投資が必要となることが多い。一方で、知的財産の保護により高い参入障壁を築くことができ、事業化に成功した場合、大きなリターンを得る」
でしょうか。
直近で大型調達を実施したディープテックスタートアップ
巨額の投資という文脈から、直近で大型調達を行っている国内スタートアップを探してみると、以下のランキングがみつかりました。
(出典:国内スタートアップ資金調達ランキング(2020年1-7月) 2020.08.19 by STARTUP DB編集部)
こちらのランキングでは、APB、LayerX、ispace、モジュラスあたりがディープテックスタートアップに該当しそうです。(抜け漏れあれば教えてください!)
ディープテック以外だと、エネルギー、プラットフォーマー、DX、決済まわりが多いでしょうか。
ディープテックに投資しているベンチャーキャピタル
APB、LayerX、ispace、モジュラスの4社に投資を行っているベンチャーキャピタルを見てみます。
APB:慶應イノベーション・イニシアティブ
LayerX:ジャフコグループ、ANRI、YJキャピタル
ispace:インキュベイトファンド、スパークス・グループ、産業革新機構、リアルテックファンド、スパークス・グループ、東北大学ベンチャーパートナーズ
モジュラス:ファストトラックイニシアティブ、DBJキャピタル、SBIインベストメント、みずほキャピタル、ジャフコグループ、慶應イノベーション・イニシアティブ、SMBCベンチャーキャピタル、東京大学協創プラットフォーム開発、モバイル・インターネットキャピタル
上記で紹介したスタートアップ、ベンチャーキャピタルの他にも、魅力的なディープテックスタートアップ、ディープテックスタートアップに投資を行うベンチャーキャピタルが日本にはまだまだたくさんあります。機会があれば、どこかで紹介できればと思います。
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