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#23 リゴードンかサラバンドか(レッスン 5月 3回目)

今週2回目のレッスン。前の高校生女子のレッスン(ドビュッシー/アラベスク1番)が長引いていたので、隣室のピアノで自主練習。地道な練習がちょっとつらくなっていたので、ホルベアの時代より~の別の曲を勝手にさらって弾いてみました。第5曲のリゴードンです。この曲、頭を空っぽにして黙々と弾けるので気分転換になって結構好きです。

ツェルニー30番 #1と#2

 今回はリズムパターンの練習はしないで、ひとまず通しで弾きました。先生の指摘は、左手のスタッカートのところを上から叩いて弾いているので、上向きに跳ねるように、と。

ツェルニー30-1

 あとは、先生がフレーズを歌うのに合わせて、強弱記号を意識して弾く練習をして、1番は合格になりました。そして、予想に反して、次は2番をやることに。またもや先生、方針転換です。

 最初のところをちょっとだけ弾いてみましたが、早速ダメ出し。左手の3連符を上から押さえつけて弾いているのがダメだそうです。やはり、私はことごとく基礎がなってないようです。。。

ツェルニー30-2

 これも上向きに弾くことを意識して練習することにします。

バッハ/シンフォニア11番

 前回の先生の不満は要するに3声に聴こえないということ。弾き分けられるようにするための王道の練習は、①ソプラノのみ、②バスのみ、③アルトのみ、④ソプラノとバス、⑤ソプラノとアルト、⑥アルトとバス、⑦3声全部の順番で練習することなんだけど、前回のレッスンから1日しか時間がないので、そんなことしている暇はない。

 先生はアルトとソプラノに着目していたから、要するにこの2パートが分離できてなくて、一緒くたのメロディーに聴こえるのでしょう。例えば、以下のように、ファーーレミーシドレーラシドー~と聴こえるんだと思う。自覚あり。。。

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 なので、この二つを分離して聴こえるように耳を作るために、フィンガリング無視で右手でソプラノ、左手はアルトの2声の曲として弾く練習をしました。そして、そのあと、今度はメロディーとして、ファーーミーーレーードーーレシーシミ、とソプラノが目立つように弾く練習をすると。

 レッスンでは、ソプラノを強調して弾くように言われたので、練習の成果を見せたところ、

だいぶ3声らしく聴こえるようになりました!

と言われました。あとは3か所フレーズの処理が甘いところを指摘されました(要するに音が大きくなって尻もちをついている)。あと、タイの後の音(下の赤丸)も大きくなってはダメと言われました。

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親指のコントロールがなっていないということですね。

 あと、なんと先生から次回ペダルを付けてくるように指示されました。ソプラノのメロディをなるべくつなげるためです。一応、先生がお手本を弾いてくれましたが、覚えきれません。いつものように、最初はなるべく全体的に踏むようにして後で先生に間引いてもらおうと思います。 

グリーグ/ホルベアの時代よりプレリュード

発表会ではもう1曲弾きましょうか。

 先生がうれしそうに声をかけてきました。レッスン前にリゴードンを弾いていたのを聴かれていたようです。もともと、もう1曲やるようなことを以前、先生が言っていたので、5曲全部試し弾きをしてみて、リゴードンがいちばん曲の全体像が理解しやすいというか、子供でもとっつきやすそうな曲に見えたので、自分でさらってみました。ただ、

でも、今やっているのが速い曲なので、もう1曲は遅い曲がいいかと思います。私はサラバンドが好きです。おすすめです!

とのこと。これは困った。なんてこったい。

 確かに第2曲サラバンドはゆっくりだし、短めなので練習しやすい面があるとは思います。そして、私も先生が好きだと言っている曲を選びたい

 しかし、私はこの曲がいちばん訳わからんというか、曲の全体像をとらえづらかったので、「これはないな」と思っていたのでした。同じゆっくりの曲を2番目に選ぶなら第4曲アリアだろう、と。でもアリアは難しそう。。。だから、トリオでゆっくりなところもある、リゴードンがいいかな、と。

 でも、先生が好きだと言っている曲を断るのもカドが立ちそうで何だし。。。結論は先送りにしてしばらく悩むことにします。

 で、レッスンは前回に引き続き、3、4ページ目を集中的に練習。拍を意識して弾くように指示されました。地道な練習がまだしばらく続きます。

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