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#3 レッスンの振り返り(2020年)

大人のハノン

 アルペジオの練習になってから本当に苦労しました。親指で弾くときに第1関節当たりで弾いてしまう癖があって、手首が下がって安定しないのがネック。あと、親指をくぐらせたら、すぐに和音をつかむ形ができていないと指摘を受けました。

 なので、アルペジオでなく、親指をくぐらせたら分散させない普通の和音で弾く練習を何度もしました。正直、消化不良でとりあえず先に進み、一通り終わったあとは、重音の練習に。

 重音も手首の使い方が重要みたいです。今までシーソーやスイッチみたいに指を交互にバタバタさせる弾き方でした。でも、重音は比較的、教えていただいとおり、指の力を抜きながらできるようになりました。そちらのほうがはるかに指が楽だったので。

 あと、タッチが弱いので、いわゆるハノン的な練習に戻りました。

「きれいなんですけど、もっと鍵盤の下半分を使うイメージで強めに弾いてください」

と何度も言われてしまい。。。 どうも鍵盤の上のほうで軽く弾く癖がついているみたいです。

 このほか、毎回3パターンのアクセント&リズム練習もきっちりやりました。特にアクセントがダメで、下に押さえつけて弾く癖がありました。これを逆の上方向に跳ね上がるイメージで弾くようにするのがなかなかできません。特にモーツァルトによく出てくる、短いスラーとスタカートの組み合わせのときに。。。これ、ほんと今でも課題です。

ステップ11 全調のアルペジオ

🎵変ホ長調/ハ短調 ~1/11
🎵変イ長調/ヘ短調 ~1/11
🎵変ニ長調/変ロ短調 ~1/18
🎵変ト長調/変ホ短調 ~2/8
🎵ロ長調/嬰ト短調 ~2/15
🎵ホ長調/嬰ハ短調 ~2/22
🎵イ長調/嬰へ短調 ~2/29
🎵ニ長調/ロ短調 ~3/7
🎵ト長調/ホ短調 ~3/21

ゆびのあそび④ 〈重音〉
🎵3度の重音~3/28
🎵3度の重音 ~4/4
---この間、緊急事態宣言でお休み---
🎵4度以上の重音 ~6/6

ステップ9 音階の準備
🎵◆2指の下を1指がくぐるトレーニング ~6/13
🎵◆3指の下を1指がくぐるトレーニング ~6/20
🎵◆4指の下を1指がくぐるトレーニング ~6/27
🎵◆オクターブのトレーニング(反行) ~7/4
🎵◆オクターブのトレーニング(並行) ~7/11

ステップ3 指をひろげるトレーニング(その1)
🎵1 ◆1-2、4-5をひろげるトレーニング ~7/18
🎵2 ◆1-2、1-3をひろげるトレーニング ~7/25
🎵3 ◆1-2、4-5をひろげるトレーニング ~8/1
🎵4 ◆1-2、4-5をひろげるトレーニング ~8/29

ステップ4 指をひろげるトレーニング
🎵5 ◆1-3をちぢめ、3、4、5の指をほぐすトレーニング ~9/4
🎵6 ◆1-3をちぢめ、3、4、5の指をほぐすトレーニング ~9/11
🎵7 ◆1-3、3-5をちぢめるトレーニング ~9/18

ステップ5 トリルのトレーニング(その1)
🎵8 ◆4-5のトリルのトレーニング ~9/25
🎵9 ◆5指のトリルのトレーニング ~10/2
🎵10 ◆2-3、3-4のトリルのトレーニング ~10/9

ステップ6 指をひろげるトレーニング(その2)
🎵11 ◆1-2、1-3をひろげるトレーニング ~10/16
🎵12 ◆1-5をひろげるトレーニング ~10/23
🎵13 ◆1-3、3-5をひろげるトレーニング ~10/30
🎵14 ◆5指をひろげるトレーニング ~11/6

ステップ7 トリルのトレーニング(その2)
🎵15 ◆2-3、3-4のトリルのトレーニング ~11/20
🎵16 ◆1-2、4-5のトリルのトレーニング ~11/27

ステップ8 5指のためのトレーニング
🎵17 ~12/4
🎵18 ~12/11
🎵19 ~12/18

バッハ/インヴェンション

 インヴェンションも後半戦。譜読み貯金は12番と15番だけで、残りはゼロから。苦手な曲は1カ月くらいかかるようになりました。苦労したのは6番。面白い曲で好きだったのですが、半拍ずつズレて追いかけっこするように弾く感覚に戸惑いました。

🎵インヴェンション 6番 ~1/11
🎵インヴェンション 2番 ~2/16
🎵インヴェンション 5番 ~3/21
🎵インヴェンション 9番 ~4/19
---この間、緊急事態宣言でお休み---
🎵インヴェンション 12番 ~6/6
🎵インヴェンション 7番 ~6/20
🎵インヴェンション 15番 ~7/4

バッハ/シンフォニア

 シンフォニアに入ったとき、先生からアドバイスされたのは、

①ソプラノ
②バス
③アルト
④ソプラノ+バス
⑤ソプラノ+アルト
⑥アルト+バス
⑦ソプラノ+アルト+バス

の順で練習すること。1番のときはそのようにやってみたのですが、非常に時間がかかる。。。大人にとって練習時間の捻出がつらい。あと、モチベーションの面でもツラい。

 で、次にやった4番は、ソプラノにつられて、なかなかテーマを目立たせて弾くことができなったこともあり、それ以降の曲では、先生に教えてもらった方法と違う、独自で考えた練習に切り替えました。

