#30 ツェルニーはしばらくお休み(レッスン 6月 5回目)

 前回、前々回とホルベアだけやっていました。今回もそうかな、と思ったのですが、シンフォニア7番は見てもらうことに。ただし、ツェルニー30番は発表会が終わるまでしばらくお休みだそうです。ホルベアがツェルニー的な指の動きなのでしばらくそれで充分である、と。1か月ほど2番で止まっているのですが、さらにもう1か月止まることになりそうです。

 でも、自主練は勝手に進めていて、今やっているのは4番。1~4番までピアノに向かうときは必ずルーチンで弾いています。やはり、ツェルニーを弾いていると調子がよくなるので。

バッハ/シンフォニア 7番

 まだ、一度も7番を見ていませんよね?

 確かに7番をもらってから2週間経ちますが、先生が言うようにまだ見てもらっていません。一応、家での練習では最後まで音を当ててみましたが、譜読みできているのは半分ほど。7番はほかのシンフォニアに比べて難易度が高いというか、フィンガリングがかなりややこしいです。

 残り半分は、その場で止まったり、つっかえたりしながら、初見演奏に近い形でなんとか最後まで弾きました。そういう状態だったので、先生はいつものようにその場での分解練習の指示。まずはアルトだけ。その次、ソプラノ+バス。次にソプラノ+アルトと、しぶしぶ弾きました。

 私はシンフォニアでよく薦められるボトムアップ的な分解練習は、時間がかかるので好きではありません。この練習を経て最後に3声で弾いたときに、確実に横の声部の流れを意識して弾けるようになるのなら、いくらでもやるのですが、私がダメ耳なせいか、結局、そんなうまいことにはなりません。。。

 結局、3声で弾いたあとも必ず、各声部の分解練習に逆戻りして再確認することになるのです。

 ならば、テーマだけ意識しながら、最初から3声で複雑なフィンガリングを頭に叩きこみながら譜読み。そのあと、横の流れをつかむために、1声や2声の分解練習で確認したほうが、指使いも安定した段階で確認できて効率がよいと思っています。単純に順番の問題で、分解練習をバカにしているわけではありません。それに、早く両手で弾けるようにした方が、一番重要なモチベーションを高めることできるので。

 そして、今回、さらに分解練習を楽にするために、今更ではあるのですが、はじめから3段譜になっている楽譜も購入してみました。

 先生は「それ役に立つの?」といった感じで、私の話を疑わし気に聞いていましたが。。。まぁ、買って使ってみて「なくても何とかなるかな?」とは確かに思いましたが、1声練習や、2声練習で完全に左右の手で分離して弾いてみて音を耳で確認するのには、わかりやすくて役立つと思いました。

 しかし、この楽譜で3声で弾くのは、残念ながら多分私には一生できません(できれば、完全に3声をモノにしていると言えるのかも!)

 というわけで、シンフォニア7番はまだまだ時間がかかりそうです。

グリーグ/ホルベアの時代より~プレリュード

  私にとっての、「ホルベア~プレリュード」の最大の難関は、以下の左手の8度を超えるアルペジオが出てくる部分です。

ホルベア13

 まったく弾けなかった最初の頃に比べれば、徐々に指が動くようになってはきたのですが、それでもほかの部分よりもテンポが落ちてしまいます。

 なので、その場で4パターンのリズム練習をやりました。あと、赤丸を付けた部分のような最初の音は、よく言われることですが、下から上に弾くイメージで。先生のお手本では、時計回りに手を下方向→左方向→上方向→右方向へ回すように動かすように弾くそうです。

 一応、赤丸部分の最初の音を弾くだけなら私にもできて、先生にも「そうそう!」と言われるのですが、この弾き方だと左手が左方向に動いてしまうので、次の音で親指を思い切り伸ばすのが遅れてしまいます。

 先生のお手本をよ~く観察すると一瞬で回転させているので、左方向に回しているのではなく、右方向に動かしているように見えるんですよね。

 発表会までに間にあうか微妙ですが、練習あるのみです。

グリーグ/ホルベアの時代より~リゴードン

 Trioの部分が遅すぎます。ここはpoco meno mosso、「poco」ですよ。

 確かに遅すぎると言えば、遅すぎるのかも。ただ、私はほかの部分を上手い人が弾いているような速いテンポで弾けません。なので、ちょっと遅くしたくらいでTrioを弾いてもメリハリを出せないのです。

 あと、先生には怒られるかもしれませんが、自分の感性が、舞曲的に弾くのではなく、TrioをAir的に、歌曲的に弾きたいなぁ、と訴えてます。構成的にもプレリュードとリゴードンの「」2つの連続なので、明確に「」の部分を欲している、のでしょうね。

 でも、Trio部分もリゴードンという速い舞曲の一部なので、やはりセオリー的にはアカンのでしょう。でも、フレーズが明確に変わるところなど、間をたっぷり空けて、歌曲的にゆったり弾きたいなぁ。。。

 あと、先生からそろそろペダルを付けるように言われました。この曲はペダルを付ける部分が少なめですが、以下の部分とかは、ペダル必須ですよね。

リゴードン4

 で、この部分のpppからですが、rit.かけてffの直前で「思い切り間を空けたい!」と訴えたら、先生には「いいですよ!」と了承していただけました。

 先生とは感性の面で相性が悪いのですが※、この点に関しては意見が一致したので、うれしかったです。

(※例えば、先生は「ホルベア~プレリュード」は真夏のさわやかなイメージ、だから夏の発表会で弾かせたい! 一方、私はこの曲は真冬の冷たい綺麗な空気のイメージ、だから冬のおさらい会で弾いた方がいいんじゃね? といったように、感性が正反対のときが多いです💦。。。)

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