#M38 TM NETWORK「Get Wild」

「Get Wild」って4/8の発売だったらしい。
全然、春の歌という印象はないですが、春の発売だったらしい。
1987年のときにリアルタイムに聴くはずもないのですが。

最新2024年版の新録バージョンは先日、YouTubeで公開されました!

「DEVOTION」あたりから続く世界観がこのミュージックビデオでも表れてますね。
また、30年前の「Nights of the Knife」のPVのように
過去のTMの映像が散りばめられていて
思わず「おお」と言ってしまいましたw

「Nights of the Knife」のときには入れようがなかった終了ライブやDECADE RUNの映像っぽいのもありました。

TMって長く走ってきたんだなって思います。
心はいつしかはじまりの場所に戻りたくなるものなのかって今ならわかる気もします(1999年のときはいまいちわからなかった)

さて初期の「Get Wild」と出会ったのはだいぶ遅い時期なんですよね。
以前も書いたとおり「一途な恋」でTMを知ったので
「Get Wild」も気づいていなかったんですよね。。。

中学生のときになぜか「CITY HUNTER」の再放送がやっていて
なんとなく観ていたら、エンディングテーマで流れてきたのが「Get Wild」でした。

映像とマッチしていて
「うわ、なにこのカッコイイ曲!」
とテレビの画面に釘付けになりました。

急いでレンタルしてみよう……と思ったのですが
近所のレンタルできるお店には原曲バージョンのあるアルバムがなかった!

「Get Wild」が収録されているアルバムで置かれていたのは……、

  • 「CLASSIX」

  • 「DRESS」

  • 「COLLOSEUM」

どれも原曲ではなかった。何なら「Get Wild'89」だったりする。
なぜか「Gift For Fanks」はなかった。。。

TMN終了ライブ直後の3人が「赤坂泰彦のミリオンナイツ」に出演したとき
「Get Wild」が流れるとこだったので
「やった! 録音しながら聴いててよかった!」
って思ったらウツ(だったかな?)が「Get Wild'89」って曲名を言ってしまい、
赤坂泰彦が「じゃ、'89にしましょうか?」とか言い出して
まさかの「'89」に変更になってしまい、またも録音できず。。。

いや「'89」が嫌いなわけじゃないですよ?
ただ、シングルは売ってないし、原曲が入ったアルバムも売ってないし
インターネットもないあの時代では
私の住む小さな町では解決できなかったんですよね。。。

そんなとき救いの手として発売されたのが
「TETSUYA KOMURO PRESENTS TMN BLACK」
でした!

これだぁ! と早速、私は買いました。
聴けました。
原曲の「Get Wild」……。
あの頃は繰り返し繰り返し聴きました。

同級生に貸したら返ってこなくなって
その後に「TIME CAPSULE」が発売されたので「BLACK」は役割を終えてしまいました。

いまでも歌詞をフルで暗記していて
「DECADE RUN」の歌詞だっていけるのですが
初めて聴いたときは、英語で何を言っているのかわからなくて
「CITY HUNTER」を録画して、紙に書き映して意味を調べてました。

It's your pain or my pain or somebody's pain

painを辞書で調べたら「苦痛」という記載があって

「それはあなたの苦痛、または私の苦痛、または誰かの苦痛です」

と訳してしまい「どんな意味だよ、この歌詞」と悩んだものでしたw
当時の英語力の無さが情けない。
その解決となったのは、小室みつ子さんの書いた「Simple Dreams」というエッセイで
みつ子さんが作詞した曲の何曲かが解説されていて
英語詞部分もみつ子さんの日本語訳が書かれていました。
「それは君の痛みかもしれない、僕の痛みかもしれない、誰かの痛みかもしれない」
みたいなことが書かれていて
「ああ、そうやって訳すのか!」
と衝撃を受けたものでした。

衝撃という意味では
RHYTHM REDバージョンを聴いた時の衝撃もすごかったですね。
「Get Wild」がハードロックになっちゃったんですから。
イントロからカッコイイですし、
間奏の小室哲哉のシンセは最高にカッコイイです。
大サビがあんなアレンジになるのもこのバージョンだけでしょう。


ああ、どんどんいろんな記憶を引き出してくれる「Get Wild」。
「DECADE RUN」の頃のこととか、「DOUBLE DECADE」の頃のことなんかもいろいろあるのですが終わらなくなるぐらいいろいろ記憶があるのでこの辺で一回やめておきますw

40周年となる2024年も新たなカタチでその姿を見せてくれます。
半生を共にしているんじゃっていうぐらい聴いてきました。
バージョンもありすぎですが
思い出深い一曲として変わることはありません。

ある意味、TMの3人より有名とも言える一曲、また10年後ぐらいに別のバージョンで聴いてみたいものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?