【発表会の曲】平吉毅州/真夜中の火祭は、動画で自主練習して仕上げる #121
もうじき開かれる初夏の発表会。今回、私は、シベリウス/カプリスの前に、平吉毅州/真夜中の火祭も弾きます。
Youtubeで検索するとすぐわかりますが、いずれも小学生がよく弾いている曲。決してナメてかかっているつもりはないのですが、小学校中学年以下の音楽性でも聴き映えする曲、音楽性というよりもスポーツ的な感覚で弾ける曲なのではという思いがあり、音楽的に何かが足りない自分でもマシに弾けるかもと密かに期待していました(結局、ナメているのかも。。。)
発表会で弾く曲なのにレッスンはしばらく受けないことに
で、先日、先生の前でひとまず、「真夜中の火祭」を弾いてみたのですが、先生からの最初の一言は、
とのこと。若くなくて悪かったですね。いや、ほんと失敬な人だな…という感想しか出てこないようなことを言ってきました。さらには、
とも言ってきました。いつもより難易度が低い曲といっても、頑張って譜読みしてきたんだけどな。。。何も初っ端から、やる気を思い切り削ぐようなことを言わなくてもいいのに。。。
そう思いながら無言でいると、不貞腐れてると思われたのか、「言うこと聞けないなら教えることはないですよ」と言ってきたので、先生もそう言っていることだし、今日はこれ以上レッスンは無理かなと思い、早々と諦めて黙って楽譜を閉じてレッスンを終了しようとすると、先生が慌てたように「ちょっとちょっと…」と引き留めてきました。
僕はなるべく楽譜の通りに弾こうとはしているんですけどね。ただ、現時点ではまだ楽譜通りにうまく弾けないだけで。そして、最終的にも楽譜通りに弾けないかもだけど。
下手なので、コンクールに入賞するような小学生のようにすぐに楽譜通りに弾けないんです。でも、ただ下手で楽譜通りに弾けないことが「失礼」だとか言われるほど、非難されることなんだろうか。。。
それと、僕は確かに先生の言うように最終的には楽譜通りには弾けないというか、弾こうとしないと思います。自分の技術力でも弾けるように、または自分の感性に従って、デュナーミクやアーティキュレーション、アゴーギクを少し改変すると思います。
でも、それってそんなに責められるようなことなんだろうか。
これ以上、話しても無駄だし、発表会で弾く曲だけど、ただ単に楽譜通りに弾けとだけいわれるくらいなら、別にレッスンしてもらわなくても自分で仕上げればいっか、と思えてきたので、カプリス同様、「この曲もしばらく寝かせましょう」と先生には告げて、結局、早々とレッスンを切り上げました。
Youtube公開している奇特な人の解説を参考に練習
かなりモチベーションが低下しましたが、だからと言って練習はサボりません。真夜中の火祭は、小学生が発表会やコンクールで弾く曲として人気なので、解説動画がたくさんアップされています。
早速動画をあさり、そんな中で今回参考にしたのはこれ。
カラフルなマーカーを使って解説してあって、すごくわかりやすいです。楽譜をしっかり読みこむというオーソドックスなやり方も重要なのでしょうが、このように色彩を使って手っ取り早く、視覚的にイメージをつかみやすくして説明するのも効果的だよなぁ、とつくづく思いました。
自分でも楽譜をコピーして、蛍光マーカーで塗っていき「そっくりの楽譜」を作成。マーカーを塗りながら、イメージを膨らませて楽譜を確認するのがとても楽しい作業でした!
そんなわけで楽譜に塗った「色」をイメージしながら音作りし、先生のレッスンを受けることなく、この曲の自主練習を続けていました。先生に下げられてしまったモチベーションも、Youtube動画のおかげで何とかUPさせていくことができました。ほんと公開してくれた人、大感謝です!。
そして先生の愛のないダメ出しから3か月ほど経ち、たっぷりレッスンで見てもらう時間があったはずなのに発表会が迫り、当日まで数回しかレッスン日がない状態に。
相変わらず私はカプリスも真夜中の火祭もレッスンに持ち出さないので、そんな状況に焦りを感じてきたのか、先生から
と要請が来ました。
先生のレッスンをまともに受けずに発表会に参加するのも「それはそれで面白いかも!」と思っていたので、一瞬拒否しようかと思いましたが、それも大人気ないなと思い、仕方なく弾くことに。
カラフルな楽譜を見て先生はギョッとしていました💣
一通り演奏した後、先生は一言「いいじゃないですか」と言っていましたが、私はYoutube動画の人の弾き方をコピーしただけなんですけどね。
ただ、動画の人と同様に楽譜には記載されていないウナ・コルダ、トレ・コルダを入れることにしましたが、踏んでいる長さはmpのゼクエンツ部分まで伸ばし、その後のクレッシェンドの途中でトレ・コルダして、極端に音量が変化するように弾き方を変えました。
この変わったソフトペダルの踏み方に関して、先生は何だか文句を言いたそうな雰囲気を出してましたが、それはスルー。
曲想についてはもう動画で十分なので先生には介入させず、あとはユニゾン部分の弾きづらいアーティキュレーションの練習の仕方を自分から質問し、先生にサポートしてもらいました。
案外、こういうレッスンもいいかもしれません!
林先生のところの東進ハイスクールとか、河合塾のマナビスとか、スタディサプリとかは、映像授業中心であとはサポート要員に授業について質問したり、スケジュール管理してもらうだけ。
映像授業ならダメ出しで傷つくことはないし、先生には、最初の譜読みの手伝いとか、上手く弾けないところ、細かいテクニックの練習方法とかを対面で教えてもらうだけで十分なのかもしれません。
ただ、今回はいい解説動画があったけど、自分の弾きたい曲すべてに解説動画があるかどうかがネックですよね~。
解説内容のクオリティも問題だし。
noteでもピアノの解説動画公開している先生はいるにはいるけど。。。
楽譜を提示しての視覚的な解説がなく、ただ自分で弾いて、ボソボソと長々とただしゃべっているだけの動画って、かなり視聴していてツラいんですよね。これじゃ売れないよ、と。
それに、音を聴くだけでそれを理解し、再現できてしまう人は、最初から音楽的な才能がある人なわけで。ちゃんと凡人向けに解説してもらわないと意味がない。。。
予備校の売れっ子カリスマ講師みたいにしゃべりが上手く、ビジュアル的で、素人でもよくわかるピアノ解説動画がたくさんあればいいのになぁ。。。
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