①まず、譜読みする前に譜面にテーマなどを色塗りして、構造を把握する。
②耳に残って釣られるので、ソプラノ単体を通しでは絶対に弾かない
テーマがあるフレーズだけを取り出して、集中的に分解練習をする。その場合もソプラノ単体では弾かない(バス単体、アルト単体はOK)。
④その後、普通に片手練習をして、両手練習。
⑤ある程度、フィンガリングが定着し、音が並ぶようになったら、必要に応じて、ソプラノ、アルト、バスの単体練習で各声部の横の流れをつかむ。

 色塗りは自分なりにルールを決めています。例えば、テーマは緑、テーマ(反行)は水色、ストレッタはオレンジ、ヘミオラや半音階進行など目立たせたいところはピンクなど。結構、楽しい作業でストレス解消になります。
※シンフォニアの楽譜作りについては以下の記事にも書きました。

 これでだいぶ、音が並ぶまでの時間を短縮できました。それでも14番は、後半のフィンガリングが複雑でかなり苦労し、時間がかかりました。。。
 先生自身は、

色を塗らなくても弾けるようになってほしい・・・

と不満のようです。初回など練習時間が足りなくてレッスンで全然弾けないときは、先生は「しょうがないなぁ」という感じで、例の①~⑦のオーソドックスな分解練習をさせます。そのときは、私も素直に先生に従って、分解練習してます。

 その場の練習で一応は上達するので、効果を認めていないわけではないのですけどね。でも、一人でやるには、やはりモチベが。。。

🎵シンフォニア 1番 ~7/25
🎵シンフォニア 4番 ~9/11
🎵シンフォニア 6番 ~9/25
🎵シンフォニア 13番 ~10/16
🎵シンフォニア 14番 ~11/20

習った曲(アラベスク1番、K475、K333、愛の小径)

ドビュッシー/アラベスク第1番
 年明けに気分を一新で次にさらう曲を決めることに。またもや先生に

「次はどんな曲を弾きたいですか?」

と問われたので、特に弾きたい曲が思いつかず、安易に「ドビュッシーとか・・・」と言ってしまったので、アラベスク 第1番をやることに。2拍3連のクロスリズムとかは比較的すんなり弾けるのですが、この曲はアルペジオのフレーズ処理とペダルの処理がポイント。フレーズって今まで意識したことがなかったなぁ。ペダルもガコンガコンとうるさいそうです。反省。。。

モーツァルト/K.475 幻想曲 ハ短調
 次は「ロマン派、印象派とやったので古典を。。。」ということで、先生ご提案のモーツァルトのK.475 幻想曲 ハ短調をやりました。モーツァルトの短調の曲は少ないらしく、イメージと違っていましたが、とても良い曲で気に入りました。11分超えの長い曲でも苦にならず。

 ただ、やはり難しい。本当に全音のピアノピースで難易度Bの曲なんだろうか。特にPiu Allegro のところは苦労しました。左手の2拍3連の部分で、焦ってしまって、音がごちゃっとしてしまいます。

 そして、夏にこの曲で約40年ぶりに大人の発表会に参加。大人の参加者がほぼ全員暗譜して参加していることに引け目を感じながら、楽譜を自分で譜めくりして頑張って弾きました(コロナ禍なので、先生は譜めくりできないルールです)。途中までうまく弾けていたのですが、最後のPrimo Tempoで派手に間違えて止まってしまい、悔いが残る結果となりました。。。

モーツァルト/K.333 ソナタ 13番 第1楽章、第2楽章
 
息子が初めてモーツァルトの本格的なソナタ(K.332)をやるということなので、 自分も引き続きK.333を習うことにしました。私からすると何ともモーツァルトらしいというか、愛らしい感じの曲のイメージなんですが、先生のイメージでは「渋い大人の男性」の曲なんだそうです。先生とは相性が悪そうです。。。

 8月から12月までかなり長い時間をかけて習っていたのですが、この曲もとても気に入りました。モーツァルトならではの短いスラーのフレーズ処理など、毎回ダメ出しされながらも、レッスンはまったく苦になりませんでした。ツェルニー替わりの練習曲として、今もピアノを練習するときは毎回、弾いています。

プーランク/愛の小径
 
冬のおさらい会用の曲として、K.333と並行して習いました。この曲は、「クラシックばかりではなく、歌謡曲みたいなのも弾いて」という妻からのリクエストがあり、悩みながら自分で選びました。クラシックに分類されていますが、ほぼシャンソンで、楽譜も歌と伴奏の3段譜でピアノ向けの曲ではありません。

 先生はこの曲を存じてなく、プーランクのピアノ曲として有名な「エディット・ピアフを讃えて」のほうを勧められましたが、難しそうなので、今回は「愛の小径」でいくことにしました。

 おさらい会はベートーヴェン・イヤーだったこともあり、参加者の半数以上がソナタを中心としたベートーヴェンの曲を弾き、ショパンを弾く人すら誰もいないという重厚なプログラム構成。そんな中で弾いた、思い切り軽妙なイメージの「愛の小径」は、かなり浮いていました。ほんとアウェー感が半端なかったです。

息子との連弾
 このほか、おさらい会では、息子と4年ぶりに連弾をしました。ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」(冒頭部分だけ)と、サン=サーンスの「動物の謝肉祭」第12曲「化石」です。

🎵ドビュッシー/アラベスク 第1番 1~3月
🎵モーツァルト/K.475 幻想曲 ハ短調 3~7月(夏の発表会で演奏
🎵モーツァルト/K.333 ソナタ 第13番 1楽章 8月~11月
🎵モーツァルト/K.333 ソナタ 第13番 2楽章 11月~12月
🎵プーランク/愛の小径 8~12月(冬のおさらい会で演奏
🎵ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」 12月(冬のおさらい会で演奏
🎵サン=サーンス/「動物の謝肉祭」より第12曲「化石」 12月(冬のおさらい会で演奏

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