製作日記20 二重調性?

今回は二重調性に挑戦してみました。

私は音楽理論を、「西洋音楽にどっぷりつかった我々の心理に関する体系」だと捉えています。

この辺の話をすると長くなるのと、まだまだ要領を得た説明ができないので、サウンドクエストさんの不定調性の所でも読んでみてください。

コード進行は、DM7→C#m7→F#m7なので、基本的にはDメジャースケールをひく「べき」なのですが、今回はその上でひたすらA♭のメジャースケールを弾いてます。

ずっと聞いてるとなんか爽やかな感じがしてくるのが不思議ですね。

ちなみに、上記のコード進行、つまりはDメジャースケールとA♭メジャースケールで同じ音が登場するのは、C#(D♭)とGの音の二つだけです。

逆に言えば、C#とGの音は、上記のコード進行の中で"安定"する音で、それ以外は基本的に不安定な音になります。

不安定→安定となるコード進行を"解決"と呼ぶのなら、不安定なトーンから安定したトーンへと移行するのも"解決"といってよいのでは?

そうすることで、アドリブ演奏において、演奏者が自由に解決を演出できるようになるのでは?

と考えて、やってみました。

ま、反骨の精神が根底にあるので、進行はあえて大人気Two of Us進行(をいじったやつ)を採用してます。

なんか自由な感じがしていいですね。


あ、演奏者の自由についても考えるべきことは実はいっぱいあると思うんですけどね。

ポストモダンだからね。

仕方ないね。






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