見出し画像

#67 おとなのハノンいきなり終了

前の記事で「おとなのハノンが4周目に突入」したことを書いたのですが、今回のレッスンを最後にもう見てもらわないことになりました。。。

曲を見る時間が減ってしまうし、時間がもったいないので、もうやめませんか?

と提案されました。
タッチの改善のためにおとなのハノンを見てもらっていると思っていた私は驚いてしまって、そのことについて確認してみると、

もう十分です。
あとは家でやっていただければよいです。

とのこと。もう十分なのに私が延々と続けているのに対し何も言わなかったのは、「レッスンの最初に指慣らしをしたいのかな」と思っていたからだそうです。

ピアノのタッチはまだまだ改良途上だと思っているし、私にとってはペースメーカーになっていたのですが、先生がやめたがっているのなら仕方がありません。おとなのハノンは終了することにしました。

先生はもともとハノン・ツェルニー不要派

これからは曲の中でテクニックを付けていきましょう!

そう。
先生はもともとピアノのテクニックは曲を弾きながら身に付ければよくて、ハノンやツェルニーは必ずしも必要ないことを以前から言っていました。

こういった話はほかでもよく聞くので、その通りなんだろうなとは思うのですが、私個人レベルでは、そういった経験・実感をしたことがあまりないかなぁ。

例えば、曲を練習していて弾けないところがあったとします。
取り出し練習をしてその部分を一生懸命を練習するのですが、なかなかうまく弾けません。

しかたなく諦めて放置し、別の曲の練習をしたら、弾けなかったところが弾けるようになっていた、そんな逆の経験ならよくあります。

ベートーヴェン/ソナタ10番 1楽章を弾いていたときもそう。以下の部分が指が転んでうまく弾けないので、その箇所の取り出し練習をしつこくやっていたのですが、一向に弾けるようにならない。

あきらめて放置したのですが、その代わりにツェルニー30番のNo.8、9、11あたりをレッスンで習っていたら、ベトソナの10番のその部分の練習をやっていないのに、いつの間にか弾けるようになっていました。

改めてツェルニー30番の威力に驚くとともに、曲からテクニックを得るのは実は非効率的なのでは? と疑問に思ってしまいます。

なので、先生にはっきりと「今まで曲の練習の中でテクニックを得られたという実感があまりないです」とはっきり告げると、先生は「それは私が悪かったです」と何が悪かったのかはよくわかりませんでしたが、何だか少ししょげていました。

ツェルニー30番 No.11

幸い、その後のツェルニー30番 No.11は、今までと違って先生、かなり熱心に時間をかけて教えてくれました。No.11特有の先頭に休符があるフレーズのリズム練習数パターン繰り返しは、感覚的に難しく、正直きつかったですが、その甲斐あって、No.11は合格。

こういったレッスン内容が続けば、ハノンがなくなった代わりにはなりそうです。

昨年はツェルニー30番、あまり進まなかったし。。。
おとなのハノンは3周はしたからいいけど、ツェルニー30番は何としても最後までレッスンを続けてもらわなければ、と改めて強く思いました。

バッハ/シンフォニア 9番

今回のダメ出し。以下の部分が3声に聴こえないそうです。

その部分で、①ソプラノ、②バス、③アルト、④ソプラノ+バス、⑤ソプラノ+アルト、⑥アルト+バスの分解練習をしながら、マーカーを付けた部分(スラーもついてる)を意識して、練習しなおしました。

私はよく、ストレッタみたいなテーマの一部分が各声部で連続しているところは、耳を作るためにその部分を追う練習、例えば、ソプラノ→バス→アルト等と次々とスイッチしながら弾くのですが、そういう練習は意味がないというか、よくないとダメ出しされました。

あくまで声部ごとの横の流れを意識して弾くべし、とのことです。

ベートーヴェン/ピアノソナタ 10番 2楽章

2楽章は初めて見てもらうのですが、弾いてみてどうも私、この曲にモチベーションがわいてきません。変奏曲はあまり好きじゃないし。

なので、先生に正直に告げると、

10番はこの2楽章がいちばん重要ですよ。10番やるのに、この曲を弾かないのは、本当はあまり意味がないというか。。。

とおっしゃるので、何とか先生の言葉でモチベーションを保てそうです。重要ということなら、好きでなくても課題として意識できるので。

ただ、あまり譜読みが進んでいなく、弾いたのは19小節のみ。

スタッカートを弾くとき、その後の音の響きをよく聴いて!

ということで、スタッカートの練習ばかりして、今回は終了となりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?