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【活用事例】小中学生のうちからVR打撃練習を”あたりまえ”に(野球塾Perfect Pitch and Swing)

VR打撃トレーニングサービス「V-BALLER」では、小中学生の活用事例が着々と増えてきています。今回は野球塾でのV-BALLER本格導入第1号、野球塾Perfect Pitch and Swingの長坂さんにお話を伺いました。

野球塾 Perfect Pitch and Swing 長坂 秀樹 さん

1. V-BALLERで”あたりまえ”の基準を上げたい

バッター向けのサービスが少ない中で出会った「V-BALLER」

ーV-BALLERに関心を持ったきっかけを教えてください。

長坂さん:世の中がどんどん新しくなる中で元々バーチャルの世界にも興味を持っており、「バーチャル×野球はいつ訪れるのかな」と期待していたところでV-BALLERを知りました。
ピッチャーでいうとRapsodoが出てきてから急に野球が変わったんです。ただ、バッター向けのそういったサービスはなかなか少ないなと感じていました。V-BALLERではVR上で球筋を見たり、繰り返し練習することで目を慣らしたりできることを知り、「あ!これは入れなきゃ!」と思いましたね。

野球塾に通う子供たち世代にとってはVRの世界があたりまえになっていく

ー野球塾としては全国初の本格導入です。導入の決め手となったポイントはありますか。

長坂さん:野球塾として、小中学生のうちから(野球の練習環境や取り組み方に対する)あたりまえの基準を上げていきたいと思っているんです。子供たちが中学・高校・大学と野球を続けて行く間にも最新技術がどんどん出てきて、きっとVRもあたりまえになっていくじゃないですか。それならば、うちの生徒にはいち早く使ってもらいたいと思ったのが導入を決めたポイントです。
今後、高校・大学に進んだ際に初めてVRに触れる人もいるかもしれません。そんな中でも、うちの生徒たちにとってはVRでトレーニングすることは”あたりまえ”であり、使い方も全部わかっているぞ!というくらいになってほしいですね。

レッスン前に早く来た生徒さんが交代でV-BALLERを利用

2. 野球塾におけるV-BALLER活用法

タイミングを合わせるトレーニング(小学生・中学生クラス)

長坂さん:小学生ではスイングのタイミングが上手く取れない子が多いので、V-BALLERで練習している様子をミラーリング画面(スマートフォンにVRで視聴している画面を投影する機能)で見ながらアドバイスをしています。学年が上がって中学生くらいになると、ある程度タイミングを合わせられるようになっていることがVRでも見て取れました。

バットとボールの対応する番号を見比べることでタイミングのずれを把握
タイミングが合わせられるとVR空間内でもヒット・ホームランが打てる

スイング時の視線のブレを把握する(小学生クラス)

長坂さん:小学生がV-BALLERをプレイする様子をミラーリング画面で見ていると、子供たちが意外とピッチャーを見れていないということがわかってきました。
正面のピッチャーを見なければいけないのに(右バッターの場合)ピッチャーのさらに右側の方に視線がいってしまっていたり、空振りした後すぐにレフトスタンドの方を見てしまっていたり。その場で「そっちじゃないよ!」と視線を修正してあげると「本当だ、こっちのほうが見やすいです」「チームでも同じことを言われるんですよね」という反応が返ってきます。
大人がやってみると、スイング前からスイング後までほとんどミラーリング画面がぶれないんですよ。でも、小学生はブレブレで打球すらも追えていない。かなり顕著に特徴が出るので面白いなと思いました。

スマートフォンでVR画面を投影しながらリアルタイムでアドバイス

長坂さん:視線についてはV-BALLERを使ったからこそ気が付くことができましたし、実際にアドバイスすることで改善されてきています。

【投手向け】自分の投球を打者目線でチェック(高校生・大学生クラス)

長坂さん:今後に向けては、投手が自分の投球をVR空間の打席で受けることで振り返りをする(※1)というニーズも出てきそうですね。自分の変化球とストレートがバッター目線で見た時にどれくらい違うのか、ということが実感としてわかれば納得度が増すでしょうし、投手自身からもっとこうしようというのが出てくると思います。カメラ映像で見るのと打席に立って見るのとではかなり違うので、V-BALLERでこれまで見られなかったものが見られるというのは良いですよね。

※1 : V-BALLERでは、投球映像と投球データがセットで取得できれば希望投手のVR化も可能です。(オプション対応となるため別途ご相談ください)

3. 小中学生にも重要な”選球眼”

ストライク見極めモード

長坂さん:中学生以上になると変化球が入ってきて、ボールをどこで見極めたか・反応したかが大事になってくるので、ストライク見極めモードが活用できそうです。打者はだいたい自分の中でストライク・ボールを判断する四角形を持っているはずで、その判断位置が可視化されるというのが良いですね。それがわかると、投手をやるときにも活かせると思います。

コース見極めモード

長坂さん:コース見極めモードは小学生向けにも活用できそうです。実際に野球塾では、打席に立った状態で近くから下投げでボールを投げてみて、どこのコースに来ていたかを当てさせる練習をすることがあります。そして、結構その認識がずれていたりするんですよね。こういった練習がV-BALLERによって1人でもできるようになる、投球の軌跡も見られるようになる、というのが良いなと思います。また、本来野球をするには場所が必要ですが、V-BALLERであれば自宅でリラックスした状態でも野球ができてしまいますもんね。

4. データで傾向や成長が可視化される

ダッシュボードでは得意・苦手の傾向が一目でわかる

長坂さん:ダッシュボードでは、コース別の得意苦手が見えるのが非常に良いですね。苦手なところが明確にデータで見えるということは、かなり大きいことだと思っています。
例えば右投げ左打ちのバッターは、右投手が投げるひざ元に落ちてくる変化球が見えない、打ちづらいとよく言うんですよね。そういった苦手意識があるバッターも、実際にデータとして傾向が見えることが練習に繋がり、さらに克服まで繋がっていくのではないかと思います。

5. まとめ

見学させていただいた小学生レッスンの様子

野球塾Perfect Pitch and Swing様では「あたりまえの基準を上げたい」「良いと思ったものはどんどん取り入れてハイブリッドにしていきたい」という思いから、積極的にV-BALLERをご活用いただいています。野球塾に通う小中学生はVR機器を使いこなすスピードが圧倒的に早く、そして楽しみながらプレイしてくれていたのが非常に印象的でした。

V-BALLERであれば、小中学生のうちからプロ野球トップレベルの投球を繰り返し体験し目を慣らしておくこともできてしまいます。VRでの打撃練習があたりまえになれば、150km/hの投球もタイミングを捉えて打ち返してしまうようなスーパー小学生が現れる時代が来るかもしれませんね!


今回の記事は以上です。

V-BALLERは日々アップデートしつつ前に進んでおりますので、これからの進化にもご期待ください!!

今後もV-BALLERに関する情報をnoteで発信していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

もう少し詳しく知りたい方は、是非V-BALLER公式HPもご確認ください。
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