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#13 シンフォニア2番の同音連打を勘違いしていた

 前回のレッスンで撃沈したシンフォニア 2番。2週連続で同音連打の前音がスタッカートに聞こえてしまうのが治らなかったのが先生の心証的によくなかったみたいです。

※前回のレッスンはこちら。

子供と大人のレッスンで、楽譜の書き込みが大違い

 まずは現状の把握。先生が楽譜の同音連打部分にテヌートの記号を書き込んでくれたので、その通りに音を十分保って弾いていたつもりでした。それでも、自分では気づかないうちに、短くなってしまっていた、ということです。

 こういうときはあまりお行儀がよくありませんが、すでにシンフォニア 2番を合格している息子の楽譜をヒントにすることにしています。同じ先生に習っていることのメリットの1つですね。

 息子の楽譜はバッハや、特にモーツァルトがそうなのですが、鉛筆とカラーボールペンを使った先生の書き込みがたくさんあって非常に参考になるのです。逆に、私の楽譜は先生の書き込みはいつもほんの少しで、すごく寂しい。。。

 この違いを見せられるたびに、息子をうらやましく感じます。何でこんなに教え方が違うのだろう。。。

 「大人は伸びしろがないし、細かく教えてもしょうがないと思われて、手を抜かれている!?」と、先生に対して非常に失礼なことが頭に浮かびますが、実際は、

🎵大人は子供より理解力があるので口頭で言えば理解するはず

🎵大人は楽典とかも理解しているはずなので、音楽用語の解説は省く

🎵大人に対して、細かく、上から指示を出すのは気が引ける

(例えば、楽譜に「あわてない!」とか「メリハリをつけて!」など、言葉で指示を書き込むのは特に。。。)

というのが真実なのでしょう。

 まぁ、私も仕事とかでは、学生のインターンならともかく、大の大人に一から細々と指示するのは気が引けますし、理解できます。

 でも、本音は、先生にはもっといろいろ、たくさん書き込んでほしいなぁ、と思っています。愛のある指摘なら大歓迎!

テヌートではなくスラーが書いてあった

 横道にそれましたが本題に戻ります。同音連打のところに何かヒントはないかと自分と息子の楽譜を見比べてみて、あれっ!?て思いました。

 私の楽譜には先生はテヌートを書いたのに、息子の楽譜にはスラーが書いてあるのです。

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 テヌートって音を長く保ってもノン・レガートで弾くことと私は認識していました。でも、スラーならばノン・レガートはありえず、レガートで弾けってことですよね。

 そういえば、先生も「つなげて弾いてください」と口頭で言っていたような気がします。紛らわしいですが、要するにテヌートの意味でこの記号を使ったわけではなかったようです。

意外と難しい同音レガート

 しかし、レガートの同音連打ってどうすればいいんでしょうか。。。今の先生にも、小学生のときの先生にも具体的に習った記憶がありません

 ネットで調べると、ピアノの先生のブログがいろいろとひっかかり、中には「大人のピアノ再開組の残念な弾き方あるある」として、フレージングの処理や左右バランスなどとともに、「同音レガートができない。初心者みたいに前音をスタッカートで弾く」というのを紹介していてかなり凹みました。

 でも、文章で弾き方をていねいに解説している親切な先生もいるので助かりました。

 ポイントは私が苦手としている手首を使った弾き方ですね。打鍵後、指がキーに吸いついたような感じでキーから離さずに手首を上げ、キーが自動で上がってくるの指で感じながら、完全に上がりきる手前で、同じ指もしくは指を変えて再度打鍵する、と。

 ただ、タイミングがシビアで難しい。2回目の打鍵時にキーの戻りが少しでも足りないと家のピアノでは音がしません。

 実際、「アップライトピアノではレガートでの同音連打はできない」と書いてあるブログもあったのでこれまた凹みますが、レガートでつながって聞こえることもあるので、アップライトでも難しくはあっても不可能ではないと思います。何とか次回のレッスンまでにマスターして、合格を狙いたいと思います。

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