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#66 ベトソナ10番1楽章終了(レッスン2月 3回目)

レッスン行くと発表会の日程が決まっていました。子供の部は初夏に。息子はシューベルト/即興曲 Op.90-2を。先生に有名な曲を選んでもらってうらやましいかぎりです。大人の部は真夏ですが、私の場合、先生に頼んでも曲を選んでくれませんし、提案すらなしです。えらく対応が違います。。。ならば、好き勝手させていただきますか。まだ時間はあるけど、本当、何を弾こう。。。

ツェルニー30番 No.11

まず最初のダメ出しは、右手のフレーズがcresc.とともに走ってしまっていること。そして、それに合わせて6/8拍子の3拍目、6拍目の左手まで音が短くなっているので、忙しなく聴こえるそうです。

左手で拍子を取ることを意識して修正します。

左手でスケールを弾くところは、左手に気を取られすぎて、オクターブ以上離れた右手の跳躍の準備が直前になってしまい遅すぎるとのこと。先生に見てもらいながらゆっくり弾きなおして、右手を動かすタイミングを早めに修正します。

全般に十分速く弾けているけど、やはり左手に無理のないテンポでもう一度練習しなおすことになりました。

バッハ/シンフォニア 9番

キリストの受難を意味している曲なので、もっとテンポをゆっくり、重々しく弾くように言われました。私の弾き方はどうも軽く、あっさりしすぎみたいです。

基本は、メインの旋律(緑)は十字架背負ってずりずりと重々しく。対旋律(青)は大きすぎるので控えめに。赤の半音階進行は、悲劇的にもっと目立たせてとのこと。

しかし、私、短調の曲を仰々しく弾くのが苦手なんですよね。軽い感じの短調の曲ならまだよいのですが。

ベートーヴェンの短調の曲もそうですが、どうしても悲劇的表現が、ただのオーバーな演技・ポーズを無理やりやっているように見えてしまって。

メタ視点で冷めた気分になってしまい、だから「あー、くるしーよー、たいへんだーよー」と棒読みみたいな表現になるというか。。。

私のただの天邪鬼的な考えでしかないですが、本当の「悲しさ」「つらさ」「嘆き」「絶望」「寂寥感」といったマイナスなものは、長調のほうが自然に表現できると思っています。

そういうのを短調でストレートに表現するのが好きではなく、そういうのは長調の旋律にまとわせるもの、長調の旋律で匂わせるもの、醸すものだと思っているし、そういう曲が好きです。
プーランクの愛の小径や、グラズノフのパストラーレのように。。。

だからと言って、決して短調の曲は弾かないと言っているわけではなく、短調の曲の練習は必要不可欠だと思っているし、やりたいです。大根役者ですが、大げさな演技・ポーズで頑張りたいと思います!

このほかのダメ出しは、最後のところのアルトが旋律として捉えられてなく、和音として弾いているとのこと。ダメなところだけ取り出して、分解練習するのは好きなので、やり直します。

ベートーヴェン/ピアノソナタ 10番 1楽章

仕上げということで、先生に楽譜を手渡して、ペダルを付けて暗譜で弾きました。で、2回ほど、暗譜が落ちて、先生に楽譜見せてもらって復帰。

ひととおり弾き終わったあとの先生のコメントは、やはりこの曲はあまりペダルは必要なくて、ペダルを細かく踏んでいるところ(33~39小節など)がもたついて、2拍子ではなく4拍子に聴こえるので、かえってもったいないとのことです。

何だか消化不良ですが、先生も終わらせたがっているみたいなので、この曲はこれで終了。
次に何を弾くか先生はノー・アイデアみたいなので、ひとまず続けて2楽章を弾くことにします。

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