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#15 ピアノのレッスン(4月 1回目)

 新年度最初のレッスンですが、今回はほぼ全滅に近い内容です。

🎵おとなのハノンは、1-5を広げる練習ですが、5の指が弱く、音が抜けてしまうので不合格。
🎵バッハ/シンフォニア 2番は、テンポアップして前回よりはよく弾けたものの、結局、拍子感は治らないままで合格にされました。
🎵モーツァルト/ピアノソナタ K.333 3楽章は、調子が出ず。前回同様のコロコロしたところの手のフォームを徹底的に直されました。
🎵ホルベア~プレリュードは、3ページ目の左右両手受け渡しのアルペジオの部分を細かく練習しなおしました。

おとなのハノン

🎵12 1-5をひろげるトレーニング(G移調)

 2周目でいまさら気づいたのですが、「おとなのハノン」の練習番号って、ハノンの原本の番号と同じ内容だったのですね。まぁ、1~20までしかないのですが。で、今回は12番のパターンを原本から引用。

 G移調でやっていると、次のパターンに移るときGからF#に飛ぶのですが、その準備が遅い、さらに音が抜ける、と指摘されました。手のフォームがダメで、小指が弱いのが原因。「常に手のひらの内側は固くしていなくてはならない」とのこと。これは習い始めのころから何度も言われているのですが、全然できません、治りません。

 先生が私の小指側の手のひらの筋肉をつまみながら、

「びっくりするくらいやわらかいですね」

とあきれています。ここに力を入れないと手のひらの内側を固くできないそうです。先生のこの部分の筋肉は固く、しかも盛り上がって外側にはみ出ていて、手のひらの小指側のラインが曲線を描いています。逆に私のは手のひらが平らでなめらかで、描くラインもスッとまっすぐ。要するに、全然筋肉がついていません

 何だか今回はうまく弾けないので不合格。もう齢だし、今から筋肉が付くかはわかりませんが、手のひらを意識しながら再度練習することにします。

バッハ/シンフォニア 2番

 前回に引き続き、ダメ出しされていた拍子感が課題。先生には、

「録音して聴いてみるとよいですよ!」

とアドバイスされたので、録音はしてみたのですが。。。録音は以前も何度もやっているのですが。。。そもそもどこが悪いのかがわからない。。。

 自分で上手いとうぬぼれているわけではありません。何となく「イケてない下手な演奏だな」と認識してますが、録音しても期待するほどの客観性が得られないというか、驚くほど、普段、自分が演奏している通りの音にしか聞こえないので、いつもがっかりします。

 要するに録音してもあまり「気づき」が得られない。これも自分のダメ耳のせいだと思います。

 そもそも自分の演奏も「12/8拍子=大きな4拍子」に聴こえないのですが、実はyoutubeに上がっているほかの人の十分上手なシンフォニア2番の演奏でも大きな4拍子に聴こえてこないのが致命的です。

 一応、自分のも他人のも、演奏聴きながら指揮棒持って4拍子は振ってみると最後まで振れます。これができれば拍子感があるということになるのならばよいのですが、そうではなさそうです。何だか、フレーズが小節をまたぐところが出てくると4拍子の感覚がわからなくなってきて、ズレているのでは?と思ってしまいます。

 一応、先生の前で演奏し、録音も聴いてもらったところ、テンポも上がって前よりは良くなってはいるものの、

・全体的にリズムに乗って演奏しているように聴こえない
(円を描いているようではなく、直線的に聞こえる)
・4分音符+8分音符(タンタ)のリズム感が甘い
(これが出てくると、テンポが不安定になる)

と指摘されました。ただ、リズム感は一朝一夕にはよくはならないし、これ以上続けてもドツボにはまるだけなので、今回は合格で、先に進むことになりました。次回はシンフォニア10番です。何だか、敗北感が半端ないです。

 あと、正直に「自分で録音聞いても、リズムの悪さとかが自分でわからない」と言ったところ、

「私がわかっているので大丈夫です。録音聞いて原因もわかりました!」

と返されましたが、本当に大丈夫なのだろうか。。。今後も先生の耳だけが頼りのレッスンが続きます。

モーツァルト/ピアノソナタ K.333 3楽章

 予想以上におとなのハノンとバッハで時間が押して、見てもらった時間は短め。バッハのショックの影響か1ページ目終わりで何だか弾けなくなってしまったので、いつものコロコロしたところを見てもらいました。

 右手に左手が合わせに行っているとのことで、左手主導に変える練習。まず、赤丸で囲んだ部分を左手の片手練習をすることで、きちんとリズムを把握。4分音符のところを十分に保って、8分音符は歯切れよく。それに右手を遅れてもいいので乗せていく感じで両手で弾きます。

 右手がまだ転んでいるので、ハノンのときと同じように手のひらを固くするように言われました。その状態で、第3関節から先の指だけのスタカートで徹底的に練習。私の場合、どうも2と3の指、3と4の指がくっついてしまうので、それが転ぶ原因だそうです。割と即効性があり、何度かやっているうちにだいぶ改善しました。

グリーグ/ホルベアの時代より プレリュード

 だいぶ時間がオーバーしましたが、グリーグも見てもらいました。1、2ページ目は前回よりだいぶ良くなったそうです。3ページ目ですが、今回のイケてないところとして、1つのアルペジオを左右の手で連携させて弾く部分を指摘されました。赤い部分の音が大きすぎるそうです。

 これは私の癖ですね。どうも左手は親指が絡むと音量をコントロールできません。後ろの音を上の方に抜くように弾く練習を何度もしたところで今回のレッスンは終了となりました。

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