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ドイツでの家探しのやり方〜契約まで

はじめに

みなさんこんにちは!Ramawayです。
今日はドイツでの家探しのやり方についてご紹介したいと思います。

ドイツで今住宅価格が賃貸、分譲共に上がっていて、
家が探しにくいというのは元々知っていたので、日本から家探しを始めました。
なのでかれこれ4ヶ月くらい?探してましたね。長い長い、戦いでした。(笑)

私が実際にやってみて、失敗した経験や学びから、
家探しこんなふうにやったよ〜というのを皆さんにお伝えできると嬉しいです。少しでも参考になれば幸いです!

Youtubeでは、家探しエピソードと、日本と違ってビックリしたことをご紹介しているのでよろしければ一緒に見ていただけると嬉しいです。

概要

後々詳細はご紹介しますが、まずはこんな感じ。

  • 家探しにかかった時間

    • 約4ヶ月

  • 使ったサイト

    • WUNDERFLATS

      • 家具付きの物件のみ掲載

    • Spotahome

      • こちらも家具付き物件のみ掲載

    • ImmoScout24

      • 家具なし・家具付き両方載っている
        (家具なしの方が多い)


  • 家探しから契約までのポイント

1.内見を送るときのメッセージの文面に自分の情報たくさん載せる 

2ヶ月くらいやって全然返事が返ってこなくて気づきました。
自分が何者かをまず表明しないと、内見にも呼んでもらえないことを・・・

2.とにかく内見の依頼を送りまくる 

悲しいですが、基本お返事は返ってきません。
数打ちましょう。

3.契約書は熟読する 

日本みたいに間に入る会社がない分、無駄なお金を取られなくて済むのですがトラブルがあっても自分で対処しないといけません。

なんとなく日本でいる時と同じつもりだった!
とサインしてから言っても契約社会なドイツは絶対に非を認めないので、
疑問点は全て契約するときに解消させた方が後々のトラブルを防げると思います。

4.保険は入っておく

個人賠償責任保険と、家財保険は入っておいたほうが良いかなと思います。


STEP1 家を探す

家探しに利用したサイトは先にご紹介した2サイトのみです。
私は主にImmoscout24を使っていました。
最終的に契約した物件もImmoscout24で見つけた物件です。

このサイトは現地のドイツの方も家探しの時に使うようで、
一番ドイツでメジャーなサイトです。

日本でいうHOMESやSUUMOと同じで、
気に入った物件があればお気に入り登録ができたり、
いろいろな物件を条件検索できます。

メッセージ送信機能があり、
サイト内で大家や不動産屋とやり取りすることもできて、
内見の依頼も送れるのでとっても便利です。


もう一つのWUNDERFLATSは、
全部家具付きで契約まで全てネット上で完結できます。
自分で新たにインターネットや電気や水道などを契約する必要がなく
全て込み込みになっているので、これも人気です。

全てサービス上でおこなってくれるというメリットはありますが、
長く住むのであればちょっと割高かも。
値段が高いことがデメリットです。

Immoscout24の話に戻りますが、
とりあえず都心部の家が見つかりにくいエリアであれば、
有料会員になることをお勧めします

最短6か月契約で、月20ユーロくらいです。

Immoscout24 MieterPlus +
自分のプロフィール画面
  • 有料会員「MieterPlus +」のメリット

    • メッセージを送った際に自分のメッセージが優先的に表示されるようになる

    • プロフィール情報を充実させてポートフォリオを作ることができる

    • 「SCHUFA-BonitätsCheck」を無料で受けられる(信用調査みたいなもんです)

他にもメリットはありますが、大きいのはこの3つです。
供給より需要が圧倒的に多いドイツでは、
内見に辿り着くまでが難関なので、
ここさえ突破できれば安定した収入があれば
よっぽどのことがない限り断られないと思います。

なるべくプロフィールは100%埋めた方が良いです。
私たちはドイツに来たばかりで、
ドイツの銀行口座から給与明細を出すことができなかったので、
代わりに雇用契約書をアップロードしました。

プロフィール情報を充実させたら家探しをしましょう。

  • 検索時に役立つドイツ語

    • Wo:どこ

    • Ort:場所

    • Stadt:街の名前

    • PLZ:郵便番号

    • Wohnung:ンションやアパートの部屋

    • Haus:一軒家

    • Wohngemeinschaft:ルームシェア(略:WG)

    • möbliert:家具付き

    • unmöbliert:家具なし

    • Nebenkosten:管理費・共益費

    • Heizkosten:暖房費

    • in Nebenkosten enthalten:管理費に含まれる

    • nicht in Nebenkosten enthalten:管理費に含まない

    • Warmmiete:光熱費込み(略:WM)

    • Kaltmiete:光熱費なし(略:KM)

    • Gesamtmiete:光熱費込みの値段 WMと同義

    • Baujahr:築年数

    • Wesentliche Energieträger:主なエネルギー源

あとはDeepLがあればなんとかなります。


STEP2 内見のリクエストを送る

自分のプロフィールを一通り書き終わり、
気になる物件があったら早速メッセージを送ってみましょう。

相手が欲しい情報をメッセージの文面にも記載すると、
返事が返ってくる確率が高まりました


私は以下の情報を記載しました。

  • 自分の名前

  • 居住人数

  • 月収

  • 手取り金額

  • 家族の性格や特徴(静か、社交的、喫煙するかetc)

  • 自分の趣味

家族の性格や特徴、趣味を載せたのは人となりが分かったほうが
相手も人間なので興味持ってもらえるかなと感じたためです。
実際の例文はこんな感じです。
ドイツ語は完全翻訳機任せなので、適宜直して使っていただきたいです。

Hello!
Ich heiße 自分の名前.
Ich frage mich, ob es noch verfügbar ist?
Ich würde mich freuen, wenn ich das Zimmer sehen kann.
Ich bin vor kurzem aus Japan mit 自分の家族.
Ich bin ein 自分の職業, mein Bruttoeinkommen ist 月収 Euro für einen Monat.
Das Nettoeinkommen wird etwa 手取り金額 Euro betragen.
Wir sind ruhig, ordentlich, und Nichtraucher. (性格や喫煙有無)
Meine Hobby ist 趣味.

