【ツェルニー30番】左右クロスの跳躍があるNo.27、跳躍のしかたをダメ出しされる #122
No.27は、アルベルティ・バスを弾く片手の両脇にある鍵盤を、もう片方の手をクロスさせて跳躍しながら弾く曲です。
例えば、以下の楽譜の赤い部分のように、右手を左手が乗り越えて弾く(またはその逆の)箇所が頻繁に出てきます。
移動距離が大きいので、楽譜をガン見状態ではなかなか弾けません。暗譜が必要になるので、暗譜するまで、および間違って覚えてしまった部分を修正するのにかかりました。
で、やっと楽譜を覚えて、通して弾けるようになったところで、いつもの先生のダメ出しです。先生がいうには、私の手の跳躍の仕方がダメなんだそうです。
正直、合格にしたいんだが、したくないんだかわかりません😿
この先生のいつもの言い方なのでもうあきらめていますが、「本当は合格じゃないけどね」と言われているようでモヤモヤします。
私の場合、跳躍している手でリズムを感じているというか、振り子運動のようにリズミカルに手が動いているんですね。それがダメだ、と。
音楽教育の導入期は、身体でリズムを感じて、リズムに合わせて身体を動かせるのがよいとされるイメージがあるのですが、ピアノの場合はそれは禁則事項で、毛嫌いする先生が多いようです。
ピアノ弾いているときに、手首でリズムを取るのはもちろん、頭を振ったり、足でトントンと拍打ちしたりするのはもってのほか。弾く前に拍を数えるのに膝打ちすることですらダメだとブログで書いているピアノの先生も見たことあります。
ダメな理由は演奏が不安定になり音に影響あるからだとか。逆に言えば、音への影響がなければ別によいような気がしますが、そういう場合でも見た目が悪いから、下手に見えるからダメなんだそうです。
ポップスのMVなどでは、あえて頭を振ってピアノ弾いている人なんてたくさんいるし、ビジュアル的にそのほうがよいからそういう演出していると思うんですけど。でも、クラシックの場合は真逆のイメージになる、と。
うーん、わかりません。個々人の感じ方次第なのでは?
ただ、先生に言われたからには、その場で修正しようとしました。しかし、今までリズムを感じて自然とそうなった動きに反して、瞬間的に手を跳躍させようとすると、それにつられてアルベルティバスを弾いている手が止まってしまいます。全然曲にならない。。。
これを矯正をするのは時間がかかりそうです。リズムに反した動きに矯正するわけですから。。。
虚ろな絶望的な目でひたすら何度も試行する私に対して、
先生が珍しく慰めの言葉をかけてくれているようです。しかし、テンペストはものすごく跳躍が忙しいので、必要に迫られて自然とそうなっているわけだし。移動時間に少し余裕がある曲で同じことするのは、感覚的に不自然な動きをさせるわけだから大変そう。。。
ひとまず合格にはなりましたけど、リズムに反して瞬間的に跳躍できるように練習というか、そういう訓練を続けたいと思います。
そういうわけでツェルニーもラスト3曲。次のNo.28は和音連打の曲ですね。
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