#39 発表会直前のレッスン
リハーサルで撮影した自分の演奏を見直してみると、自分が想定していたよりはだいぶマシに聴こえました。
やはり、ホールのピアノの性能が段違いというか、軽く弾いていても音は綺麗に聴こえるし、右手のアルペジオに負けてしまいがちな左手メロディも、そんなに弾き方変えているわけではないのに、メロディが目立ってよく聴こえます。
ただ、私のfの弾き方が乱暴というか、その部分の音の汚さは目立ちましした。家や教室での録音だと、ピアノがあまり響かないせいか、気づかなかったのですが、ホールのグランドピアノだと底打ちのノイズが増幅されて、それはもう汚い。
あと、やはり、ppの音が問題。あまり小さくなっていないので、ppには聴こえません。
なので、今更全部は治すのは不可能なので、発表会直前レッスンの前に、以下のポイントだけに絞って、何度も練習しました。
1.「前奏曲」の出だしのfと最後のffの和音
→体全体で、ピアノをマッサージしているようなイメージで肩、二の腕、肘を使って弾くように意識しました。
2.「リゴードン」は、〆の両手オクターブの前のppの部分
→左手は音が抜けそうなくらい極力、音を絞る。
右手は音が抜けないように、鍵盤の中だけで弾くように指先に意識を集中
で、直前レッスンは、いつも1回通しておしまいの短いレッスンなのですが、先生に頼み込んで、自分が集中練習した部分を見てもらうことに。
前奏曲の最後のffとリゴードンのppは、
すごくよくなりました!
リハーサルをやった結果を活かせてますね。
と褒められました。しかし、相変わらず前奏曲の出だし部分は、うまくいきません。どうしても乱暴でうるさいというか、汚い。
私は拍も数えられないし、本当に出だしの部分をキチンと弾くことが苦手なんだということを再認識しました。
先生もその部分を集中的に、次の生徒がやってくるまでレッスン付き合ってくれましたが、いまいち手ごたえは感じられず。本番はいったいどうなることやら。
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