Bitte lassen Sie mich wissen,
ob das Zimmer verfügbar ist.

Vielen Dank!
自分の名前

----------
Hi there,
My name is 自分の名前.
I’m wondering if it’s still available?
I’ll be glad if I’m able to see the room.

I recently moved from Japan with 自分の家族.
I'm 自分の職業, my gross income is 月収 euros per month.
net income will be about 手取り金額 euros.
We are quiet, tidy, and non-smokers(性格や喫煙有無).
My hobby is 趣味.

Please let me know if the room is available.

Thank you
自分の名前

例文を作ったらあとはもうこれをテンプレートとしてバンバン送っていきます。何件かお返事が返ってきたら実際に内見してみましょう。


STEP3 契約する

契約書はドイツ語だと思いますが、
契約内容が分からないままサインしてしまうとトラブルの元なので、
事前に契約書をもらうようにしましょう。

DeepLを使えば、ファイルを丸ごと翻訳してくれます。
日本語と英語で翻訳して一通り読んであらかじめ質問内容をまとめておくと、当日サインするときにあたふたしなくて済みます。


STEP4 保険に入る

ドイツは保険社会です。
自分を守ってくれるのは保険です!!!
やみくもに入る必要はないと思いますが、
現地のドイツ人も入っている保険がこの2つです。

  • 個人賠償責任保険

    • 例えば共有エントランスのカギをなくしてしまった、とかそういったさいに全部屋のカギを変えることになり数千ユーロかかった、ということがドイツでは起きるようです。個人にかかる保障。

  • 家財保険

    • 自宅内のものの盗難や火災、水害などが起きた場合の家財保障。

保険もドイツの会社だとドイツ語でややこしいので、
私はFeatherというサービスを通して契約しました。
個人賠償責任保険も、家財保険も両方月5ユーロくらいのものを契約しています。

Featherのマイページ画面

Featherのいいところは、すべて英語対応可能なことです。
Feather自身が保険会社であるわけではなく、代理店のような感じで窓口を担ってくれてます。保険金額の請求もFeatherを通してできます。

UIも見やすくて、管理画面で一元管理できるのでとても気に入っています。
個人賠償責任保険、家財保険の他にも色々あって私は歯の保険もこれで担っています。

英語対応してくれるのはFeatherのほか、Lemonadeというサイトもあります。提供しているサービスはかなり似ているので、好みでいいかも。

ドイツで入ったほうがいい保険として別記事でまとめているので、詳細はこちら見て頂けると嬉しいです。


Q&A

SNSのフォロワーの方から実際にいただいた質問をまとめてみました。

Q1. 日系の不動産を利用しなかった理由は?

ずばり、仲介手数料が高いからです。(笑)
何社か連絡を取ってみたのですが、当時私たちの条件で、いい物件があまりなかったというのと契約時に仲介手数料が2か月分必要と言われ速攻辞めました。
ドイツでは、2015年6月1日に法律が改正され、「不動産屋の手数料は、不動産屋に仕事を頼んだ者が支払う。」となったので、物件情報サイトに載っている物件の仲介手数料は基本的に家主が支払うことになっています。なので物件情報サイトから見つけた物件を契約すれば、借主側が仲介手数料を負担することはないです。

日系の不動産が仲介手数料を取っている訳としてこんな感じです。
サイトに物件情報をあまり載せておらず、日本人から「物件を探してほしい」と言われてから色々物件情報を公開するというやり方をしているので、借主が不動産屋に仕事を頼んだというていになり、仲介手数料が借主負担になっているのかなと思います。

メリットはもちろんあって、すべてやり取りを日本語でやってくれますし、多分色々物件を探して提案もしてくれますし、契約時の不安なこととかも聞きやすくなると思うので仲介手数料を高いと取るかは人それぞれなのかなと思いますね。

私は高いと思ったのでやめました。

Q2. MixB掲示板って、どう?

日本で探していた時は、MixBに「家を探しています」という投稿をしてみたりもしてました。ただ、あまりいい物件がなかったのでこれも途中でやめました。
あと、ちょっと詐欺っぽいメールが来たりもしたのでおとなしく物件情報サイトで探した方が早いのかなあと思いやめました。
これから家探しをする方お気を付けください!!

  • これ詐欺かな?と疑ったほうがいいパターン

    • 明らかにその地域でその家賃は安い!という価格設定

    • 家主がドイツに住んでおらず海外在住

    • 内見の前に先にデポジット料金を請求してくる

すごく丁寧な日本語で書いてあって、メールアドレスのドメイン名も日本の方のお名前だったので、日本人もしくは日本語超ネイティブな外国人の仕業だったと思いますが、MixB経由でメールが届きました。
内見する前にデポジット料金を請求するというのは明らかな違法なので、これは100%詐欺です。


おわりに

いかがだったでしょうか?
これからドイツで家探しをする方の不安を少しでも解消する手伝いができていたらとてもうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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