見出し画像

#94 リズムが激ムズ(ツェルニー30番 No.19)

ツェルニー30番 No.19を先生に見てもらったのですが、大変でした。。。

もともとバッハの曲では、装飾音を拍に合わせられず、拍の前に出して弾いてしまう癖がありました。何度も何度も直されたのですが、今一つ身体になじんでおらず、意識しないと拍に合わせて弾けません。

そんな私にとってNo.19は鬼門の曲です(まぁ、ほかも鬼門だらけと言えば鬼門だらけなのですが。。。)

青い線に合わせて(拍に合わせて)弾かなくてはならないのですが、最初に見てもらったときは、赤い線で合ってしまっているとダメ出し。

発表会前はツェルニーはしばらくお休みになっていたのですが、その間もかかさずメトロノームに合わせて十分時間をかけて練習して、発表会後自信をもって2回目のレッスンに臨んだのですが、

三拍目が合っていません。
左手をよく聴いてください。

と、再度ダメ出し。どうも、もともと3拍目を突っ込んで弾く癖があるのですが、そのため、3拍目が前に出てしまっているようです。ただ、かなり微妙なので、自分では、ズレている自覚がないので、困った。。。

3回目のレッスンでは、自宅から愛用のメトロノームを持ち込んで、教室のグランドピアノでツェルニーの事前練習をしてから、先生のレッスンに臨むことに。

休符だと感覚がわかりづらいので、16分休符部分の代わりに2音目と同じ音を16分音符に直して弾いて、徹底的に左手と拍を合わせて、32分音符部分のリズム感を身体に叩きこみます。

しかし、そこまでやったにもかかわらず、3回目もダメ出し。
先生も埒が明かないと思ったのか、テンポを徹底的に落として、先生の手拍子や声に合わせてその場で特訓。

もうわけわからない状態で、先生の言われるままの通り、その場で弾き続け、最後に先生のiPhoneに録音してもらって、

今のはリズムが合った演奏だと思います。
これを聴いて練習するように。

ということで、「これくらいで勘弁してやる」といった感じで長時間のNo.19のレッスンが終わり、先に進むことになりました。

先生は最後に「リズム通りに弾けた」といっていましたが、自分としてはいまいち、実感がありません。特に両手ユニゾンのところは、弾いていても果たしてリズムが合っているのか合っていないのか、最初は合っているように聴こえても弾いているうちによくわからなくなってしまう。。。

先生は、学生のころ部活でパーカッションをやっていたそうで、それもあってか、本当、リズムとか拍子感とかにきわめて厳しいです。

私もピアノではなく、ドラムとかやらないとリズム感が治らないのでしょうか。。。先生のように、絶対音感、もとい、絶対リズム感というものを持っている人が本当うらやましいです。
(先生はそんなものはない!誰も持っていない、と言っていましたが)

そういえば、よく参考にしているピアノ曲の難易度のサイトでも同じように、このNo.19は「ある意味激ムズ」と書いてありました。

あるピアニストの一生/ツェルニー30番

私の先生みたいな人はこんなの難しくないと思っているのでしょうが、同じように激ムズと判断している人もいて、ちょっとだけホッとします。

私の先生ももう少し、やってもできない気持ち練習しても弾けないツラさというものに共感というか、寄り添ってくれる気持ちがあると、毎度レッスンでそれほど気持ちが沈まずに済むのだけど。

とりあえず、No.19が終わってよかった。。。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?