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【シベリウス】カプリスのレッスンは一旦終了(先生は改心?したのか?!) #116

noteで記事書くのサボっていました。ピアノレッスンで「嫌だなぁ」と思うことが多いので。ダメ出し耐性がかなり弱まっているというのもあります。でも、やっぱり、不満を吐き出すために書いておこう。

発表会で演奏する曲として、シベリウス/カプリス(Op.24-3)をならっているのですが、何というか先生のダメ出しがキツイです。

例えば、和音の左右交互連打のところは、

音が汚い!
vc_archetさんのは子供がイヤイヤするような上から叩いているだけ。
こんな感じ(弾き真似をする)。

と、わざと子供がイヤイヤするような弾き真似をしてダメ出しします。両手で弾くアルペジオのところは、

最初の音が聴こえない。もっとテヌートに。
それと、もっとレガートに弾けないの?

と、ちょっとバカにした感じでダメ出し。右手だけで弾く32分音符の高速アルペジオのところは

音が鳴っていない!
音が抜けているんですが?!

とダメ出し。

私は別に練習をサボっているわけではなく、時間的には息子よりも長時間練習しています。そして毎週の練習成果については、自分なりに手ごたえを感じて、つまり前回より上達したことを実感してレッスンに臨んでいます。

しかし、先生はそんな私の努力など関心なし。まったくのムダな努力と言わんばかりに、まるで褒めることなく、何一つ改善していないかのように、毎回同じダメ出しをします。

ほかの曲でもそうなんですが、毎回毎回、そのことで傷つけられているし、ほんの少しでも上達したところ、出来ているところを指摘・褒めるということを何度お願いしてもしてくれないし、練習してもうまく出来ないという気持ちに寄り添って、励ますということもありません。

私が「できない」「弾けない」と言うときは、「弾けない現状に困っている」という意味なのですが、先生にとっては「やろうとしない」「拒絶している」というように受け取るみたいです。「つべこべ言わずにやれ!」ってことなんでしょうが、改善方法もわからずにただやってみても、できないものはできないのです。

私も先生の愛のないダメ出しに頭にきているので、はっきり不愉快であることを表明したり、反撃したりもします。

破門未遂以来、信頼関係もかなり揺らいでいるので、口答えしたことでいつ破門されても別にいいやと思っていることもあり、散々ダメ出しされたあげく最後に先生から月謝袋を差し出されたときに頭に血が上ったので「生徒の演奏をけなしてお金がもらえるっていい商売ですよね」と皮肉を言ってしまいました。

予想通り、先生はムッとして

だったらピアノ講師やってみたらどうですか?

と言ってきたので、それには「イヤです」とただ答えてスルー。先生から離れて、帰り支度を黙々としていると、先生は追いかけてきて

そういう風に思っていたんですね。

さぞ傷ついたように、さも心外そうに言ってきました。愛のないダメ出しで毎回傷ついているのは私なんですけどね。

なので、例えば英語の習い事では、いくら発音が悪かろうが「発音が汚い」などとは決して言わないこと、少しでもよくなったら大げさにホメるのが当たり前なことを説明してみました。

「英語はそうでしょうね」

と「ピアノ教室は違う」と先生は言いたいみたいですが、別に習い事に限らず、ビジネスの会合でも相手を最初から最後までただダメ出しだけして終わらせて帰らせるといった非建設的なことは、普通の大人はしません。これ以上話しても無駄なので、挨拶もそこそこにさっさと帰りました。

シベリウス/カプリスのレッスンの終了を決意

こんな毎回同じダメ出しをするだけのレッスンなんて、ダメ出しの言葉をICレコーダーに録音して無限リピートしているのと同じで心に響かないし無意味だなと思い、次のレッスンでは、自分の好きなようにカプリスを仕上げて一度弾いて、もうレッスンで見てもらうのはおしまいにしようと決心しました。

ただ、ダメ出しされたことについては、自分なりに改善します。先生の言ったとおりにはできないので、自分のできる範囲で工夫します。

先生はとにかくタッチを深く深くの一点張り。例えば、以下の和音の左右交互連打部分は上から叩いているとダメ出しされるので、赤い部分の直前の同音連打で思い切りrit.をかけて停滞させ、赤い部分でゆっくりと鍵盤に指を接触させた状態から音価を長く、伸ばして弾き、その後はテンポを戻し、鍵盤に指を付けたまま弱く速く連打。

フォルテでなくなって楽譜どおりではなく、正直ちょっと鬱陶しい弾き方なので嫌なのですが、これで少なくても叩いているとは言われないはず。

音が抜けているとダメ出しされる高速アルペジオですが、先生がバカの一つ覚えみたいに言い続ける深いタッチで弾くのは、私ではそもそも無理であると割り切ります。

速いパッセージは私が得意な浅いタッチで弾き続けることに。ただ下手すると音が抜けるのでペダルを併用。あの激重い鍵盤の教室のピアノでもペダルを踏むことで、速くそして軽いタッチでも何とか押し下げられるようになります。

そのほかテヌート指定があるところは、すべて勝手に音価を大げさに長くして弾くことにしました。これも鬱陶しい弾き方で嫌ですが仕方がありません。

そして今まではレッスンではまったくペダルを踏んでませんでしたが、自分なりに全体を通してペダルを踏んで曲を完成させます。先生は毎度のことながらいくら頼んでもペダルの指示をしてくれませんので、これはもう適当に踏めばいいや、と。

で、次のレッスンで「ダメ出ししたらコ○す!」という雰囲気を漂わせながら今まで踏んでいなかったペダルを踏みまくって、大げさで鬱陶しい弾き方で最後まで通したところ、それに怯えたのか、

よく弾けています。
明日が発表会でもいいくらいです。
今の段階で発表会の曲をここまで仕上げている生徒はいません。
崩れるといけないので、この曲は発表会の日時が近づくまで一度寝かせたらどうでしょうか。。。

と、先生の方から、いったん終了を言ってきました。私も最初からもうこの曲を先生に見てもらうのはいいや、と思っていたので素直に同意。この後、少し部分的な修正箇所を指摘されましたが、それも素直に受け入れました。

そう。
以前から何度も何度も何度も何度も何度もお願いしているように、「最初にまず褒める! そのあとダメ出し」というレッスンなら何の問題もなくスムースにことが運ぶよね。
別に本心で言っていなくてもかまわないのです。とにかくまず褒めるというアクションを先生が取ることが重要なので。

先生もやっと改心してダメ出しばかりのレッスンをやめてくれたのでしょうか。。。

いや、それはないな。
人はそんなに簡単には変わらない。
私は先生のことをまるで信用していないので。次回はどうせまたダメ出しばかりに逆戻りでしょう。
それでも「とにかく褒める」レッスンをしてくれることを私は毎度のレッスンで願っています。

ということで、次は発表会でカプリスの前に前座の曲として弾こうと思っている、そして破門未遂騒動のきっかけとなった「平吉毅州/真夜中の火祭り」をやることにします。

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